「思い、思われ、ふり、ふられ(アニメ映画)」

総合得点
71.3
感想・評価
61
棚に入れた
281
ランキング
1328
★★★★☆ 3.7 (61)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.8

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ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

人間関係って、むずかしい。

思春期特有の感情の揺れ動きをメインに、家庭事情・恋愛・将来の夢などを描いた作品。


メインの登場人物は由奈・和臣・理央・朱里の四人。由奈と和臣は幼馴染の男女で、理央と朱里は引っ越してきたばかりの姉弟。

由奈は引っ込み思案の人見知りだが、純真無垢でかわいらしい女の子。引っ越してきたばかりの朱里がカギを忘れてマンションに入れなかったところ、偶然由奈と出会ってすぐに友だちとなる。お互い価値観がほぼ正反対ながらも、違いを認め合って仲を深めていった。
由奈は幼いころに読んだ絵本に出てきた王子様が初恋の相手だったが、それに似ていた理央に一目惚れする。由奈はフラれるのは分かり切っていたが、朱里と理央自身に背中を押されて思い切って告白するも、予想通りフラれる。その時、理央が朱里のことが好きであることと、朱里と理央が血の繋がっていない姉弟であることを知る。フラれた夜は泣き明かしたが、次の日からはちょっとした秘密を共有した友だちとなった、想い続けたまま。
理央は、中学のころに転校してやってきた朱里に一目惚れした。二人はすぐに仲良くなって惹かれあっていき、理央が告白しようとしたその日・・・・お互いの片親同士が再婚することになり、お互いの気持ちは「なかったこと」になった。しかし、理央は諦めきれずに、思わずキスをしてしまう。朱里は、自分の居場所となる家族を手に入れて、それを守るために気持ちをなかったことにして頑張ってきたことが台無しになってしまい、怒った。そういう思いに気付いた理央は反省し、「家族」として朱里と生きていくと決意した。
朱里は由奈と仲良くなるうち、一緒にいることが多い和臣のことがだんだんと好きになる。和臣の若干思わせぶりな態度からも、ほぼ両想いだろうと確信しており、ある時に話の流れでさらっと告白する。しかし、朱里のことは好きになれない、とフラれてしまう。一方の和臣は、実は朱里のことが好きであったのだが、映画監督になる夢と理央に気を遣って、朱里のことをフったのであった。
由奈は明るい性格になり、何より自分自身に自信を持つように変われたキッカケを与えてくれた理央にもう一度告白するように決意する。理央も、いつの間にか由奈に惹かれていたことに気付き、由奈に告白することを決意する。そして、文化祭の日、お互いの気持ちが通じて、晴れてカップルになった。
一方、朱里と和臣は、同じ文化祭の日にもう一度気持ちを伝えようとするが、タイミングが合わず、お互いの思いもすれ違って、それから疎遠になってしまう。
由奈は初恋が叶い、理央はいわば呪いから解放されたこともあり、二人は充実した楽しい日々を送っていた。しかし、それまでいつも一緒にいた四人はしだいに心の距離が離れ離れになってしまっていた。特に、朱里の居場所がなくなって苦しんでいることに気付かずにいた。
朱里は好きだった和臣にもフラれて仲も悪くなり、楽しそうに恋愛している由奈にも悩みを伝えられず、家の中では再婚した両親が毎日ケンカしており、どこにも居場所がなく、クリスマスの日についに爆発してしまう。
家を飛び出した朱里を見つけたのは和臣。見つけた場所は、和臣が朱里に教えた思い出の場所だった。和臣は思い切って告白をし、朱里もそれを受け容れて、最終的に全員仲直りをする。


もっと重い話になるかと思っていたけど、全員のハッピーエンドだった。大人になっても人間関係って難しいのに、ましてや多感な思春期ならもっと難しいよね、特に恋愛なんて。

投稿 : 2020/10/11
閲覧 : 213
サンキュー:

2

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