「結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-/-勇者の章-(TVアニメ動画)」

総合得点
76.7
感想・評価
408
棚に入れた
1767
ランキング
670
★★★★☆ 3.8 (408)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.8

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ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

されど勇者は誇り高く、人として。

序盤 

中盤 

終盤

この話は部活動に勇む5人の話
ジャンルはバトル・学園・魔法少女・部活(?)
鷲尾泉の章の続きですね。
ゆゆゆです。おそらく本作を見てる人は一期と映画3本をみてるでしょうから、この先どうなるのか、覚悟は決まっていると思います。
まぁゆゆゆです(二回目)一筋縄ではいかないことは皆様も知ってるでしょうw

内容です。本編と同じくらいの重みがありました。シリアスシーンが盛りだくさん。魔法少女のイメージとはかけ離れた残酷さ。初手から声が出ましたよw
{netabare}「え!ワッシー!?嘘でしょ!?」{/netabare}
キャラ説明などはされないのですが、覚えているので物語的には何ら支障はないかと。
中盤では物語が大きく展開され、目が離せなくなります。ほのぼのとしたシーンでも重く感じてしまい、全然休まるところなく展開が続くわけですが、終盤で最高潮に盛り上がります。
ゆゆゆ史上最大のシリアスという印象です。きっと魔法少女と聴いて本作をみたらぶっ飛ぶかなと思うくらいには重いです。まぁそれは一期も同様ですが。

勇者部のみんなが苦労してるのが終盤ずっと続きます。辛いかもしれませんが、きっと目が離せないと思います。それほど本作の展開は面白かったです。
キャラをメインにした作品故に、キャラさえ重くなれば自然と物語としても重くなるのですが、本作では展開も重いのでかなり重いです。見る際は気をつけて。

問題はラストシーンです。ラストシーンはちょっと解せないです。{netabare}要は神樹が自爆してもろとも吹き飛ばしたって話でしょ?神も樹もいなくなって人間だけの世界になりました。でも人間って本来そういうもんだよね。っていう良い話風に見せてるけど、単純に子供のワガママが偶発的に読んだ結果だよね。世界を巻き込んだ子供の反抗期…果たして共感されるのか。というかそれで相手を吹き飛ばせるなら最初から神樹様には頑張って欲しかった…{/netabare}
良い話風で終わってよいのか…

主人公たちは中学生です。こういうシリアス的魔成長ものにしては珍しく、ちょっと幼いです。高校生と中学生ですから3歳くらいしか離れてませんからあまり差はないのでしょうが。
それでも中学生を選んだのはおそらく、その年齢特有の時期。成長の傾向が強い第二次成長期、もとい反抗期です。もっとも対象が親ではないのですが。
この反抗期というものはやっかいです。自分の中の結論を明確にしないまま「なんか違う!」と言って全てを無駄にする可能性するあるのですから無視できなく、そして対応するのが非常にめんどくさい…
私も反抗期だった頃があるわけですが、両親にものすごく迷惑をかけてたなァと後悔しております。みなさんも謝れる時に誤っといたほうがいいですよ。

さて話を戻しますが、本作に出てくる女の子たちは「しょうがない」という言葉を嫌います。
「しょうがない」とは他に最善策がない時に使う言葉です。{netabare}本作でもそのような場面にあります。誰かが人柱にならなくちゃならない。人柱候補の中でも神に近く、なおかつ寿命も近い。おそらく大赦も苦渋の決断だったでしょう。それでも誰かがやらねばならないのです。どんなに辛くても誰かがやらなければ誰も救えないです。
そんな中で神樹・大赦を悪者扱いしたうえで解放とかほざくのは何か違うかなぁって。加護をずっと与えて下さり、驚異から守ってくれたのにそれを一人の友達のために…と批判する形で終わるしかないと思うのですが「人間は本来悩みぶつかって成長していくものだから」という安芸先生の締めでおわります。
確かに現状に不満があるならどんな手を尽くしてでも打破すべきだ、という意見には賛同できます。理不尽な世の中をただただ受け入れてるだけでは現状は変わりませんし、悪くならない保証はありません。現状維持というのは案外効果は短いのです。しかし、本作の反抗はさすがに無理があるでしょう。神樹に向かって人を信じろだとか大赦に向かって人でなしとか。それは犯行でも未熟でもなく、ただの恩知らずの無知です。個人的に無知なくせに主張するやつが嫌いなので、{/netabare}本作のラストシーンは本当に解せないです。
それでも主人公一人の人間としての行動は撮ったと思います。たった勇者6人で。されど勇者は誇り高く、人として。評価されるべき行動なのかもしれませんね(意見ブレブレ)

主要スタッフは同じですね
総監督は岸誠二さん。
監督は福岡大生さん。
シリーズ構成は上江洲誠さん
キャラデザ・総作監は酒井孝裕さん。
劇伴は岡部啓一さん。
アニメ制作はStudio五組さん。

作画は普通でした
主題歌は岡部啓一さん作編曲、勇者部歌唱の「ハナコトバ」
声優さんはとても良かったです。演技が良かったです。

総合評価 ラストシーンをもっと…

投稿 : 2020/10/19
閲覧 : 262
サンキュー:

9

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