「つり球(TVアニメ動画)」

総合得点
71.9
感想・評価
998
棚に入れた
4462
ランキング
1231
★★★★☆ 3.7 (998)
物語
3.6
作画
3.6
声優
3.6
音楽
3.7
キャラ
3.7

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

この話は釣れるのか

序盤 ええと

中盤 そういうものか

終盤 ええ

この話は江の島に東京から引っ越してきた男子高校生の話
ジャンルはコメディ・釣り
本当にただつりするだけです((嘘です。ちゃんとストーリーがあります。まぁファンタジーなんですけど。釣りでファンタジーってそうそうないですよねw
基本的に釣りを通した友人関係に焦点をあてたものとなっています。なので釣りの楽しさをというよりは(釣りの面白さも含まれていますが)、友達とはどういう存在か、という(哲学的なものではないですよ)ものでした。
内容です。序盤は導入なのですが主人公が非常にウザイです。ウザイというかおおげさすぎでしょ、というくらいコミュ障です。コミュニケーションをしようとすると怒ったような顔になりその場から逃げてしまう。はぁアホらし。中盤は良く分からない展開で正直戸惑いましたが、まぁ別に視聴を辞めるまでには至りませんでした。終盤ではむりやり終着させた感じでした。
全体的に意味の分からなく内容が薄く何が伝えたかったのか、わかりにくいという印象です。しかしなんらかの比喩を見つけ出すとしたらそれは「水」なのではないでしょうか
私は「水」を「人間関係における社会からの逃げ場」と捉えています。主人公は緊張や羞恥をすると水に飲み込まれいつの間にかその場から逃げ出しています。おそらく主人公はこの「水」のせいで自分は上手くしゃべれないのだと言い訳していたのでしょう。しかし、ハルと出会いナツキに釣りという水を利用して遊ぶ娯楽を教えてくれたおかげで彼は「水」に対するイメージが変わったと思うんです。「逃げ場」を上手く使いこなせるハルはその「水」をつかい人を「逃がす」ことができるのです。ではハルは一体何者なのでしょうか。「水」を上手く使いこなせ、「水」の重要さが周りよりも大きい人物、具体的に誰かまでは分かりませんが「全然社会の中で窒息死しなさそうな人」あたりじゃないでしょうか。もちろんハルだってずっと「水」の中にいるわけではありません。そして主人公たちも「水」がないと生きられません。しかし最低限の「水」しかとらなければいつかは壊れてしまいます。つまり両者はあったときからすでに互いに影響を与える存在なのです。人と仲良くなり互いに影響を与える存在というのは友人ではないでしょうか。友人というのは別に同じ性格、同じ人種、同じ生命体じゃなくても良いわけです。
ハルは社会の面白さ、主人公は「水」の心地よさを知ることがすべての人がシアワセになる過程なのではないでしょうか。私たちは程よく「釣り」をし「水」にふれあい「地上」を生きることで「生命体」らしい生活というものを実現できると私は信じています。

こんな長ったらしく話を書いてもパッと見わけのわからないストーリーなのでこのアニメ自体「釣れる」か分からないですけどねw

監督は中村健治さん。Cの監督をされた方だそうですね。この方はものすごくテーマが素晴らしいですね。外れなしです
シリーズ構成は大野敏哉さん。スイートプリキュアのシリーズ構成をされたそうです。
キャラデザ・総作監は高橋裕一さん。マクロスFのキャラデザをされた方ですね
劇伴は栗コーダーカルテットさん。あのピタゴラスイッチのOPを作曲した栗原正己さんが所属するグループですね
アニメ制作はA-1 Picturesさん。

作画は安定してましたが主人公のキャラデザがあまりすきじゃないです
opは加藤慎一さん作詞、山内総一郎さん作曲、フジファブリックさん歌唱の「徒然モノクローム」
edは草野正宗さん作詞曲、マウマウ 324Pさん編曲、さよならポニーテールさんの「空も飛べるはず」
声優さんは素晴らしかったです。特に内山昂輝さんと杉田智和さんが(単純に好きなだけですが)


総合評価 暇ならみてもいい程度。考えてみて欲しい

投稿 : 2020/07/30
閲覧 : 256
サンキュー:

11

つり球のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
つり球のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

ハウトゥーバトルが他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ