「機動警察パトレイバー 初期(OVA)」

総合得点
70.3
感想・評価
168
棚に入れた
892
ランキング
1550
★★★★☆ 3.8 (168)
物語
3.9
作画
3.6
声優
3.9
音楽
3.6
キャラ
4.0

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カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

遊びはあるが,無駄が無い約210分

2020/05/20 投稿
2021/02/11 加筆

昭和の終から平成の頭にかけての作品です。平成元年6月25日にOVA最終巻がリリースされているそうなので,制作時期を考えればほとんど昭和の作品!

約30分の7話1話あたりの時間は通常のテレビ番組よりちょっとだけ長いものの1クールの半分強のたったの7話!無駄が無いです。遊びはあるけど,パトレイバーという作品世界構築上意味のある遊びといったらいいか?

1話 作品世界の設定・雰囲気と登場人物紹介

2話 キャラがそろい,テンプレ(パロディーというべきか)の時限爆弾解除

3話 ゴジラのパロディーというべきか,押井作品には欠かせないともw

4話 「Lの悲劇」悲劇4部作っぽいタイトル付けつつ,合宿モノ

5話・6話「二課の一番長い日」
シリーズの山場。しびれます!!
あえて言うなら劇場版2の原作wさらに言うとNext Generationの劇場版の原作とも言えるwうる星の「みじめ愛とさすらいの母」→「ビューティフル・ドリーマー」みたいな感じ。

7話 ライブのアンコール的な位置づけ?「二課の一番長い日」のテンションを維持して硬派な内容 7話のみ監督:吉永尚之

前半4話で日常的な世界観やキャラクターを作り上げておいての後半3話での重厚な展開,いやお見事!

最大の弱点はやはり今見ると絵的にはやっぱり厳しい・・・慣れてくるけど
でも画面の両端が余っているのはなかなか慣れないのでその分評価マイナスです。

2021/02/01 ミャンマーでクーデター発生

これに関連して、市民の軍への抗議デモが起こりそれを警察が取り締まるニュースを連日目にしています。

自分はこの流れにものすごい違和感を覚えて仕方がないです。

なぜ違和感を覚えるのか、やっと気がつきました。自分は違法なクーデターに対して警察は毅然と立ち向かうものだという刷り込みがされていたのです。そう!この起動警察パトレイバーというアニメによって!
しかし、現実のミャンマーには特車二課は無く、後藤も南雲もいないのです。あるいはいたとしても軍に対抗するできるイングラムが無いのかもしれません。平時に事を起こすべく周到に準備をしていた軍に対して、日々の業務に忙殺されている警察は事後に対応するしかなく詰んでるのかもしれません。

などと思っていたら、2021/02/10付けで、抗議デモに制服警官が参加しているという報道もあり、ミャンマー警察も捨てたものではないなと思ったりしています。

事態が泥沼化せず、早期に終息することを願っています。

投稿 : 2021/02/11
閲覧 : 303
サンキュー:

13

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