「空の境界 第三章 痛覚残留[ツウカクザンリュウ](アニメ映画)」

総合得点
74.8
感想・評価
732
棚に入れた
4250
ランキング
864
★★★★★ 4.1 (732)
物語
4.0
作画
4.3
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.1

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一章、二章に比較するとわかりやすい回でした

空の境界 第三章。
物語の紹介を含んだ一章、アウトラインを描いた二章に比較すると、非常にわかりやすい回でした。
ただ、ストーリーの凄惨さでいうと最も強く、残酷というよりも悲惨な内容と感じました。

本章では、浅上藤乃という少女が登場します。
彼女は感覚を消失していて、何をされても無感覚という状態。
そんな彼女が、若者の集団に強姦されているという衝撃的なシーンから始まります。
何をされても反応をしない彼女にしびれを切らした1人が、金属バットで背中を強打し、刃物で腹を切りつけようとする、が。
時が変わって、人体がねじ切られたように殺されている、猟奇殺人事件が発生する。
被害者は藤乃を暴行していたグループのメンバーで、犯人である藤乃を保護、または殺害して欲しいという依頼が蒼崎橙子の元に入る。
両儀式は、同族嫌悪から彼女を探し出すという展開。
後半、式と藤乃の戦闘シーンがあるのですが、物事をねじ曲げる力を持った藤乃と、とても人と思えない動きをしながらナイフ一つで飛びかかる式の戦闘は凄い迫力でした。
とても少女ふたりの戦いと思えないくらい、肉が抉れ血が迸り刃が宙を舞う、物質的なシーンでした。

また、人が殺されて血が噴出するのは空の境界ではお馴染みの場面ですが、本作では人が生きたままねじれ悲鳴が上がるなど、表現が直接的でわかりやすいです。
序盤は、殺された側も殺されて仕方ない部分があるということもあり、三章は非常にとっつきやすい作品だと思いました。
最後に発動した藤乃の本気の力も、劇場で見ると凄かったんじゃないかなと思います。
エロ・グロ・バイオレンスが揃った、エンターテイメント性に富んだ作品だったんじゃないかなと思いました。

投稿 : 2020/07/13
閲覧 : 271
サンキュー:

6

空の境界 第三章 痛覚残留[ツウカクザンリュウ]のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
空の境界 第三章 痛覚残留[ツウカクザンリュウ]のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

二足歩行したくないが他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ