「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!(アニメ映画)」

総合得点
72.2
感想・評価
535
棚に入れた
3096
ランキング
1152
★★★★★ 4.1 (535)
物語
3.9
作画
4.2
声優
4.1
音楽
4.3
キャラ
4.2

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森可成 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

星野源はかく語りき

夢を題材にした曲の中で
こんなに夢と人間の関係において
正直に嘘をついてなくて真摯な歌詞は
ほかにないなと、
この歌詞の中では夢と自分が対等だなと。
 
夢は叶うとか叶わないとか
歌うときは必ず自分が下にいて夢を見上げている、
果てしない遠くに夢があってそれを追いかけている。
でもこの歌詞は自分が主体。
自分がどうしたいかの証が夢なんだ、
自分があって夢が生まれる。
この歌詞を初めて聞いたとき、
こんな歌詞があるのかと。素晴らしいなと。


これは劇場版アイマスである本作
「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」の
主題歌「M@STERPIECE」についての言葉です。

星野さんは小野坂昌也さんのラジオを聞いていた
なんて人ですから、アニメにも造詣が深いです。
普通のタレントがピックアップしない曲を
ラジオでかける事に定評があり、
この曲もラジオで紹介されました。

  夢を初めて願って
  今日までどの位経っただろう
  ずっと一日ずつ繋げよう
  夢は自分を叶えるために
  生まれた証だから

歌詞の、この部分が星野さんの琴線に触れまくったそうです。
曲調も好きだ、とのこと。
この曲を劇場で聞いたとき泣いた、とも仰ってました。

わかりみが深い!!!

「M@STERPIECE」の歌詞は
正にアイマスにおけるアイドル像
そのもの。

本作にも
「未来は今日の延長」
というフレーズが出てきますが、
夢とか未来とかを、
憧れで終わらせない、
シニカルにも見ない、
真摯な姿勢が、アイマスが
素晴らしいところなのです。


本作はアニメ版から話が繋がり、
初のアリーナライブに向けて奮闘する姿を
描く内容になっています。

アニメ版はシリアスな回はそこまで多くなかったですが、
(だからこそ20話の神回ぶりが際立ったとも言える)
劇場版は結構シリアスに比重がかかってます。

アイマスはただアイドルが
ニコニコするだけの作品ではなく、
苦しみながらも皆で一緒に
乗り越え成長していく話ですから
それを短い尺で表現するには
シリアスに比重がかかるのは仕方ないっすわ。

ライブシーンの作画、構図、音響は
最早言葉がでません。

「M@STERPIECE」のライブシーン。
これを超えるライブシーンは
今後のアニメで、はたして出てくるのだろうか。

大サビでの変態構図と変態作画。
キャッチーな曲にエモエモ歌詞。
銀テが舞い、ピヨが泣く。

そりゃ星野さん泣くわ、
アイマスPの涙腺はガバいんですから。

そしてこれを超えるエモさを現実のステージで
表現してしまう、765プロェ。

こんな感じでつい熱くなってしまう作品です。
私が一番映画館で見たアニメなのでね・・・

ふ、ふたけたはいってないよ・・・

投稿 : 2020/06/13
閲覧 : 394
サンキュー:

8

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