「COWBOY BEBOP - カウボーイビバップ(TVアニメ動画)」

総合得点
92.2
感想・評価
3196
棚に入れた
15400
ランキング
24
★★★★★ 4.2 (3196)
物語
4.1
作画
4.0
声優
4.2
音楽
4.3
キャラ
4.2

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はいじ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これを超えるアニメは多分ない

個人的には、これを超えるアニメはほぼないと思っている。

シナリオ、世界観、情景すべてを取ってもセンスの塊といっていい。

音楽も勿論素晴らしいし、タイトルや随所にジャズやロックの曲名やウンチクを挟んでくるところなど、スタッフのこだわりをビシビシと感じてはいるのだが、音楽担当が菅野よう子というので何となく。。作曲家として超一流なのは周知の事実だが、どうも個人的にパクリが上手いイメージがあるので。

このアニメの一番の良さはテンポの良さと、巧妙なセリフ回しだと思う。

話は大半が一話完結のオムニバスストーリーだが、どれも映画一本分くらいの濃さがある。

どこかで聞いたセリフ、映画ファンなら思わずクスりとしてしまう、パクリと言えばパクリなのだが、それをオリジナリティにまで昇華し、新しくしてしまうセンスは絶妙。

残念な点を言えばメインストーリーと言える主人公のスパイクの物語が、一番物足りないということだろうか?
一番シリアスでハードボイルドなのだが、このアニメの魅力はウィットに富んだセリフと緩さなので、それがないハードボイルドすぎるシナリオに少し蝕腸気味なのかもしれない。

ともあれ人それぞれ好きな名シーンが必ずある、そんな懐の広いアニメは今後も生まれないんじゃないか?そう思わせるだけの魅力がある。

追伸:
このアニメを語るのに忘れてはならないのは、幻の13話。
一般的にいう総集編なのだが、このアニメの総集編は、総集編であって総集編ではない。
描かれる絵はすべて、背景場面のみ。
そこにテーマに合わせたセリフをキャラ達に語らせるだけ。

ヴィム・ベンダースの映画「東京画」を思わせるような、アニメの枠を超えた一級品のドキュメンタリー?ともいえる。

投稿 : 2020/08/21
閲覧 : 305
サンキュー:

9

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