「それでも世界は美しい(TVアニメ動画)」

総合得点
75.5
感想・評価
1103
棚に入れた
6212
ランキング
586
★★★★☆ 3.8 (1103)
物語
3.8
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.9
キャラ
3.8
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

がさつで乱暴だが、それでも彼女は美しい

このアニメは、私のツボにはまってしまいました。
主人公ニケの心の美しさや神秘的な歌声に、思わず感動しました。

この物語は、王様リビに嫁ぐために「晴れの大国」にやって来た「雨の公国」の王女ニケが巻き起こす騒動と感動を描いています。

「晴れの大国」のリビは、即位してわずか3年で世界を征服した恐怖の王様。
だが、リビはニケよりもはるかに年下の少年でした。

「雨の公国」の王女ニケは、がさつで乱暴で、言葉遣いも悪く、淑女とは呼べません。
でも、彼女の心は、物事の本質をいつも見とおしています。
人間として大切なものは何かを、しっかりとわきまえています。

王宮の庭園に咲きほこる花を見て、ニケは思わず感動します。
それに対してリビは冷めた口調で「花は花だろ」と切り返します。
リビの目は、冷たく乾いていました。まるで誰も信じられる者がいないような目をしていました。

リビは側室の母から生まれた子供として親族中に軽蔑されており、しかも母親が暗殺されたため、美しさに感動することを手放したようです。まわりのものを信じる心を失くしたようです。

ニケはそんなリビを心配して、
「おまえは世界を手にしていながら、その目には何も映していないんだな。もったいない」と告げます。

ニケはリビに世界の美しさを伝えたかった。
 雨上がりに出現する七色の虹
 日の出の瞬間の鮮やかな景色
 地平線に沈む直前の紅蓮の太陽
 満天の夜空にきらめく星々 などなど

「世界は確かに美しい」
リビがそう感じることができたら、リビも幸せになれるし、「晴れの大国」の国民も幸せになれるだろう。
ニケはそう考えています。

この物語の最大の魅力は、ニケの歌声により起こる奇跡です。
あなたも、ニケの起こす奇跡を見てみませんか?

{netabare}
ニケは乱暴ですが寛大です。
ニケを暗殺しようとした神官のラニ・アリステスに対して、ニケはゲンコツ一発の制裁で許します。
そしてニケは彼に諭します。

「お前は雨や雲を禍つ物(まがつもの)と言ったが、本当にそうか?
 どんなに立派だって、太陽だけで生きていけるのか?
 風や雲も、そして雨もあってみんな生きている。
 いっとき何かあって都合悪くなったって、欠けて良いものなんてないだろう?
 この国だってそうだ。
 お前だってこの国の一部だろう?」

ニケのその言葉を聞き、ラニ・アリステスは涙を流します。
ニケの寛大さに心をうたれ、性根を入れ替えるのです。
{/netabare}

投稿 : 2020/09/26
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