「リズと青い鳥(アニメ映画)」

総合得点
85.6
感想・評価
539
棚に入れた
2265
ランキング
226
★★★★★ 4.1 (539)
物語
4.0
作画
4.3
声優
4.0
音楽
4.2
キャラ
4.1

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ネタバレ

はく さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良い意味で騙された

 個人的には今までの映画の中でもかなり面白かったと思います。
まずはやはり作画の違いに驚きました。最初、ユーフォニアムの映画だと気づかなかったです。
本編の作画の希美、みぞれも良いですが今回の作画はこの『リズと青い鳥』に合っていて良いなと思いました。私は『リズと青い鳥』に関してはこの作画で正解だったと思います。

言葉で説明するのは難しいのですが
ユーフォニアム本編の方は色が濃くどっしりとしたような作画。
《部活動での熱い青春》《全国大会出場を目指す》みたいなそのようなものが伝わってきます。

『リズと青い鳥』の方は鮮やかな薄い色で淡く切ない作画。
《片想いの恋愛(もうこれは百合の恋愛だよね!)》《『リズと青い鳥』の切ない物語》《希美とみぞれのすれ違い》この辺を訴えるにはすごくしっくりくる作画でした。

部活動を通した全国大会出場を目指す友情の青春と、部活動関係なく抱いていた友情・恋愛の青春、これは全く別のものだと思います。なのでそこの作画の使い分けがとても好きでした。

 この映画には2度騙されました(良い意味で)
1,フルートのエースと言われていて友達も多くて全て上手くいってそうな希美が実は進路が決まっていなかったり、のぞみの足を引っ張ってしまっていたこと。
2.リズがみぞれで青い鳥が希美だと思っていたら実は逆だったこと。
映画を観ていて(そうだったのか!)と思わされました。そこがこの映画の面白さでもありますね。

 よくある描写かなと思うのですが
上手くいっているように見えて→だんだん違和感を出す→実は上手くいっていなかった
という方法。ただ、この作品は少し違ったように感じました。
希美の違和感をじわじわと出していくのですがその違和感も一瞬の表情のみで、しかも回収がなかなか来ないので(あれ、勘違いだったかな?)と思わせられました。
でも確かに違和感はあるしこのまま終わるわけがない、やはり最後の最後で回収されました。
これもやっぱりうまいなあと感じました。上映時間1時間31分をうまくいっぱいに使ってるなと感じました。

 本当に素敵な作品でした。吹奏楽アニメならではの音や、細かい作画の動きなど劇場で観れてよかったです!


私のブログ(http://sonoaniblog.livedoor.biz/archives/25281151.html)より一部抜粋して書きました。(無いと思いますけど同じ内容じゃん!って思われないように一応記載しておきます)

投稿 : 2020/06/25
閲覧 : 214
サンキュー:

8

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