「魔法科高校の劣等生(TVアニメ動画)」

総合得点
85.1
感想・評価
4563
棚に入れた
23438
ランキング
247
★★★★☆ 3.8 (4563)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.8

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でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

既存のものさしでは測れないもの

この物語は、魔法科高校の劣等生として入学した司波達也が最初は多くの者から軽蔑されつつも、いつの間にか魔法科高校の全ての者から尊敬されるようになる物語です。

こう書くと、達也が地道な努力型の人間だと思われますが、そうではありません。
達也は天才です。ですが彼の能力は、魔法科高校のものさしでは測ることができないものでした。

彼は、相手が使う魔法の軌道式を瞬時に読み解きます。こんなことができる人間は今まで誰もいなかったため、その能力は全く評価されませんでした。
また、彼は、周りの仲間が使う魔法の特徴を最も生かす方法を、瞬く間に見つけだします。もちろんこれも入学試験にはありません。
入学試験では魔法の起動時間が著しく遅かったため、彼は劣等生とみなされていました。


この物語を最初見たとき、私はエジソンを思い出しました。
エジソンは世界の発明王です。
ですが、エジソンは小学生のとき、授業の妨害をするできの悪い子供だと判断されて、学校を辞めさせられました。
エジソンは授業中に疑問に思ったことを次から次へと先生に質問し続けたのです。

科学の発達に不可欠なもの。それは好奇心です。
好奇心旺盛のエジソンの質問は、先生にとって授業の妨げとしか映らなかったようです。
エジソンが通っていた学校のものさしでは、エジソンの能力を測ることができませんでした。

女優の黒柳徹子さんも、小学生のときは好奇心旺盛で授業を妨げるため、普通の学校では受け入れてもらえず、特別な学校に入っていました。


社会では、常識のものさしでは測れない人を軽蔑することが良くあります。
でも、それは正しい行為なのでしょうか?

常識は時代とともに変わってゆきます。
人がどんな噂をたてようが、自分の目で見て、話して、自己責任として相手を判断する。
そうありたいものですね。

投稿 : 2020/09/08
閲覧 : 599
サンキュー:

38

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