「涼宮ハルヒの消失(アニメ映画)」

総合得点
92.3
感想・評価
5189
棚に入れた
22960
ランキング
23
★★★★★ 4.2 (5189)
物語
4.4
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.0
キャラ
4.3

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ネタバレ

ねっち さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

〇〇の憂鬱

今作は完全続編なので本編を見てからどうぞ。
久しぶりに見返しましたがストーリー構成や演出がズバ抜けてました。今作のプロローグは今まで見て来た中でも屈指の興味を惹く、そそるようなプロローグだったと思います。始まりはやはり涼宮ハルヒの憂鬱の代名詞ともいえるキョンの語りから始まるのですが台詞回しのセンスがすごくよくてツッコミを入れるたびクスクスと笑っていました。そんないつも通りの涼宮ハルヒの憂鬱を見せられてからの異変。今回のタイトルにもなっている涼宮ハルヒの消失です。ここから数十分間は衝撃の連続で鳥肌が止まりませんでした。そして今作を語る上で絶対に外せないのはヒロイン長門有希の存在です。これは「涼宮ハルヒの消失」もとい「長門有希の憂鬱」なのです。涼宮ハルヒの憂鬱本編で散々描かれたエンドレスエイトなどの長門有希に対する負荷やSOS団との交流を経て長門有希に感情が芽生えたことで彼女の手によって世界の改変が行われたのです。世界の軸を戻すため長門有希にキョンたちが仕掛けるところで朝倉涼子が狂乱するシーンのスローモーションは正直震えました。全体的に暗めの演出で進めていってからのあの画面全体に血を飛び散らせての演出は京アニにしかできない技だと思います。そして今作はキョンの決断というものが大きく関わって来ます。涼宮ハルヒの憂鬱では基本的に涼宮ハルヒに振り回され、キョンの自発的な行動は少ないように感じましたが今作ではキョン自身が自分をしっかりと見つめ直し自分の感情を爆発させます。今作では2つの世界線がありその両方で長門有希はキョンに「ありがとう」と伝えるのですが、それがほんとうに良かった。エンディング後のシーンまで目が離せない大傑作でした。

100/100点

投稿 : 2021/02/25
閲覧 : 283
サンキュー:

10

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