「とある魔術の禁書目録[インデックス] Ⅲ 第3期(TVアニメ動画)」

総合得点
74.4
感想・評価
643
棚に入れた
3078
ランキング
891
★★★★☆ 3.4 (643)
物語
3.1
作画
3.4
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.5

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

3人の主人公

 原作は未読。
 本シリーズは1期の頃から良く言えばスピーディー、悪く言えばせわしない印象があったが、
本作はそれが顕著になった感じ。
 これはロシア編をゴールとして、そこから逆算して構成していったため、より詰め込み状態に
なったためかなと思ったり。で、細かい部分は削られてしまったのか、話の詳細が判りづらく
なってしまったように思える。
 本作はこれまで以上に舞台が世界各地に広がり、多くの陣営が複雑に絡み合う展開だっただけに、
むしろ今まで以上に丁寧にやって欲しかったんだけど。

 元々、数多くのキャラ、加えてキャラの属する団体、組織、グループなども多岐に渡るため、
群像劇的色合いが強いシリーズだが、それでも上条 当麻を主軸とする図式は維持していたのに
対して、本作に限って言えば上条、一方通行、浜面 仕上という3人の主人公が存在する作りに
なっており、群像劇的と言うより本当の群像劇になったような感じ。
 この3人の主人公が時折接触を持ちつつ、それぞれの別々で行動しつつ、最終的にロシアに
集まっていくという流れはなかなか良く、この構成を見るに本作なりの締めを考えるなら
ロシア編をゴールにせざるを得なかったんだろうなというのも理解できる。
 この3人の主人公だが、上条はインデックス、一方通行はラストオーダー、浜面は滝壺 理后と
いった具合にいずれも近しい者を救うのが行動原理になっているところが面白い。

 「科学と魔術が交差するとき物語は始まる」と言いつつ、1期などは科学サイドと魔術サイドが
別々の状態で事象が描かれており、2期になってから次第に交差してきた感があったが、本作では
いよいよ本格的に交わってきたようで、「本シリーズの特性が生きてくるのは
これからなのかな?。」という感じ。
 魔術に関しては、その原理が宗教や神話を土台にしたものが多く、この設定が個人的には結構
面白かったりする。
 まあ他作品のあまり細かい設定がなく「そういうもの」で終わらせちゃう作品もそれはそれで
好きだったりするけど。

 ヒロインに関しては本作のみに限っては五和が正ヒロインといった印象。
 彼女に関しては1期の頃から登場していたが、その頃は印象としてはモブプラスアルファ
ぐらいだったので、本作においてえらく出世?した感が。
 キャストである茅野 愛衣氏も1期の頃は「誰それ?」みたいな感じだっただけに、なんか感慨
深いものがある。

2020/07/31

投稿 : 2020/07/31
閲覧 : 275
サンキュー:

7

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