「神様になった日(TVアニメ動画)」

総合得点
74.5
感想・評価
749
棚に入れた
2203
ランキング
882
★★★★☆ 3.4 (749)
物語
2.9
作画
3.8
声優
3.6
音楽
3.7
キャラ
3.2

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ネタバレ

HmFDB75691 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最終話 考察はラノベのプロットにでもしようと思う

今期のオリジナルアニメでは一番期待している作品。シンプルな設定も好印象。


第1話 結末を考えてみた
{netabare}{netabare}
オリジナルアニメにしては面白い第1話だった。作画のクオリティも高いので、ラストで感動させれば傑作になるかも。
結末を含め、いろいろ予想してみる。

・伊座並杏子は陽太の母親
アマテラス(太陽神)とイザナミの関係を考慮すれば、陽太と伊座並杏子は親子になる。母親が未来に飛ばされ、陽太と幼なじみになった。ちなみに、母親の名前は時子。
親子なので、陽太に対して親近感はあるが恋愛感情はない。自称神様のひなを家に招いたのも、会ったことがある少女と思ったから。
ひなは、陽太と杏子の仲立ちをするが、それは因果律の崩壊、世界を滅ぼすことを意味していた。

・ひなは陽太の娘
アマテラスとひな祭りの関係を考慮すると、ひなは陽太の娘となる。ひなは、陽太が正しい選択をして未来で生まれた娘。未来が見通せるのも未来からきたから。
ひなが因果律の崩壊の一因になっていて、ひなと世界のどちらかを選ぶことになる。冒頭のシーンは、世界を選んだから、ひなが消える前に撮影をしている。
だけど、陽太の自己犠牲によって、ひなも世界も守る。そして、闇のなかにいた陽太に光が差し、本来の恋人である神宮司ひかりが救い出してハッピーエンド。

こんな感じで毎回予想して楽しめそうな作品でもある。
{/netabare}

【考察】時子と杏子は姉妹、杏子と陽太は親子、ひなは孫
{netabare}
キャラクターの名前は、ギリシャ神話と日本神話に関係している。神々が降臨したわけでなく、謎を解くヒントだと思う。

・時子の家族(ギリシャ神話と関係あり)
時の神クロノスと大地の女神レアーの間に生まれたのが、天空神ゼウス。時子、大地、空の人物関係がギリシャ神話と一致するのがわかる。神様と性別が逆なのは重要な設定。
太陽神も存在するが、ここにはあてはまらない。それに男の陽太は女神でないと設定に反する。つまり、陽太は本来、時子から生まれるはずではなかった。

・杏子の家族(日本神話と関係あり)
陽太は、アマテラス(太陽神)で、イザナミの杏子は母親になる。杏子は男神だから、伊座並は本当の名前ではない。おそらく、イザナギ。母と子が幼なじみというパラドックスを回避するため、陽太は、杏子の姉である時子から生まれた。

アマテラスとスサノオの誓約から生まれた神々がひな飾りなので、ひなは陽太の娘。スサノオは雷神なので、雷→光と考えて、陽太の嫁は、暫定で神宮司ひかり。
タイムスリップの影響で、孫のひなは佐藤家に生まれる。未来で生まれるはずだったので、未来予知を持つ。

・ひなか世界か、選択する理由
杏子は幼いころ、「神様になる」と言って修道服を着て家を出たが、30年後の未来にタイムスリップしてしまう。記憶を失った杏子を伊座並家が引き取り、伊座並杏子となる。パラドックス回避のため、陽太の母親は杏子から時子に変わる。

時子はひなを見て、「妹が神様になって戻ってきた」と勘違いする。30年前と変わらぬ姿から、ひながタイムスリップしたと誤解する者も現れる。ひながパラドックスを起こし世界が滅ぶ原因だという”勘違い”から、ひなは命を狙われる。

杏子はタンスの奥にあった修道服を見つけ、タイムスリップをしたのが自分だと気づき、神様になった(タイムスリップした)日と同じ状況を再現し、過去へと戻り、世界は正常化する。
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【考察】CEOは、成神空
{netabare}
他のキャラも名前から考察してみる。
前回書いたように、キャラの性別と神様の性別は逆になっている。ただし、国宝阿修羅と天願賀子は、時子の家族(ギリシャ神話)や杏子の家族(日本神話)と関連がないからか、性別は同じ。

国宝阿修羅……興福寺にある国宝阿修羅像、ボディーガード的なキャラか。
天願賀子……麻雀大会「リベルタス杯」から、ローマ神話における自由の女神、リーベルタース。自由な性格なんだろう。

CEO、尾熊雷太、鈴木央人は、おおぐま座のギリシャ神話が関係している。
ゼウスとカリストの間に息子アルカスが生まれるが、ゼウスの奥さんが怒ってカリストを熊にしてしまう。その熊にアルカスが弓を放ったとき、ゼウスが竜巻で二人を飛ばして母子は星座になった、そんな感じの話。
だから、CEO(ゼウス)と尾熊雷太(カリスト)の息子が、鈴木央人(アルカス)となる。

前回の考察で、成神空はゼウスにした。CEOの名前が公開されないのは、CEOが成神空だから、と推測できる。成神空(CEO)は、未来から過去にタイムスリップした。息子の央人は個人情報(過去)を探るのが得意。未来に戻るために(未来にタイムスリップした)杏子を探らせるが、ひなと勘違いする。会社名のフェンリルは、北欧神話でオーディンを飲み込む狼のこと。

アルカスは男なので、央人は(正しい世界では)女性。男に生まれたために世界を終わらせようと、成神空(高校生)の命を狙う。キャラ名の男女逆は世界が終わる理由の伏線かも。
ひなは杏子と陽太を結びつけようとするが、陽太はひかりを好きになる。未来にタイムスリップした杏子の孫だから、ひなは未来を予知できる。
{/netabare}
{/netabare}

第2話 杏子は漫才ブームの時代からやってきた
{netabare}{netabare}
ひなに会ったときの時子の反応が微妙だったけど、空のことを「空の神」でなく「天空の神」と言ったのでギリシャ神話で合っている気がした。そして、新たな考察も思いついた。

過去や未来に行けるタイムリープの能力は、女性にだけ代々伝わる能力だった。だが、時子と杏子が双子だったために能力が分かれてしまった。時子は過去、杏子は未来にだけ行けて、使うと帰れない能力になった。
そのことを知らずに杏子だけが能力を使い、時子は杏子が現れるのをずっと待っていた(タイムリープする家系だからそれほど慌てていない)。幼いころの杏子は漫才のような会話ばかりしていたから、ひなを杏子と勘違いした。
ちなみに、ピアノの曲は、正しい世界で杏子が孫のひなに聴かせたからと考察している。

能力は、1982年、2020年、2040年の惑星直列(に近い状態)のときに使える。さらに1980年から1982年は漫才ブーム。

杏子は漫才ブームがあった1982年から30年後の未来にタイムリープした。未来のお笑い界を見たいという動機だったなら、それは愚かな選択になるだろう。
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【考察】杏子は病気を治すために未来に送られた
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杏子は、1982年では治せない病気を患い、親たちによって30年後の未来に送られた。空は2040年に娘の央人を失い、30年前の過去に戻った。愚かな選択ではあるが、理解のできる選択。

金魚は空で、三つの世界が合わさった世界が金魚鉢。空の髪の色が金魚と似ている点から思いついた。

正しい世界(このアニメの結末)
ひなに説得され(?)、愚かな選択(タイムリープ)をしなかった世界。
空の説得が大変そうだが、EDの金魚(だと思うけど)が出口を求めて、最後に金魚鉢から出られた点から、何度も世界の終わりを経験して、最後に正しい選択をしたと思われる。

陽太を完全に予知できないのは、陽太が生まれるか不確定なため。ピアノの曲を、杏子が孫娘のひなに聴かせてあげた未来の可能性は残されている。

簡単な系図を示す。時子と杏子は双子の姉妹と考えている。
杏子―陽太(息子)―ひな(孫娘)
時子―空(娘)―央人(孫娘)

三本の映画は、三つの世界の伏線になる(映画の内容は関係ない)。

世界1(愚かな選択をした世界)
杏子を30年後の未来に送った以外は、正しい世界と同じ。

世界2(杏子がタイムリープして改変された世界)
世界1から2012年の未来に送られたため世界2に改変され、陽太は杏子の息子ではなくなる。未来にたどり着いた杏子は治療を受け回復。世界2は2040年までつづく。

世界3(空がタイムリープして改変された世界)
これが現在の世界でとても複雑。
世界2で、空は2040年から2010年にタイムリープし、世界3に改変される。娘になるはずだった央人はありふれた苗字の鈴木家の息子となる。
2010年では、杏子はタイムリープ中で、存在すらしていない。だけど、杏子が1982年から未来に送られた事実は残っているため、杏子の転生として、ひなを誕生させた。世界3の杏子も大病を患っているが、未来に転生という方法をとった。
時子がひなに会ったとき、まず名前を聞いたのは、「どこの子に転生したの?」という意味。その後の時子と大地の会話も不自然にならない。
2012年に杏子はタイムリープを終えるが、すでに、ひな=転生した杏子が存在するため、杏子は伊座並家で元気な子として生まれたという世界に変わり、時子の妹でもなくなる。1982年の杏子とはまったくの別人として存在するため、バーベキューで時子が杏子を見ても、妹とは思わなかった。
ただ、ひなが先か杏子が先かといったパラドックスをちょっと感じる。
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【考察】空のタイムリープが世界を終わりにした
{netabare}
タイムリープは、女性にだけ受け継がれる能力で、娘が生まれると娘に渡され(息子が生まれた場合はその娘)、親からは消える。能力が使えるのは、1982年、2020年、2040年の惑星直列(に近い状態)のとき。移動する年数は自由に決められる。タイムリープのスタートとゴールは、世界が改変されても存在しなければいけない。

杏子は病気を治すため、1982年から2012年にタイムリープするが、息子の陽太と同年齢になり、パラドックスが起きて、2012年で世界が終わる(世界2)。

2030年に、空は娘の央人を失う(名前は違うと思うが央人のこと)。2040年まで待ってから2030年にタイムリープして、娘を救おうとした。だけど、空が二人になってパラドックスが起き、2030年で世界が終わる。

スタートが消えてゴールが残るのはパラドックスなので、10年シフトして、2030年から2020年にタイムリープしたことに変わる。以降同様に考えると、空は世界を終わりにしながら10年ずつ過去にタイムリープする。空が生まれていない2000年で止まりそうだが、別のパラドックスが生じて、ビッグバンまで戻りそう(世界3)。

タイムリープしなかった正しい世界(世界1)+世界2+世界3→三つを合わせて矛盾なく編集したのが、現在の世界。

世界を合わせると、二人のタイムリープがお互いに影響を及ぼす。
2010年に空によって世界が終わると、杏子は、スタート(1982)したが、ゴール(2012)していないことになる。
2012年に杏子によって世界が終わると、空は、スタート(2020)せずに、ゴール(2010)したことになる。

世界の終わりがあると矛盾するため、世界を終わらせないよう力が働く。二人がゴールすると世界が終わるので、タイムリープを途中で止める。杏子は2010年、空は2012年で中断。そのあとは、矛盾しないよう世界が編集される。

杏子の場合
病気を治すという目的を果たすため、ひなが杏子の転生として誕生し、杏子は2010年でタイムリープを終える。正しい世界では杏子が存在するので、パラドックスにならない伊座並杏子を登場させる。杏子とひながいるので、不確定だった陽太も時子から生まれる。杏子の能力はひなに渡る。

空の場合
未来からきた空をCEO(空とは別人だが空でもある)に変える。CEOは2020年を迎えると、10年前にタイムリープ(2012年で中断)する。CEOは2012年から2020年をタイムループする。
央人は無事で(2000年に生まれた?)、空の目的は果たされたが、タイムループするには、タイムリープが必要なので、央人は娘で生まれることがなくなった。

そして、空が起こした2020年の世界の終わりだけが残った。
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【考察】ひながタイムリープすれば世界は救われる
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神様を自称して登場したから、世界を救うのはひなで間違いないだろう。杏子から受け継いで未来へは行けると思う。空は消える気がするので過去にも行けるだろう。

・説得をする
過去や未来に行って、タイムリープしないよう説得する。成功すれば正しい世界に戻る。ひなは個人情報を当てられるから、相手からすると神様に見える。杏子のほうはうまくいきそう。杏子が親を諭す感じだろう。ひなと杏子の漫才会話も見られそう。
杏子はその時代の医療を受け、ひながひかりのおなかのなかにいるときに、ピアノ曲を聴かせる、そのほうが神がかってる。

転生した杏子であるひなが、1982年の杏子に会って大丈夫か、と気になるが、伊座並杏子と陽太がパラドックスを起こさないから、血縁でなければ大丈夫なのだろう。改変された世界が、パラドックスの基準になるとも考えられる。
空の説得が大変そうだが、それ以前に未来に行くのが大変。

・犠牲になる
ひなは、世界が終わっている2030年にタイムリープする。スタートしたのにゴールしていないパラドックスとなり、世界の終わりを排除するよう働く、空の逆パターン。空は世界の終わりを出現させながら進んでいったが、ひなは世界の終わりを消しながら進んでいく。

ただ、これをやるとひながどうなるかわからないから、
「あんたがやったことにどうしてひなが犠牲になるんだッ」とCEOに食ってかかる陽太のシーンがありそう。
「まあまあ、落ち着け、陽太。わしは神様じゃからな、迷える子羊たちを助けるのも神様の役目じゃ」とひなが言って第1話冒頭の撮影シーンになる。

2030年では、空と娘がぎくしゃくして(映画シザーハンズの『ハリネズミのジレンマ』)、娘を失う原因でもあった。ひなは、30日間の猶予を使って(得意な?)仲立ちをする。娘は助かり、空がタイムリープする動機がなくなり、正しい世界へと戻る。
ひなは陽太の娘として生まれて、ピアノ曲が流れるなか、ひなが成長する姿が描かれ、エンディング。

世界の終わりに30日間の猶予があると、杏子が孤児だったという考察もできるので、次回書きたいと思う。
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第3話 量子コンピュータと関係がありそう
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ひと通り考察は終わったので、真相が明かされるまでは、考察に沿って解釈していく。

神宮司ひかりは陽太の嫁で、神様はスサノオ。陽太はアマテラスで、正しい世界では、ひなは二人の娘になる。ラーメン回と思う人が多いけど、考察をしていると、こんなふうに解釈できる。

・高天原を追放されたスサノオが、堕天使(天界を追放された天使)に該当
・アマテラスが天の岩戸に隠れたのが、陽太の変装(暴れたのは借金取りだけど)
・アマテラスとスサノオの誓約で生まれた神々(二柱・三女神・五男神=10)がひな飾りの原型
→借用書を持ってきた借金取りにカウンターを食らわせたのが10歩目、指示したのがひな

ひかりはスサノオで間違いなさそうという回、と自分は思っている。ひかりが神様というわけではなく、謎を解くヒント。
ラーメンの種類で一つだけ違うのを問うているのは、時子、大地、空、陽太のなかで、陽太だけが日本神話だという伏線。童顔コンテストは、正しい世界ではあるのかも。

迷子の娘と母親は、空と娘(央人)にも同じことがあったという伏線かな。ドローンも含みそう。央人が捜す人物は、杏子かひなと思っていた。この点は修正して、その人物は量子コンピュータを研究している。
OPに出てくる円は量子コンピュータだろう。”2020年注目の量子コンピュータ”で検索すれば出てくるサイトがよく似てる。
三つの世界を俯瞰する必要があると思っていたので、それが量子コンピュータになるのだろう。ひなはそこまで見通せない。

コオロギに関係しそうな神様はギリシャ神話のティトノス。男だし、セミのほうが一般的なので微妙だが、ゼウス(CEO)と関係あるのが気になる。
{/netabare}

【考察】杏子(今日子)も孤児だった
{netabare}
パラドックス→即、世界の終わりではない。世界の終わりは確定だが30日間の猶予がある。杏子がタイムリープした世界の2012年も猶予があった。

杏子は髪留めをつけている。央人は髪留めではないが似た形をしている。1982年では治せない病気だった杏子(10歳)が、2012年にタイムリープし、息子の陽太と同年齢になり(陽太と出会うとか関係なく)2012年で世界の終わりが確定する。だけど、30日間の猶予がある。

まず、杏子は迷子になると思う。親が見つけるまえに、孤児になってしまい、孤児院に送られる。そこで央人に出会う。この世界では女の子(2000年~2002年に誕生と推測)。仲良くなって二人は同じ髪留めをつける。この出来事は、空の世界と合わさることで、消えてしまう(央人は娘に生まれることはないから)。

央人は髪留めではないが、現在の世界になっても、形を変えて残っている。杏子と央人が会うと、デジャブがあるんじゃないかな。

時子と双子なら、世界改変のまえは、”今日子”だと思う。
「今日という日を大切にするために今日子って名前にしたんでしょ。だからわたしはこの時代の今日を生きる」
未来に送ろうとする親たちを止めるときに言いそうなセリフ。

ひなは陽太から一字もらって陽菜。
「わしはオーディンじゃと言うとろうが。……ま、まあ、陽菜も悪くはないがの」
そんな感じに父親になった陽太に言っているシーンがあるとかないとか。
{/netabare}

【考察】キャラ名と神様の関係を再考してみた
{netabare}
キャラ名(性別[男神、女神、人間の場合は男、女]・神様の名前)

1.神様と性別が逆のキャラ(親族)
陽太(女神・アマテラス)、ひかり(男神・スサノオ)
時子(男神・クロノス)、大地(女神・レアー)、空(男神・ゼウス)

2.世界改変後、神様と性別が同じになり、親族から他人になったキャラ(世界改変前→世界改変後)
ひな(男神→女神・ひな飾りの神様)、今日子→杏子(男神→女神・イザナギ?→イザナミ)
CEO(男神→女神・ゼウス→エオス)、尾熊雷太(女神→オス?・カリスト→熊)、女性→央人(男・アルカス)

3.神様と性別が同じで他人キャラ
国宝阿修羅(男神?仏?・阿修羅)、天願賀子(女神・リーベルタース)、コオロギ(男・ティトノス)

ひかりは親族か微妙だが、この世界でも陽太の嫁になる可能性はある。ひなのオーディンは自称なので、親族から外した。杏子の本名は、イザナギ今日子かも。性別の逆は、央人が世界改変で女から男になった伏線だと思う。

神話ではカリストは熊にされて、それを知らずにアルカスに矢を放たれる。高校生の空が熊だと思っていたが、神話のとおりなら、尾熊が熊になりそう。

ティトノスの神話は、ティトノスに惚れたエオスが、ティトノスを永遠に生きられるよう、ゼウスに頼んだ。だけど老いを止めてもらうのを忘れたため、ティトノスはどんどん老けていく。見ていられなくなったエオスはティトノスをコオロギ(一般的にはセミ)に変えてしまう(もしくは、声だけの存在になる)。
{/netabare}

【考察】CEOは時子の娘なのに老けて見える理由
{netabare}
三つの世界とそれらが合わさった世界を改めて考察してみた。

世界1:選択によって分岐した世界
杏子は、漫才ブームの1982年では治せない病気を患う。空は、2030年に娘(央人)と夫(尾熊)を失う。原因はドローンを追いかけて事故に遭った。
タイムリープした場合は、2と3の世界と合わさり、現在の世界になる。
タイムリープしなかった場合(このアニメの結末)は、杏子はその時代の医療を受け、陽太が生まれるまで生きる。空はいくつか考えられるが、おおぐま座の神話通りなら、二人ともお星さまになる。

世界2:杏子がタイムリープ(1982→2012)した世界
杏子が、息子の陽太と同年齢になり、2012年に世界が終わる。30日間の猶予があるので、迷子になった杏子は孤児院へ(この世界に央人はいないので変えた)。

世界3:空がタイムリープ(2040→2030)した世界
空が二人になって、2030年に世界が終わり、それがまたパラドックスになり、空は世界の終わりを出現させながら10年ずつ過去に(ビッグバンまで?)戻る。

現在の世界
お互いのタイムリープが干渉し、杏子は2010年、空は2012年で終える。三つの世界が合わさり、矛盾なく編集される。
1.杏子はひなに転生(病気完治の代わり)し、形を変えて目的を果たす。
2.パラドックスは解消されたが、世界2(二人が同年齢)を反映させるため、陽太は時子の息子となり、新たに伊座並杏子が生まれる。孤児も反映されるなら央人に出会っている。
3.空は、高校生の空とは血縁のないCEOになり、親も時子からコオロギに変わる。

世界の終わりを迎えると8年前(たこ焼きが伏線、横にすると∞)に戻るが、タイムリープのままだとCEOが増えるため、タイムループに変わる。
タイムループで年齢は36歳に戻るが、見た目(身体年齢や体内年齢)は44歳のまま。繰り返すたびに老けていく。

2012年(36歳)――――――――→2020年(44歳)
          ←――――――――
       見た目を維持したままタイムループ

CEOは時子(1982年に10歳なら48歳)の娘なので、時子の見た目から考えて、2、3周はしている。CEOは44歳だけど、見た目は52か60歳(見た目=36+周回数×8、高校生の空を16歳とした場合)。
コオロギは67歳だが、3周目なら身体年齢が83歳。車いすか寝たきりで声だけが出る(ティトノスの神話)。

央人と尾熊にも適用され、央人は老いではなく”成長”。失った娘の成長した姿を見たいからループ世界が出現した(形を変えて空の目的が果たされる)。
世界改変後の2012年に央人が3歳なら、3歳→11歳、タイムループして、3歳だけど見た目は11歳となる。現在は11歳だけど見た目は19歳。現在は2周目と考えられる。
{/netabare}
{/netabare}

第4話 ひなは杏子の転生なので趣味も同じ
{netabare}{netabare}
CEOは思ったよりも若かった。それでも、時子(48)の若さを考えれば、タイムループの2周目で、44歳だけど見た目は52歳だろう(高校生の空が16歳の場合)。コオロギの家族はCEOのこと。愛について語っていたから、ハリネズミのジレンマも関係ありそう。

無限(∞)のために1話を使う必要があったのかな。面白かったけど。ほかにも伏線があるけど、わかりにくい。自分の考察に沿って解釈すると、陽太のチョンボの役は、パラドックスを指す。パラドックスが認められた(解消された)のが現在の世界。

二色同順は、二人の空(高校生とCEO)が存在すること。不純全は、杏子と陽太の親子が幼なじみという意味で。途中まで通貫は、タイムリープがパラドックスによって止められたことかな。東西南北はよくわからん。なにか見落としたかも。

スキップは、タイムループで2020年から2012年に跳ぶこと。リバースはスキップの逆方向で、2012年から2020年のこと。これでループができ、そのあとの無限リーチと合わせて、無限ループの完成。現在のループ世界ができる過程を示している感じはする。

ひなが野球や麻雀に詳しいのは、ひなが杏子(今日子)の転生だから。杏子が詳しいことはひなも詳しい。漫才会話も、杏子の場合はボケのセリフが多い気がする。杏子は病気だったから未来転生になったが、本来はタイムリープの能力。ひなはそれを持っている。このことはもう少し考察する予定。
{/netabare}

【考察】ひなの能力について考えてみた
{netabare}
タイムリープの能力は、過去や未来を見通す力と移動できる能力の二つがセット。見通してから移動するって感じかな。
娘が生まれ10歳になると、能力は娘に引き継がれ、親からは消える。双子が生まれたときは、過去と未来に能力が分かれる……と古文書に記されていると思う、たぶん。
空の娘は、2030年では3歳だと思うので、空が能力を保持。陽太の娘のひなは2歳だと思う。

双子の姉妹、時子と杏子(今日子)で、過去と未来に分かれた。時子の能力は空に継承。現在のひなは佐藤家で生まれたが、杏子の転生なので、未来を見通す力と移動する能力を持っている。
空(CEO)は、タイムループに能力を使っているので、移動する能力は手放せない。央人は、本来は空の娘で、その影響が現在の世界にもあるから、過去を見通す力がハッキング(人の過去を探ったりもする)という形で表れている。そう考えれば、過去を見通す力は空から離れ、ひなが継承したとも考えられる。

現在のひなは、過去と未来を見通す力と、未来に行く能力を持つ。2020年に能力に目覚めたから神様と思い込む。高校生の空も条件を満たすけど、現在の世界では空とCEOは他人で、二人が同じ能力を持つのもパラドックス。だから、CEO独自の能力に変わったかもしれない。ただ、央人のハッキングのように空も得意分野がないと不自然な気はする。

おおぐま座の神話通りなら、央人が尾熊を狙い、防ごうとしたCEOが身代わりになる。そして、CEOの能力はひなに継承、と都合よくいけば、ひなは過去や未来に行って、タイムリープしないよう説得できる。微妙な点が多いので、ひなの能力については今後も考察していく予定。
{/netabare}

【考察】時子、杏子、賀子は、三姉妹
{netabare}
天願賀子の月のイヤリングを見て思いついた考察。
アマテラスとスサノオがいるなら、ツキヨミがいて当然。全員イザナギから生まれたけど、スサノオのひかりは陽太の嫁なので、ツキヨミも兄弟でなくてもいい。見た目から考えて時子と杏子の妹。陽太は叔母まで好きになってさらに不純ちゃん。

まず、時子と杏子の双子が生まれる。能力はすべて時子が継ぐと思ったので、時をかける子で時子になった。能力を継がないと思ったから、過去でも未来でもない、杏子(今日子)になった。

だけど、10歳のときに時子は発現せず、杏子が未来の能力だけを発現した。10歳年下の妹が生まれたばかりで、過去の能力はこの子が継承したと思ったので、賀子と名付けた。時子が発現したかはわからないが、娘の空に過去の能力は継承された。

タイムリープの能力を持つ家系だから、このような名前を付けたと考えられる。苗字はイザナギかな。アマテラス、スサノオ、ツキヨミは元々この三人の神様かも(アマテラスが男神の説もある)。

杏子がイザナギ家の当主になり、時子は成神家に嫁いだので、アマテラスは陽太に継承。ひかりがスサノオなら、陽太とひかりが結婚するとき杏子はいない気がする。ピアノの伏線は、ひながタイムリープしたときに回収かな。

         時子(アマテラス)    杏子(スサノオ)    賀子(ツキヨミ)独身
           ↓            ↓
大地(レアー)――時子(クロノス)  当主・杏子(スサノオ)――婿養子(クシナダヒメ?)
       |                      |
    空(ゼウス)――尾熊(カリスト)     陽太(アマテラス)――ひかり(スサノオ)
          |                       |
         娘・央人(アルカス)              ひな(ひな飾りの神様)

ゲームについて。スサノオは海原を支配したので、前回は海。ツキヨミは夜を支配したので、暗闇にいるコウモリになった。夜のお誘いも伏線だろう。
ゼウスは空で、アポロンは太陽神なので陽太。アテナ(戦い、知恵の女神)は、ひなだろう。海の上に立つとか、ゲーム世界は、現在の矛盾を認めた世界の反映だと思う。
{/netabare}

【考察】阿修羅とひかりは、父娘
{netabare}
最後に残っていた阿修羅について考えてみた。コオロギはギリシャ神話なので成神家の親戚だと思う。
阿修羅は帝釈天と戦った話が有名だと思う。
阿修羅には舎脂(しゃし)という娘がいて、帝釈天に嫁がせようと考えていた。だけど、帝釈天が勝手に奪っていったので、阿修羅が激怒して、帝釈天に戦いを挑んだ、そんな感じの話。

神話を反映してみる。
1982年の杏子(10歳)には、幼なじみの阿修羅がいた。タイムリープしなかった杏子は、その時代の医療を受け、陽太を産むまで生きた。阿修羅は、幼なじみの息子である陽太に、娘のひかりを嫁がせようと考えていた。
だけど、二人はいつの間にか付き合っていて、阿修羅は激怒。
「おれに勝たなければひかりはやらんッ」と野球対決。
まだ生まれていないひなの声が聞こえて、陽太は5球目を打って、伏線回収。

正しい世界では、杏子と陽太は幼なじみではない。杏子と阿修羅の幼なじみが、現在の世界に反映された。”幼なじみ”が重要な要素なのか微妙だが、杏子と阿修羅の結びつきが強いのかもしれない。

杏子の趣味は、野球が幼なじみの阿修羅、麻雀が妹の賀子、漫才会話は病床で見ていたテレビ。ピアノは杏子自身の趣味かな。
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第5話 繰り返しと号泣回の伏線
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ビデオメッセージは重要な伏線。
母子に戻った杏子と陽太にも同じシーンがあると思う。今回はそれの伏線。
繰り返し見ているのが、ループ世界を意味する。ビデオメッセージは、杏子が7~18歳の11年間。考察は、杏子が10~18歳の8年間。3年ずれて泣きたくなった。

たこ焼きが伏線の8年間も捨てきれないので、情報が増えたらまた考える。
基本的な考え方(杏子と空がタイムリープして干渉し、ループ世界になった)は変わらないと思う。
杏子がタイムリープした年齢を7歳にしても、影響はないので変更する。時子は少し若くなって45歳で、賀子は38歳。賀子の自由の女神は、独身でフリーの意味もありそう。

ぬいぐるみとゲームのゴーレムは、パラドックス回避のために生まれた伊座並杏子のこと。本物の杏子はひなに転生している。音声の合成とか別の人に成りきるのも、”ひな=転生した杏子”を指している気がする。

伊座並杏子の母親は、タイムリープしなかった杏子の反映だと思う。前回の考察で、杏子はスサノオで、婿養子をクシナダヒメとした。これで有名なのがヤマタノオロチ。調べてみると、ヤマタノオロチゆかりの地でチーズとワインを楽しもうとか、ヤマタノオロチーズとかあった。
伊座並杏子の父親は、タイムリープしなかった杏子(現在はひなに転生)の夫だと考えられる。正しい世界では、伊座並杏子の位置にいるのが陽太となる。
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【考察】ひなはタイムリープしてもパラドックスしない
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このアニメのパラドックスについて考えてみる。

1.時間的閉曲線と回転する宇宙
時間的閉曲線は、時間が直線ではなく閉じた輪で、未来の先に過去がある、という考え方。パラドックスは時間軸が直線だから起こるので、円なら現れない、そんな感じだったと思う。
ループ世界は時間的閉曲線だろう。始まりも終わりもないので、ループしている間は世界は終わらない。

回転する宇宙は、膨張ではなく、回転している。時間的閉曲線を含むのでパラドックスも起こらない。
EDの金魚は、膨張する宇宙(トンネル)から、回転する宇宙(円)に飛び込んだとも解釈できる。

2.パラドックス
条件1:パラドックスが生じると、(30日間の猶予のあと)世界が終わる。
これだけだと、世界の終わりが原因でパラドックスが生じたときも世界が終わるので、
条件2:世界の終わりがパラドックスの原因のときは、パラドックスを解消する、を追加した。条件2で改変されたのが現在の世界。

このアニメのタイムリープは、世界の終わりが原因でなければ、必ずパラドックスが起きて世界が終わる。だから能力を持っていても使えない。ひなはそれを可能にする。

3.能力を継承したあと、ひながタイムリープ
ひなは杏子の転生なので、ひなであると同時に杏子でもある。杏子がタイムリープする1982年に、ひなが行くと、
・杏子が二人になるが、ひなでもあるから大丈夫
・ひなが誕生するまえにひなが存在するが、杏子でもあるから大丈夫
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【考察】空の娘は量子コンピュータのデータに姿を変えた
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杏子は目的を果たすため、ひなに姿を変えた。同様なことが空にもあるなら、姿を変えてループ世界に能力を使っている気がする。でも、OPで回っているのは……で、カン違いに気づいた。

央人は性別が変わった空の娘ではない。空の娘は存在する。麻雀の東西南北は、伊座並杏子(ボケ)とひな(ツッコミ)、央人(男)と空の娘(女)のこと。
ひなは、陽太の娘であると同時に母親でもある。ひなと過ごした時間は、母親と過ごした時間になる。伊座並杏子のほうだとカン違いしていた。

これまでの考察は、ループ世界に空が能力を使うから、継承しないよう娘は男に生まれたとした。そうではなく、能力は継承され、杏子と同じように姿を変えたなら、

空の娘は(体が)データ化され、量子コンピュータのなかでループ世界に能力を使っている。

コオロギを捜すのは、愛を数値化するプログラムが必要で、それがあればデータ化した娘に愛情を伝えることができる。データなので永遠に生き続けるし、おそらく声は出ると思う(ティトノスの神話)。能力を持つ人は神様なので(理由は次の考察で)、キャッチコピーは、
『データを削除してループ世界を抜けるか、ループ世界のままにするか』と解釈できる。

央人は姿を変えた娘の代わり。能力は娘が継承したので、矛盾しないよう男に生まれる。娘とそっくりだから、CEOは冷たい態度をとる。量子コンピュータは会社のどこかにある。CEOは娘を失うよりは、ループ世界のままでいいと思っている。
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【考察】タイムリープしたのは、空の娘かもしれない
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ここまでの考察を整理しつつ、空の娘のタイムリープを検討してみる。

・杏子のタイムリープ
杏子(10歳)は、漫才ブームの1982年では治療が困難な病気を患う。未来の医療で助けようと、親たちは30年後に杏子を送った(杏子は言われるままに能力を使った)。杏子と陽太が同年齢(10歳)でパラドックス、2012年で世界が終わる。
陽太とパラドックスを起こすので、タイムリープしなくても、杏子は(第5話を反映させれば)陽太が7歳になる前まで生きたことになる。

空の娘のタイムリープと干渉し、2010年にタイムリープを終える。杏子はひなに転生。ひなは2010年に誕生し、現在10歳。杏子はひなに姿を変えたので、代わりとして伊座並杏子が、陽太と同じ2002年に生まれる。陽太は、母と叔母を好きになって不純ちゃん。


・空の娘のタイムリープ
2030年に3歳だった空の娘は、ドローンを追いかけて事故に遭いそうになり、父親の尾熊に助けられるが、尾熊は命を落とす。それ以来、娘は責任を感じて、母親の空とぎくしゃくする(ハリネズミのジレンマ)。

時子も空も発現しなかった過去の能力が、空の娘になってようやく現れる(高校生の空に能力が見られない理由になる)。空は愛情を伝えられず、2040年に13歳になった娘は10年前にタイムリープ。空の娘が二人になったり、誕生しないのに存在するパラドックスで、世界の終わりを出現させながら、ビッグバンまで戻る。

杏子のタイムリープと干渉したおかげで、2012年にタイムリープを終え、8年周期のループ世界となる。娘はデータ化されるが、2020年で年齢は21歳。二色同順は、6、7、8が二つあることで、6+7+8=21になる。央人は、データ化された空の娘の代わりなので21歳。二色同順は、空の娘と央人のこと。
たこ焼きは伏線と考えてもよさそう。ビデオメッセージは杏子の伏線なので反映させない。高校生の空に能力の兆候があれば空、なければ娘がタイムリープしたと思う。能力を持つ人が神様の理由は、つぎの考察で書く予定。
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【考察】神様になった日を考えてみた
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『彼女が神様になった日、世界は終焉へと動き出した。』
このキャッチコピーはひなのこと。ループしている間は、世界は終わらないので、ループを抜けた日が神様になった日となる。

空の娘のデータを削除すると、行き場のなくなった過去の能力がひなに渡る。ひなは、過去にも未来にも行け、パラドックスも起こらない。神様と言えるような存在になる。タイムループは止まり、世界は2020年の終焉へ向かう。

三姉妹の考察で書いたが、最初は時子がすべての能力を継承したと思われた。杏子は、時子を神様と思ったからシスターになり修道服を着た。能力を持つ者=神様なので、空の娘も神様になる。

病気だった杏子は、親たちに言われるままに行動し、未来に跳んだ。そのときも修道服を着て、時子も見送った。陽太から修道女のコスプレと聞いて、杏子だと思った時子は、ひなを家に招いた(ただし、タイムリープから転生に、時子の認識は変わっている)。

ひなは能力を持つので神様だが、気づかないから修道服を着ている。過去や未来を見通す力はあるので、全知の神を自称する。過去と未来にタイムリープする能力を継承し、全知全能の神様になったひなは修道服を脱いで、魔法少女の衣装に変わる、たぶん。

まず、過去に行き、杏子をタイムリープさせないよう、親を説得する。最終的には「わたしはこの時代の今日を生きる」と杏子が親を諭す。
未来に行くには、世界が終わっている2030年にタイムリープすればいい。スタートしたのにゴールしないことになり、世界の終わりが原因のパラドックスは回避される。

2020年の世界の終わりは消え、2030年から2040年にタイムリープしたことに変わる。2030年の世界の終わりでも30日間の猶予があるから、ひな(空かも)がドローンを撃ち落とせばいい。過去に行く理由がなくなり、正しい世界へと戻る。

次回の祭りで、射的(弓矢や輪投げもありそう)があったらハッピーエンドの伏線になるだろう。
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第6話 ドローンを撃ち落とす伏線
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話が動くと思ったけど、また伏線回だった。前回は杏子の伏線で、今回は空の娘の伏線。

3と7はよく出る。”跳ぶ”はタイムリープ、陽太の背番号の7で、7歳のときに能力が発現。空の娘が3歳のとき、ドローンを追いかけて(三匹の金魚がポイに近づくシーンが伏線)事故に遭いそうになり、父の尾熊がかばって犠牲になる。空の娘は父を助けようと過去にタイムリープする。

射的は、ドローンを撃ち落とす伏線。都合よくサバゲーやっている人がいてモデルガンを調達。ひな一人では威力が足りないから、陽太にも協力してもらう。撃ち落とせば、タイムリープする理由はなくなる。ただ、杏子が運命を受け入れるのに、空の娘は変えるのはバランスがとれていない。撃ち落とせない展開もありそう。

金魚は空の娘で、娘はデータ化されて量子コンピュータのなかにいる。コンピュータは、冷凍車のような寒いところに置かれる。かたぬきは、人間の型から抜けてデータ化すること、かな。

空のセリフの「永遠に抜け出せないかと思ったし」はループ世界のことだろう。宝つりも伏線っぽいけど、すぐには思いつかない。食べ物も伏線にする傾向がある。

キャラクターでは、ひかりを見たときの阿修羅の反応は、父娘の関係を表しそう。杏子(ひな)と賀子はケンカばかりしてる姉妹かな。杏子のほうが姉だけど。
伊座並杏子と陽太を気にするひなの反応は、ひなが陽太の娘であり母親である(しかも、伊座並杏子は杏子の分身みたいな存在)と考えれば、複雑な心境といったところか。
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【考察】ひなと空の娘が出会うことで、世界は元に戻る
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第6話の出来事は、麻雀回のように世界が改変された経緯を示している。

1.たません→両親(空と尾熊)の間で娘が手をつなぐイメージ
2.三匹の金魚がポイに近づく→3歳の娘がドローンを追いかけ事故から救(掬)われる
次は4で、3はひなが全知全能の神になってから

3.射的→ひなが未来の陽太とドローンを撃ち落とす(ペンギンという名前のドローンがある)
4.ストラックアウト→残った数字を足す。9はタイムリープ年数、13は娘の年齢(考察予定)

5.お面→般若は嫉妬で、ひょっとこは天岩戸神話(第5話)、キツネはギリシャ神話と関係がある
※決して捕まらないキツネを退治するため、必ず獲物を捕まえる犬を使ったけど、追いかけっこが続きゼウスが石にした、おおいぬ座の神話。空の娘のタイムリープで矛盾が生じ、永遠に過去に行くのを止め、娘をデータ化した、と解釈。

6.お化け屋敷→過去からきた杏子と、未来からきた空の娘が干渉、過去(賀子)が残る
7.空のセリフ「永遠に抜け出せないかと思ったし」→過去の能力でタイムループ(現在は1周目)

8.宝つり→宝が子供なら、正しい世界では存在しない伊座並杏子、央人、あと一人は、ひなかCEO
※空の娘は生まれる前まで跳んだため親が必要になり、CEO(未来の空)が現れた(データ化してもパラドックスは残る)。量子コンピュータ(娘)を所有するからCEO(見合う地位)。本来の空はCEOにならない。あの空だし。独身だけど、なにかの拍子に母親だった記憶が蘇る、と考察中。

9.かたぬき→空の娘が人間の型から抜けてデータ化
10.冷凍車→空の娘が量子コンピュータに閉じ込められる(ひなもデータ化の危機に?)
11.解放→空の娘のデータを削除するのは陽太かもしれない
現在のループ世界の経緯を、空の娘は知っているが、元の世界に戻せない。ひなは経緯を知らないが元には戻せる。この二人が出会うことで世界が元に戻る。ひなと金魚はそういう伏線、かな。

麻雀の”単騎で鳴く”を一人で泣くと考えれば、空の娘のこと、七対子ドラ隣ドラ隣は、7歳の双子が半分ずつ能力を分けた、と解釈。
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【考察】杏子の先祖が能力を使わなかった理由
{netabare}
時子(アマテラス)、杏子(スサノオ)、賀子(ツキヨミ)の三姉妹が、物語の出発点だと思う。おそらく伊座凪家。ひなが陽太の娘として生まれたら、伊座凪みこと。
神様と性別が逆なのは、三兄弟より三姉妹のほうが華やかだから、制作上の理由だと思う。未来の能力は杏子、過去の能力は、時子、空には発現せず、空の娘になって現れた。

タイムリープの能力は、(世界の終わりが原因でなければ)使えば必ずパラドックスが起きて、世界が終わる。世界は終わっていないので、杏子の先祖は能力を使っていない。能力を使うまえに、過去や未来を見通す力で、タイムリープしたあとの世界を見たから使わなかった。

杏子も世界の終わりに気づいたが病気で伝えられなかった。古文書にも禁忌の能力と記されていたが、子を失うのは親にとっては世界の終わりに匹敵するので、杏子を未来に送った。
さすがに、これを愚かな選択とは言わないだろう。ひなには過去を見通す力もない。伊座並杏子の過去を言い当てたのは、杏子の転生だから。声まねもそうだろう。半知(未来を見通す)半能(未来に行ける)の神が正しい気がする。

空の娘は、能力に目覚めると過去を探るのが得意になるので、能力も知ることができた。事故があってからは、母親の空とはぎくしゃくして、一人で調べて行動した。
タイムリープしたあとの世界を事前に見たとき、CEOが鈴木少年を呼びつけたシーンのように、CEO(母)、尾熊(父)、央人(娘とそっくり)が揃っている景色が見えた。(過去しか見通せないのに)父親を助けた未来だと勘違いし、過去に跳んだ
ひなの言う愚かな選択は、こちらだろう。母親空のメッセージ(愛情)が娘に届かず愚かな選択をしたから、ひなはビデオメッセージにこだわった。逆に、空の娘は、ひなの転生を知っている。
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【考察】杏子と陽太の親子パラドックスを再考
{netabare}
現在の世界に陽太が存在するのは、タイムリープを選択しなかった世界があるからと思われる。三つの世界を少し変更してみた。

世界1.タイムリープを選択しなかった世界(アニメの結末)
世界2.杏子が未来に行く選択をした世界
世界3.空の娘が過去に行く選択をした世界

2と3は世界が終わるので陽太は生まれない。現在の世界は、世界1をベースにして、2と3が同時に重なったと考えられる。ただし、考察では2、3の順に記述する。

・世界2が重なる
1982年8月に7歳の誕生日を迎えた杏子は、未来の能力を発現させる。病気を治療するため2012年8月1日の未来に跳ぶが、陽太が10歳で、”親子逆転のパラドックス”が起こる。
猶予期間(8/1~8/30)を経て、2012年8月31日に世界が終わる。

・世界3が重なる
空の娘と干渉し、2012年の世界の終わりを防ぐ。杏子は2010年にタイムリープを終え、ひなに転生。陽太は時子の息子に変わる。杏子(スサノオ)のタイムリープで陽太(アマテラス)が隠れた(天岩戸神話)と解釈できる(現在の世界で隠れたのは伊座並父)。

陽太が7歳になるまで杏子は生きて、その歴史も消えないが、陽太とは親子ではなくなり伊座並に変わる(前は伊座凪)。子供がいないと矛盾するため、新たに伊座並杏子が生まれ、ビデオメッセージの内容も、陽太から伊座並杏子に変わる。

世界2の杏子 1975年――1982年‐‐跳ぶ‐‐2012年(世界が終わる)
                7歳      |  7歳
                      転生↓
ひな                    2010年―――2020年(現世界)
陽太の母   1975年――――――2008年(世界1)
 ↓
伊座並母   1975年――――――2008年(現世界)
                          10歳
陽太(母は杏子)     2002年―――――――――×――2020年(世界1)
成神陽太         2002年――――――――――――2020年(現世界)
伊座並杏子        2002年――――――――――――2020年(現世界)

本物の杏子のほかに、三人の杏子(ひな、伊座並杏子、伊座並母)がいることになる。
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【考察】空の娘の誕生日は、12月25日
{netabare}
ストラックアウトで残った数字を足すと9と13になる。9はタイムリープ年数で、13は空の娘の年齢。前回の考察で書いた世界1に、今回は3、2の順で重ねて説明。

事故が起きたのは、2031年1月1日の初詣のとき。初詣客を撮影していたドローンを娘が追いかけた。能力が使えるのは、2040年1月1日からで、”事故が起こる前”に戻る必要がある。

・世界3が重なる
空の娘は12歳のときに、9年と1ヵ月前の、2030年12月1日にタイムリープする。

 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40(20XX年)
―|――|――|――|――|――|――|――|――|――|――|――
 ←―→←―→←―→←―→←―→←―→←―→←―→←―→←―→←―→
  2↑↑3  4  5  6  7  8  9  10 11↑12(歳)
   |事故(1/1)                    |
タイムリープゴール(12/1)          タイムリープスタート(1/1)

2歳の空の娘とパラドックスになり、猶予期間(12/1~12/30)を経て、2030年12月31日に世界が終わる。過去しか見通せないので世界の終わりに気づかない。
空の娘の誕生日は12月25日。父親を助ける準備を終えて、クリスマスのイルミネーションを見ながら13歳の誕生日を迎える(第10話 聖なる日)。

2030年12月31日で世界が終わると、スタートせずにゴールしたことになるため、タイムリープは、2030/1/1にスタート、2020/12/1にゴールと変わる。生まれる前まで跳んだから2020年12月31日で世界が終わる。同様のことがビッグバンまで続く。

・世界2が重なる
杏子のタイムリープと干渉し、2010年~ビッグバンまでの世界の終わりを防ぎ、空の娘は2012年でタイムリープを終える。目的(父を助けて家族三人で暮らす)を果たすために、2020年の世界の終わりを迎えないようにする。娘の体はデータ化され、量子コンピュータのなかで能力を使い、8年周期のループ世界を構築する(こういう形は望んでいないと思う)。

ビッグバン 10   12  20     30(20XX年)
〇‐‐‐‐‐〇←‐‐‐←――――×←―――――×―空の娘のタイムリープ
           ↓ループ↑     |
           ――――→    空の娘誕生(2027/12/25)
  杏子――→‐‐‐→〇
      ↓
    ひなに転生
実際は、二人のタイムリープは同一直線上(”X”は世界の終わり、”〇”は防いだ)

データ化されてもパラドックスは残り、解消される。生まれる前まで跳んで両親が必要だから、空(名前は違うと思う)と尾熊が新たに誕生する。年齢は娘(2020年で21歳)に合わせて44歳。量子コンピュータ(娘)を所有するからCEO。
CEOの親はコオロギ、尾熊は不明。娘の代わりの央人は、矛盾しないよう能力を継承しない男。CEO(母)、尾熊(父)、央人(娘の代わり)という形(おそらく全員他人)で目的が果たされる。

杏子が出現させた2012年の世界の終わりは防げたが、猶予期間は残っている。早いほうが優先され、8/1~8/30の猶予期間を経て、2020年8月31日に世界が終わる(12月31日だと整合性がとれない)。

8月25日に雪が降れば、ホワイトクリスマスの伏線になる。空の娘の名前は、聖良かな。ひなが怒りそうな名前でもある。
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第7話 空の娘の名前は、央美(ひろみ)
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今回も自分の考察に沿って、解釈してみる。
写真は30年くらい前のもの。ひなではなく1982年ころの杏子。写真の興梠は30代で、視聴者がタイムリープと気づくため見せていない。
杏子は転生してひなになったが、元はタイムリープなので、姿が変わると矛盾する。だから、転生(タイムリープ)する前もひなの姿をしている。

じっさいの杏子の外見は、伊座並杏子と同じ。伊座並杏子が存在するから矛盾しないよう、外見はひなになっている。ひなは、外見は陽太の娘で、中身は母親の杏子、これまでの考察と変わらない。写真は、杏子がタイムリープしたという伏線。

時子、杏子、賀子は、イザナギ三姉妹と考察している。興梠は神呂木(かむろぎ)が由来で、カムロギは、イザナギとイザナミを生んだ男神。神様で考えても、興梠は杏子の親となる。正しい世界での苗字は興梠か伊座凪なのか不明。

アンは杏子の”杏”から、ロミは空の娘の名前が央美(ひろみ)だから。

たませんのタマゴは空の娘と考察した。繰り返しタマゴを割ったのは、空の娘が繰り返し何かを試みて失敗したのを指す。割った数(5?)=ループの周回数と考えると、現在は6周目かな。
空の娘は世界を戻すために、ひなと会おうとするが、5回試みて失敗している。央人が写真を見つけるまではいいが、そのあとで予定外のことが起きている。

免疫の話が出てきたので、杏子の病気は免疫に関係しそう。「空飛んじゃってる」は気になるが、陽太も跳んだので、タイムリープしたのは、杏子と央美だろう。尾熊が央人を助けたシーンは、尾熊が人ごみをかき分けて央美(娘)を助ける伏線になる。
初詣ではなく、七五三(11月15日)なのか……衝撃的なシーンだった。
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【考察】8月限定のタイムリープと考えて少し変えてみた
{netabare}
猶予期間はなさそうなので、パラドックス→即、世界の終わり、とする。

杏子は1982年8月29日で7歳になり、能力を発現させる。能力は8月限定で、これを逃すとつぎは2020年になる。杏子の病状も深刻になり、31日まで悩みに悩んで、
杏子は、1982年8月31日から30年後の未来に送られ、2012年8月31日で世界が終わる。

空の娘は、『【考察】空の娘の誕生日は、12月25日』の初詣を七五三に変更。誕生日は11月15日よりまえになり、クリスマスと初詣のシーンもない……きっと次回は水着回なんだろう。

事故は、2030年11月15日の七五三のとき。事故を防ぐために、空の娘は13歳のときに、2040年8月1日から9年と9ヵ月前にタイムリープして2030年11月1日に世界が終わる。

 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40(20XX年)
―|――|――|――|――|――|――|――|――|――|――|――
 ←―→←―→←―→←―→←―→←―→←―→←―→←―→←―→←―→
 3↑↑ 4  5  6  7  8  9  10 11 12 ↑13(歳)
  |事故(11/15)                    |
タイムリープゴール(11/1)          タイムリープスタート(8/1)

スタートもゴールもしないパラドックスで、2030/8/1にスタート、2020/11/1にゴールと変わる。生まれる前まで跳んだから2020年11月1日で世界が終わる。同様のことがビッグバンまで続く。

2012年8月31日で終わった世界と、世界の終わりを出現させながら、ビッグバンに達した世界が合わさり、2020年の世界の終わりだけが残る。早いほうが優先され、2020年8月31日が世界の終わりとなる。
{/netabare}

【考察】空の娘は7回目でひなに会える
{netabare}
空の娘(央美)はデータ化されて量子コンピュータのなかにいる。ひなに会って過去の能力を継承させ、世界をもとに戻す、これが娘の計画。タマゴの殻をコンピュータとすれば、殻から出してやるのがひなの役目。だけど、ひなにはデータを削除できず、陽太が代わりにする。
現在はループの6周目で、5回失敗している。このアニメは7が好きだから、7回目でひなに会えると思う。

空の娘は過去を見通せるから、ひなが杏子の転生だと知っている。だから、1回目のとき、「佐藤ひなを連れてきて」とCEOに頼んだと思う。CEOは、必ず央人を使い、失敗の原因につながる。
央人は、データ化した央美の代わりで、改変された世界にしか存在しない。伊座並杏子も同じで、ひなに姿を変えた杏子の代わり。
央人は娘と外見も思考も似て、過去を探るのも得意。佐藤ひなを調べ、央人自身の境遇を知って暴走する。これが5回続いて、空の娘は慎重になる。

CEOには「あるもの」と遠まわしに伝える。央人にはひなにつながる手がかりを少しずつ与えていく(思考が同じなので行動パターンがわかる)。
手書きの真似はコンピュータでもできるし、カメラの記録に興梠の姿がない理由になる。業者に依頼を出すくらいは思考を持ったコンピュータならできるので、

写真を見つけさせないために家を解体した。

央人が写真を見つけたことで毎回失敗している。簡単にひなを見つけ、写真の興梠が30年前の30代なのに、ひなは変わってないと気づく。央美が考えることも央人にわかるので、真相を知って暴走し、6回目の失敗となる。
ループするので世界は終わらず、8月30日のあと2012年9月1日に戻る。

成功する要因は陽太。5回目までは、ひなは陽太に出会うまえに央人に捕まった。7回目に、空の娘は、祭りの日までは同じように進め(仲間が必要だと思うので、特に賀子)、そのあとは、陽太のスマホにメッセージを送ったりして、ひなを連れてくるように誘導する。
{/netabare}

【考察】ひなに転生はいつなのか再考
{netabare}
写真とひなは同年齢に見えるのに、考察では、写真(7歳)、ひな(10歳)なので再考する。

タイムリープは2012年まで進み、その後、転生した(これまでは2010年で転生)。ひなの誕生日を杏子と同じ8月29日とする。タイムリープのゴールは2012年8月31日なので、ひなが生まれたのは、2013年8月29日となる。現在ひなは6歳。数日後に写真と同じ年齢になる。

1982/8/31   2012/8/31   2020/8/31   2030/11/1   2040/8/1
 杏子―――――→〇――――――×←―――――×←―――――空の娘
       転生|↑ ループ↓
         ↓ ←―――
  ひな誕生(2013/8/29)

杏子が2012年8月31日にタイムリープした結果、7歳の杏子と10歳の陽太で親子が逆転しパラドックスが発生、世界が終わる。空の娘のタイムリープと干渉して、麻雀のチョンボ役のように世界が改変される。

杏子のタイムリープはゴールがなくなり転生と解釈される(パラドックスがないので世界の終わりもない)。杏子の家族で次に生まれるのがひな(陽太の娘)だから、転生先としてひなが選ばれる。ひなが持つ能力はタイムリープなので、転生前後で姿は変わらない。

陽太には三歳年下の血縁のある女の子がいると解釈され、陽太は時子の息子になり、三歳年下の妹、空の兄になる。杏子(→伊座並母)には、陽太と同じ年に生まれた子供がいると解釈され、麻雀の牌を増やしたように、伊座並杏子が誕生する。同時に2012年に杏子がいる(本来はいない)ことになる。

本来の杏子(※)と三人の杏子(ひな、伊座並母、伊座並杏子)の関係を示す。
タイムリープ 1975年――1982年‐‐‐2012年(世界が終わる)
した杏子※           7歳      |7歳
                      転生↓
ひな                    2013年―――2020年(現世界)
陽太の母※  1975年――――――2008年(タイムリープしない)
 ↓
伊座並母   1975年――――――2008年(現世界)
伊座並杏子        2002年――――――――――――2020年(現世界)

空の娘のタイムリープは、世界の終わりが原因でスタートもゴールもなくなりループと解釈される。ループは時間的閉曲線と解釈でき、パラドックスは存在せず、世界も終わらない。
チョンボ解釈は、次回を見てからもう少し考察してみたい。
{/netabare}

【考察】予告から次回を予想してみた
{netabare}
陽太と会話しているのは、興梠だろう。ここにきて新キャラはない、というかやめてほしい。

陽太「ひなさんですよ、あなたの娘さんの」
興梠「ひな! どうして、本当にひななのか」

興梠は1953年生まれで67歳。陽太は娘さんと言っている。60代でも子供はできるけど、時を跳んだと考えるほうが自然。
転生する前も”ひな”だと推測できる。タイムリープだから名前も同じになる(興梠ひな→佐藤ひな)。ひなを”さん”付けで呼ぶのは不自然ではないが、両親から話を聞いて、ひなが年上だとわかったから。

時子と興梠の認識は転生で、転生後の名前を知らない。時子はひなに会ったとき名前を聞いたし、興梠は陽太にひなさんと言われたから、娘のひななのか、と聞き返した。
その時代の科学や医療で手を尽くしたけど治せる見込みがない。杏子(ひな)を破滅させるよりは転生を選んだ。ひなと一緒に寝ていた女性は時子に見えるけど、杏子の母親。興梠の回想シーンだろう。

ひなの誕生日は2013年8月29日と考察している。第7話の葉書の日付が2013年10月25日なのは、娘が転生したと思ったから、興梠は親戚に葉書を出しまくって探していた。
{/netabare}
{/netabare}

第8話 想定外だが説明はできる
{netabare}{netabare}
時子に転生の認識がなかったのは想定外だった。あとは理解できる範囲内かな。いつものように自分の考察に沿って解釈してみる。

三つの世界が重なり、矛盾なく編集されたのが、現在の世界。
世界1.タイムリープを選択しなかった世界
世界2.杏子が未来に行く選択をした世界
世界3.空の娘が過去に行く選択をした世界

杏子は1982年では治療できない病気を患い、30年後の医療を受けさせるため、2012年の未来に送られた(世界2)。世界1と3が合わさり、杏子はひなに転生する(今までの考察は転生で病気完治と考えていた)。
佐藤家に生まれたひな(杏子)は、”その時代では治せない病気”を患う。

杏子の歴史は、伊座並母の歴史に変わり、1982年に未来にも跳んでいない。ただし、世界2を含むので辻褄合わせ(杏子が未来に跳んだことを現在の世界に反映させる)は必要。

ひなが回復できた理由については次の考察で書く予定。
ほかに気づいたのは、たませんのえびせんべいは親だから、ひながエビを振りまわしたのは、親を振りまわしたという意味。ひなが7歳で親から離れたのは、杏子が7歳でタイムリープしたから。修道服はタイムリープを終えた杏子を見つける目印。これらも辻褄合わせと思う。
{/netabare}

【考察】ループ世界なら長期間の研究ができる
{netabare}
タイムリープは一般的には意識だけの移動だけど、考察では体の移動も含む。そうしないとパラドックスが起こらない。タイムトラベルが正しいが、”跳ぶ”が伏線であるのでタイムリープにしている。

ひなの回復方法を考察する。
冒頭の男が興梠なら、67歳にしては老けて見える。以前、ティトノスの神話を使ってループする間は、身体年齢だけが加算される(見た目が老ける)と考察した。
現在の世界はループするが、じっさいはタイムリープ。能力者は過去に戻っても年齢や記憶は維持される。空の娘(央美)はデータなので、年齢や記憶の維持は興梠が負う。

タイムループでもあるため、年齢は59~67歳を繰り返し、身体年齢は1周するたびに8歳老ける(身体年齢=59+周回数×8)。

     2012/9/1   2020/8/30
1周 59歳  ―――――  67歳
2周 67歳 ↑ ループ ↓ 75歳
  :     ←――――   :
5周 91歳         99歳

タマゴを割ったのは5個なので、現在を5周目とすると、8年周期のループなら見た目は99歳(年齢は67歳)。記憶は維持できるので40年の間に治療方法を見つけ、ひなを回復させた。

30年後に治療方法があると思って未来に送ったから、30年間研究すれば治療方法が見つかる、という辻褄合わせかも。6周目になるとひなを治療する人がいないので世界をもとに戻せない。このまま一日ずつ進み、最終回が31日の可能性が高い。
次は、陽太=興梠の考察を書く予定。
{/netabare}

【考察】陽太は興梠に姿を変えた
{netabare}
ここまでの人物関係をまとめておく。

・タイムリープをしなかった本来の世界
時子、杏子、賀子は三姉妹で、親は興梠。陽太(苗字は興梠か伊座凪)は杏子の息子で、陽太とひかりは夫婦、娘はひな(名前はみこと?)。阿修羅はひかりの父親で杏子の幼なじみ。空と尾熊は夫婦で娘は央美。時子、大地、空の関係は変わらない。

・タイムリープをした現在の世界
杏子はひなに姿を変え、代わりに伊座並杏子が誕生。空の娘はデータに姿を変え、代わりに鈴木央人が誕生。陽太は興梠に姿を変え、代わりに成神陽太が誕生(後述)。宝つりは、本来の世界に存在しない、伊座並杏子、鈴木央人、成神陽太となる。
CEO(空)、尾熊、ひなは、未来に存在するが矛盾解消のため誕生。未来と同じなのは外見だけ。

2012年にタイムリープした杏子(7歳)は、息子の陽太(10歳)と親子逆転のパラドックスを起こす。陽太が親、杏子が娘となる。
陽太の娘はひなだから杏子はひなに転生、杏子の親は興梠なので陽太は興梠になる。
ティトノスの神話通りにコオロギに姿を変えた(興梠のなかに10歳の陽太がいるわけではない)。

興梠は時子と杏子の親なので、日本神話とギリシャ神話の両方に関係する。本来の世界なら、ひなは未来で生まれ、興梠は故人だろう。陽太には三歳下の血縁のある女の子(妹)がいると解釈され、成神陽太が誕生。

ひなを引き取るのは、本来の関係が影響するから。佐藤のセリフの伏線も回収できる。興梠(陽太)は、ひなを回復させるため、ループ世界で研究を続ける。以降は前回の考察通り。
愛情の数値化を考えると空の娘のことも知り、ひなと空の娘を会わせる段取りもつけている。陽太は空の娘の父親代わりかも。そう考えると年齢や記憶の維持を負う理由にもなる。
次は「334日」の考察をする予定。
{/netabare}

【考察】タイムリープがぶつかるのは、2012年2月15日の正午
{netabare}
ひながじゃまでカレンダーがほとんど見えないが、×は27日まで。海に行ったのは28日で、その日を含めて残り4日となる。

334日前は2019年9月29日で、ひなの7歳の誕生日。その日に未来を見通す力を発現させる。29と334(半分の167)は伏線だと思う。

タイムリープが使えるのは、1982年、2020年、2041年の8月限定。惑星直列(に近い状態)は、1982年、2020年、2040年だが、伏線回収には、2041年にする必要がある。

杏子が跳んだ1982年8月31日から29年と167日後が、2012年2月14日。
空の娘が跳んだ2041年8月1日から29年と167日前が、2012年2月16日。
2012年2月15日の正午に、二人のタイムリープはぶつかる。

1982/8/31    2012/2/14   2/15   2012/2/16     2041/8/1
 |――――――――|―――――――――――|――――――――|
 杏子――――――――――――→×←――――――――――――空の娘

現在は、2012年2月15日(正午)~2020年8月30日の約8年を繰り返す世界。ひなが生まれたのは、2012年9月29日。

        2012/9/29(誕生)  2019/9/29(発現) 
2012/2/15〇――――△――――――――――△―――――×2020/8/31
     ↑   ループ(2020/8/30→2012/2/15)  ↓     
      ←―――――――――――――――――――
{/netabare}
{/netabare}

第9話 ひなは陽太にとって母であり娘でもある
{netabare}{netabare}
量子コンピュータは予想通りだけど、設置場所は読めなかった。空の娘(央美)はとても近くにいた。30日以降の未来が見えないのは、30日でループするから。

杏子が7歳の8月31日にタイムリープし、杏子はその日で終わり、ひなに転生する。ひなも7歳の8月31日で終わりを予知する。世界の終わりは、杏子とひなの辻褄合わせにすぎなかった。

央美は13歳の8月1日にタイムリープし、央美はその日で終わり、データに変わる(データなので両親がいない)。央人は13歳のときCEOに引き取られる。

ひなは陽太にとって母であり娘でもある。CEO(空)と尾熊は夫婦で娘は央美。央美の代わりが央人だから、CEOは央人にも慈愛を見せる。どちらも考察済みなので驚きはない。
ほとんどの伏線は考察したので、あとは世界を戻す方法だけかな。
{/netabare}

【考察】杏子のタイムリープを再考(完結編)
{netabare}
世界1.タイムリープを選択しなかった世界
世界2.杏子が未来に行く選択をした世界
世界3.空の娘が過去に行く選択をした世界
世界線はひとつ。能力者の選択によって、世界が破壊されたり創造されるので能力者は神様と言える。

漫才ブームだった1982年、杏子は”その時代では治療できない病”を患う。8月29日に7歳になり、未来の能力を発現。タイムリープは8月限定で、31日まで両親(父親は興梠)は悩み、30年後の未来に送ることを決める。30年は興梠の判断で、後にループ世界で解消される(詳細は【補足】に記述)。この期間を使って興梠(陽太)がひなを治療する。

杏子は2012年8月31日に送られ、2012年2月15日の正午に、空の娘のタイムリープとぶつかる。二つのパラドックスが発生するが、辻褄が合うように解消され、現在の世界となる。

       1975  1982     2002 2008 2012   2020   2030
        |―――|――――――|――|――|――――|――――|
杏子(世界1)  ――――――――――――→×
陽太(世界1)             ――――――――――→
興梠(世界1) 1953――――――――――――→×
ひな(世界1)           陽太の娘(みこと?)誕生(2030年?)―→
↓              央美とぶつかる(2012/2/15)
杏子(世界2)  ―――→‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐→◇‐
↓                        |転生
[現在の世界]                  ↓
ひな(杏子)               2012/9/29 ―――→×?
興梠(陽太) 1953――――――――――――――――〇←――→〇(2012~2020)
伊座並母   1975――――――――――――→×
伊座並杏子             2002――――――――――→
成神陽太              2002――――――――――→
×はその人の世界の終わり、〇はループ

1.杏子(7歳)は、息子の陽太(10歳)と親子逆転
陽太の娘はひなだから杏子はひなに転生、杏子の親は興梠なので陽太は興梠になる。ひなは未来で生まれ、興梠は故人、2012年には存在しない。陽太には三歳下の血縁のある女の子(妹)がいると解釈され、成神陽太が2002年に誕生。

2.タイムリープしなかった杏子は2008年で故人、2012年に杏子がいる
親子(母・息子)だった痕跡も消され、杏子の歴史は伊座並母の歴史に変わる。伊座並母からは息子ではなく、娘が生まれる。杏子の代わりで最適なのは、伊座並母から生まれた娘で、伊座並杏子は陽太と同じ2002年に生まれる。
{/netabare}

【考察】空の娘(央美)のタイムリープを再考(完結編)
{netabare}
2031年の七五三(11月15日)のとき、3歳の空の娘(央美)は、ドローンを追いかけ、事故に遭い、父親の尾熊を失う。央美は責任を感じて、空とぎくしゃく(ハリネズミのジレンマ)。空はタイムリープを止められず、それが愛情の数値化で後に現れる。

2041年8月1日まで待ち、13歳の央美は、9年と9ヵ月前の2031年11月1日に跳ぶ。
9年と9ヵ月ずつ過去に戻り続け(限定の能力でなくなる)、2012年2月15日の正午に、杏子のタイムリープとぶつかる。それ以上過去に行けず、2020年8月31日にも戻れずループする。

2012年2月15日の正午~2020年8月30日を繰り返したあと、8月31日に進む(詳細は【補足】に記述)。ループするが、過去に戻るタイムリープ。

戻るたびに8歳年上の央美が増えるため、央美はデータ化され、能力を使い続ける。興梠(陽太)が代わりに、身体年齢を重ね、記憶を維持する→ひなの治療に生かす。陽太に代わったのは、事故があってから央美の父親代わりだったから。

           2000     2012    2020    2031    2041
        ――――|――――――|―――――|―――――|―――――|―
空 (世界1)       2005―――――――――――――――――――――→
尾熊(世界1)       200?――――――――――――――――→×事故(2031/11/15)
央美(世界1)                    2028――――――――→
↓         杏子とぶつかる(2012/2/15)              ↓
央美(世界3) ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐◇‐×←‐‐‐‐×←‐‐‐‐×←‐‐‐
↓                  | 2012/5/2  2022/1/31  2031/11/1
[現在の世界]        データ化↓
央美(データ)            〇←―――→〇(2012~2020)
興梠(陽太) 1953―――――――――――←―――→×
CEO(空) 1976――――――――――――――――→
尾熊     197?――――――――――――――――→
央人        1999―――――――――――――→

発生すると思われるパラドックス
1.央美が二人いる(2031年のみ)→央美が生まれる前まで戻る
2.13歳の央美には父がいないのに存在する→尾熊が生まれる前まで戻る
3.生まれていないのに、央美が存在する→永遠に戻る

2012年2月15日の正午に、辻褄が合うように世界が改変される。13歳の央美の年齢に合うように両親(空と尾熊)が誕生。央美はデータ化され、量子コンピュータのなかにいる。央美の代わりに2012年で13歳になるよう央人が誕生。

量子コンピュータを製造できるのは世界的IT企業。空と央美は、CEOと量子コンピュータのデータという関係になる。13歳の央美には父親がいないので、尾熊(父)との結びつきはない。
{/netabare}

【補足】29年と167日(10760日)の辻褄合わせ
{netabare}
二人が跳んだ29年と167日(10760日)を、8年と197日(3119日)のループで消費させ、タイムリープはなかったという辻褄合わせをする。

杏子は未来に跳んだので、2012/2/15~2020/8/30の期間で、日数を消費させる。
央美は過去に跳んだので、2020/8/30~2012/2/15の期間で、日数を消費させる。
ただし、2月15日は含まない。

3周すれば、9357日消費したことになり、残り1403日。
10760日-3119日(1周目)-3119日(2周目)-3119日(3周目)=1403日

        杏子が跳んだ日数の辻褄合わせ→
2012/2/15〇―――――――――――――――――――→×2020/8/31
     ↑    3周で9357日を消費    ↓     
      ←――――――――――――――――――
        ←央美が跳んだ日数の辻褄合わせ

残りは1403日なので、4周目はループが短くなる。

      杏子が跳んだ日数の辻褄合わせ→
2012/2/15〇―――――――――――――――→〇2015/12/15
     ↑    4周ですべて消費   ↓     
      ←――――――――――――――
      ←央美が跳んだ日数の辻褄合わせ

二人がそれぞれ跳んだ29年と167日は消費され、ループも解けて、現在の直線の時間軸に戻る。タイムリープやタイムループの痕跡もなくなる。

             5回目
2012/2/15〇―――――――――――――――――――→×2020/8/31

2012年2月15日は5回繰り返すので、タマゴを割った回数とは一致する。
{/netabare}

【考察】ひなは巫女服に着替え、過去と未来に跳ぶ
{netabare}
感想で「ギャグが寒い」をよく見かける。1980年代のギャグだから寒いのが当たり前。その点が次回でわかるかな。次回が過去(杏子)、その次が未来(央美)、最終話が「神様になった日」と予想している。

ひなが過去や未来に跳んで、世界を戻す最終話を考えてみる。
ひなは空の娘(央美)から過去の能力を受け継ぎ、全知全能になっている。央美が過去に戻り続けたので、能力はいつでも使用可能となった。

パラドックスが発生しない理由
1.杏子の転生であいまいな存在だから→途中で転生は消えるので微妙
2.過去や未来に行けてその時代に留まらないので、パラドックスの対象にならない
おそらく、2のほう。杏子も央美も能力が分かれたとは思ってなかったかも。

2020年には戻れないので、第1話の冒頭シーンを回収してから、ひなは世界を戻す旅に出る。タイムリープ(名称は和風だろう)には、祝詞(のりと)を使う。ひなの衣装も巫女服にチェンジ。2031年を先にすると、2041年まで待たないと能力が使えないから、1982年に跳ぶ。

・1982年8月29日より前
6歳の伊座並母がいて、元気に過ごしている。ピアノ曲は杏子が作ったので、それを弾くと作った人がいないパラドックスで、伊座並母から杏子に戻る。杏子の親を説得し、杏子が「この時代の今日を生きる」と言って、未来に送るのをやめる。
世界が半分戻り、伊座並杏子、成神陽太が消える。杏子の転生も消えるが、佐藤ひなは残る。杏子に使うはずだった祝詞をもらい、ひなは未来に行く。

・2031年11月
ひなは、未来の陽太(母親は杏子)と合流。陽太はひかりと結婚。
「娘が生まれたら、みことと名付けるのじゃぞ」と、ひかりの妊娠を言い当てる。
七五三の帰りに央美が追いかけるドローンを、ひなと陽太が撃ち落とす。
1.事故を防ぎ、父親の尾熊も無事。央美がタイムリープする理由がなくなる
2.事故は防げず、空が央美をなぐさめる。母娘が仲良く暮らし、央美はタイムリープしない
杏子は運命を受け入れたし、母子がテーマなので、2のほうだと思う。CEO、尾熊、央人が消え、そして、ひなも消え、エンディング。
{/netabare}

【考察】陽太は弁護士で、ひかりを助ける
{netabare}
パラドックス解消に関係する女性キャラを、陽太は好きになっていると思う。だから、賀子にもなにかあるはず。世界が戻ったあとのキャラクターの立ち位置を考えてみる。

タイムリープの能力を継承する伊座凪家(仮)では、娘が生まれると能力を継承する。継承しなかった子供は男女に関わらず、様々な分野で活躍する人物になる。これは、興梠や央人(央美の代わり)から推測できる。

本来の陽太は有名な弁護士で、賀子はイベントプロデューサーかな。”弁護士”が賀子の職業になったのは、成神陽太が能力とは無関係の家に生まれたから。

弁護士の伊座凪陽太は、不法な取り立てから助けた縁で、ラーメン屋の娘、ひかりと付き合うようになる。ひかりの父親、阿修羅に見つかり、陽太と野球対決。陽太は母親(杏子)の影響で学生時代は野球をやっていた。どこからかひなの声が聞こえて、5球目を打つ。陽太はひかりにプロポーズ。
阿修羅と杏子は幼なじみで、世界改変後もそうなるはずが、陽太と杏子の親子関係が強くて、幼なじみになれなかった。

ビデオメッセージは杏子から陽太に贈られたもの。内容はほぼ同じだが、「2031年に巫女服を着た女の子が現れるから一緒にドローンを撃ち落として」と謎のメッセージがある。麻雀大会は、”陽太が優勝”のところだけ辻褄合わせで、童顔コンテストに変わる。

時子は杏子と双子なので、能力を継いだという解釈。能力を継がなかった空は映画監督になり、初作品が「神様になった日」。スクリーンにタイトルが現れ、OP曲が流れ、そのままエンディング。
{/netabare}
{/netabare}

第10話 ”子”が付く女性キャラは昭和の生まれ
{netabare}{netabare}
空の娘(央美)はデータ化され、量子コンピュータのなかにいる、OPでまわっているのは央美で、量子コンピュータとループを意味する、と考察した。前回、央人が央美(金魚は央美を指す)に接触したことでデータが消え、ひなのなかにいた神様も消えた。央美もループも消えたから、今回のOPからまわるシーンが消えた、と解釈できる。

新キャラの司波素子について。司波はシヴァ神で、素子は素粒子のこと。シヴァ神は宇宙の破壊と創造の神で、量子論の生成演算子や消滅演算子をシヴァ神で例えたりする。
さらに、シヴァ神は、未来を司り、スサノオと類似点がある。杏子の能力は未来で、神様はスサノオ。素子は杏子を指す点が多い。素子がどのようにして誕生したのか、二つのパターンを考えた。

1.素子は央美
OPから央美が消えて、代わりに素子が出てきたから。データ化したのは能力だけで、人間のほうは素子という解釈。ただし、パラドックスは不明で、央美の外見は央人に似ているはず。

2.素子は杏子の母親
おそらく、こっちだと思う。杏子は未来にタイムリープして、息子の陽太と親子逆転のパラドックスを起こす。陽太の娘はひなだから杏子はひなに転生、杏子の父親は興梠なので陽太は興梠になる。杏子の母親は素子なので、司波素子が誕生する。

パラドックスを解消するには、両親が必要という解釈。興梠同様、素子は2012年には故人で、故人となったときの外見を、現在に引き継いでいる。素子の病気が遺伝して、杏子に発症した。素子の年齢は伊座並母と同じくらい。”子”が付く女性キャラは昭和の生まれ。伊座並杏子は杏子の代わりなので。

空、尾熊、央美の家族関係は、世界改変後、別の形(CEO、尾熊、央人)で現れる。世界が変わっても家族の絆は残り、素子はひな(杏子)の世話をしている。
{/netabare}

【考察】人物関係とラストのオチ
{netabare}
タイムリープしなかった世界の人物関係を家系図にしてみた。名前は改変後のものだが、ひな以外は変わらないと思う。能力を継承する家系は伊座凪か興梠。神様のアマテラスは、時子が嫁いでからは陽太に、スサノオは、陽太が結婚してから、ひかりに継承される。

             興梠(カムロギ)―――――――司波素子(シヴァ)
                        |            
            ――――――――――――――――――――――――
           |            |           |
         時子(アマテラス)    杏子(スサノオ)    賀子(ツキヨミ)独身
           ↓            ↓
大地(レアー)―時子(クロノス)  当主・杏子(スサノオ)―婿養子(クシナダヒメ) 阿修羅
       |                     |            |父娘
    空(ゼウス)―尾熊(カリスト)     陽太(アマテラス)―ひかり(舎脂→スサノオ)
          |                      |
        央美(アルカス)          ひな(ひな飾りの神様)名前はみこと?

・八幡さまは、母子神の信仰、母子がテーマだと推測できる
・浅間さまは、安産、子育ての神様
・思金神(おもいかねのかみ)は天岩戸神話と関係あるから、杏子が詳しいのは麻雀ではなく競馬かも

残り2話で考察を生かすには、このオチしかないと思う。
いままでの話は、”1982年の杏子が見ていた未来”。その未来を見て、杏子は跳ぶのをやめる。
詳しく考察する予定だが、さきに第1話の冒頭シーンを回収する必要がある。
{/netabare}

【考察】第1話の冒頭シーンを回収してみた
{netabare}
次回は、ひなの記憶を取り戻すために陽太が奮闘する。色々試してうまくいかなかったが、ピアノを弾いて、ひなの記憶が戻る。おそらく、そんな感じだろう。
そのあと第1話の冒頭シーンになるはず。カツラ(ウィッグ)にするか、4、5年後にするか。どちらにしてもひなの命が尽きるから撮影している。

いままでの話は、杏子が見ている未来で、それを視聴者も観ていた、と考察している。だから、跳ばないと決意させるような悲しい未来になると思う。

4、5年経てば身長も伸びるが、冒頭シーンのひなに変化は見られない。ただし、病気のせいで成長しないとも解釈できる。

考察では、ひなは杏子の転生なので、ひなの寿命=杏子の寿命。杏子は1975年に生まれて、タイムリープしなければ、2008年の33歳まで生きた(陽太が7歳になる前)。ひなが33歳まで生きないのは矛盾する。だから、タイムリープした29年と167日が寿命にカウントされている。

33から29を引いて、残りの寿命を4年と考え、髪の長さの説明にしたいが、寿命に7歳を含んでいないから強引すぎる。ひなはすでに寿命を過ぎていると考えるのが妥当だろう。第1話の冒頭シーンは陽太がひなを引き取ってからそれほど経っていない。

雪が舞うか桜が散る季節に、ひなが最期を迎え、視聴者は大号泣。そして、最終話でひっくり返す。
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【考察】いままでの話は、1982年の杏子が見ていた未来
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視聴者を大号泣させたあと、場面は1982年の8月31日に変わる。和室に布団を敷いて、杏子が寝ている。杏子が目を開くと、両親の興梠と素子、双子の姉、時子が心配そうに見ていた。そばには生まれたばかりの賀子、男の子が苦手なので、幼なじみの阿修羅は遠くから見ている。

いままでの話は、杏子が見ていた(タイムリープを選択した)未来。ひなの未来予知と同じで、病床にいたから長く見続けられた。

目印の修道服(もしくは巫女服)を杏子に着せ、祝詞も用意され、未来に送る準備は整っていた。だけど、ひなの悲しい運命を見たので、「わたしはこの時代の今日を生きる」と言って、両親を止める。日付が9月1日に変わり8月限定の能力が使えなくなる。

残りが2話だから思いついたオチ。これなら説明もほとんど必要ない。タイムリープの話だけど、一度もタイムリープしない。夢オチに近いけど、ひなが過去や未来に行くのも少し違和感があったので、こちらのほうがスッキリする。
ひなの男嫌いは、杏子に男の子と接する機会がなく、姉妹しかいないという伏線。阿修羅は時子のクラスメイトで杏子に惹かれた。

”神様になった日”も変わってしまうので、次の考察で述べる予定。
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【考察】神様になった日は、2031年9月29日
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まず、訂正から。ひなは杏子の転生だけど能力を持たない。だから、”持たせる必要がある”。未来予知は量子コンピュータ、未来に跳んだ約30年は、ひなを7歳のまま未来に進める(寿命を消費する)。
過去に戻った約30年は、央美を遺伝子(データ)まで戻して辻褄合わせ。次回を見てから詳しく書きたいと思う。

すべては杏子の未来予知と考察したので、”神様になった日”が変わる。いままでの話のなかに、その日はない。杏子がタイムリープをやめたあと、伏線回収シーンが始まる。

・杏子が競馬を的中しまくる
・「神ですがなにか、おちびちゃん」とか言って妹の賀子を泣かせる
・大地の学生時代の写真にいるのが、時子、杏子、阿修羅に変わる
・杏子は伊座並父に似た男性と結婚、ワインとチーズを楽しむ
・陽太が生まれ、伊座並杏子のように成長過程が描かれる
・ビデオメッセージはほぼ同じだが、ドローンを撃ち落とすミッションがある
・陽太は大学在学中に司法試験に合格し、弁護士になる
・ラーメン屋を取り立てから守り、陽太はひかりと付き合う
・ひかりの父親、阿修羅に見つかり、野球対決で5球目を打ち、ひかりにプロポーズ
・ひかりと結婚し、ひなによく似た娘を授かり、22歳で父親になる
すでに描かれたシーンばかりで説明は不要。伏線回収は10分もかからないと思う。

ひなと誕生日が同じなら、8月28日から334日前の9月29日が娘のみこと(仮)の誕生日。央美の七五三に合わせて、2031年で7歳になり、能力を発現。この日が”神様になった日”になる。
能力を引き継ぐと神様になるので、能力が存在しない世界のひなは神様にはなれない。

空の家族と一緒に祝った七五三の帰りに空の娘、央美がドローンを追いかける。みことは陽太と一緒に破魔矢を放ってドローンを撃ち落とす。罰当たりな気もするが神様になったので問題なし。
(ひなの話が重かったので)尾熊は助かり、央美がタイムリープする理由がなくなる。運命がどのように変わったか、未来を見通せるみことが解説する。
陽太は童顔コンテストで優勝し、空は初監督作品の「神様になった日」がヒットしてハッピーエンド。
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第11話 杏子は家族と過ごすことを選ぶ
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ひなが好きなことって、人助けだと思う。そういう話が続いたのだから。今回も自分の考察に沿って解釈してみる。

陽太がひなに近づこうとして近づけないのは、ハリネズミのジレンマ(映画シザーハンズ)の伏線回収だろう。司波素子は杏子の母親で、杏子は2008年まで生きたので、素子の回想の12年前と一致する。白鳥座の神話は、白鳥になったゼウスをレダが抱きしめて双子を産む話(ほかにも色々ある)。素子が時子と杏子の双子の母親だという伏線。

ひなの悲劇を見て杏子は未来に跳ぶのをやめると考察した。ひなは回復しそうなので、ひなは陽太のもとに戻る結末だろう。杏子はそれを見て、家族と過ごすほうが幸せと思い、未来に跳ぶのをやめる。こう考えるほうがよさそう。

ひな(杏子)は、素子の娘であり、陽太の娘でもある。娘にとって一番いいのは、素子は施設(他人にゆだねる→未来に送る)で、陽太は家族だと思っている。興梠は未来に送らず、免疫を鍛えて治療したかった。興梠と素子の夫婦で意見が分かれたのが、形を変えて現在の世界に現れたと解釈もできる。

最終話の「きみが選ぶ日」は、ひなが陽太と暮らすのを選んだあと、場面は1982年8月31日に代わり、(タイムリープを選択した)未来を見た杏子も、家族と過ごすことを選ぶ。

そのあとは、弁護士の陽太がひかりを助け、阿修羅と野球対決。ひかりにプロポーズし、ひなによく似た娘を授かり、2031年の七五三のときにドローンを撃ち落とす。野球の伏線は回収されると思うし、現在は野球をやる流れではない。だから、別の方向に変わるはず。監視カメラの映像の謎もある。それについては考察する予定。
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【考察】監視カメラの謎を解いてみた
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このアニメの世界線は一つ。タイムリープするたびに、世界が改変される。以前の世界が消えるわけでなく、重ねるイメージ。ひなが背景と人物を合成したのが伏線。「空飛んじゃってる」のように矛盾した場合は、辻褄合わせが行われる。

杏子と央美のタイムリープがぶつかった2012年2月15日が現在の世界の始まりで、8年周期でループし、タイムリープした29年と167日を消費するまで繰り返す。その期間を使って、興梠(陽太)はひなを治療した。以上のことを前提として、監視カメラの映像の謎を解いてみる。

興梠は2012年2月15日を5回、2015年4月15日(映像の日付)を4回経験している。
4回目のとき、興梠は名前を記入し、カメラにも映っている。
5回目のとき、すでに故人なので、名前を記入できないし、カメラにも映らない。

(4回目)          2015/4/15(手続きをしてカメラに映る)
2012/2/15〇――――――――――――〇――――――――→        


(5回目)    故人    2015/4/15(手続きできずカメラに映らない)
2012/2/15〇――――×―――――――〇――――――――→
         
世界線はひとつだから、4回目のあとに5回目の世界が重なる。5回目が現在の世界。興梠が故人だから、映像があると矛盾する。だから、名前は4回目のもので、映像は5回目のもの。手続きをした事実は存在するので、名前まで消えると矛盾するから名前は残る。
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【考察】ひなの漫才会話は免疫力を上げるため
{netabare}
感想を読むと多いのが、ひなの病気について。自分の考察に沿って考えると、こんな感じになる。

杏子は7歳の8月31日が終わり(最悪の状態)だったが、それを乗り越えて33歳まで生きた。治療方法がないので、免疫を鍛えたと思う。ひなは杏子の転生(辻褄合わせの色合いが強いので”転生”なのか微妙)だから、同じような運命をたどる。

ひなも”その時代では治療できない病気”を患い、7歳の8月31日が終わり。興梠(陽太)がループする間に治療方法を見つけたので、(未来の治療を受けた)ひなは回復する。ループが解けて、7歳の8月31日を迎え、元気なのが矛盾するため、治療部分は除去された。

タイムループは戻るとリセットされるが、治療や故人になった点から、興梠だけは記憶や年齢(または身体年齢)を維持したと考えられる。

現在のひなは、最悪の状態は乗り越えたけどリハビリ中。治療方法がないので免疫を鍛えて治すしかない。好きなことや楽しいことをすると免疫が鍛えられる(と思う)から、陽太がやっていることは的外れとは言えない。

興梠は、杏子に漫才を見せていた。1982年は漫才ブームでもある。笑うことでも免疫力を上げられるし、ひなの漫才会話の伏線回収ができる。
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【考察】空がCEOになった理由
{netabare}
いくつか変更点があるので、結末を見る前に直しておこうと思う。

7歳の杏子と13歳の央美のタイムリープがぶつかり、世界が改変される。杏子と陽太の親子が逆転し、タイムリープ(継承する家系)が消える。央美の(過去に戻る)タイムリープはループになって残る。未来や過去を見通す力は、量子コンピュータに代わり、7歳になると起動し、常に使える。

杏子は、能力を持たないひなに転生し、陽太は興梠になり、二人は連動する。ひなを7歳(興梠は67歳)のまま身体年齢を未来に進め、跳んだ日数の辻褄合わせ。7歳の8月31日がひなの世界の終わりなので、その日を迎えるまえにループを使い、タイムリープした29年と167日を消費させる。

            2012/2/15
―――杏子のタイムリープ――→〇←――央美のタイムリープ―――

            2012/2/15 2012/9/29(ひな誕生)   7歳      2020/8/31
‐‐タイムリープが消える‐‐‐〇―――〇――――――――――――〇――――――×
                ↑     29年と167日を消費     ↓     
                 ←―――※(2012/2/15←2020/8/30)――――

ひなが杏子と同じ33歳までの寿命なら、7歳に29年を足すと、寿命を超える。ひなの世界の終わりを迎えるまえに終わるのは矛盾するため、興梠(陽太)だけが身体年齢を進める。記憶は蓄積されるので、興梠はひなの治療方法を見つける。

央美は、29年と167日を一気に消費する(※消費するのは過去方向でスキップだから)。央美は13歳のまま身体年齢を29年と167日戻され、遺伝子に変わる。夫婦になる前のCEO(空)と尾熊の二人の遺伝子が、央美になる(央美はデータ化されていない)。

興梠がチップ型の量子コンピュータを開発したから、(タイムリープしなかった世界では孫の)空は世界的IT企業のCEOになった。
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最終話 考察はラノベのプロットにでもしようと思う
{netabare}
伏線が回収されないのはいつものことで慣れた。作画がよかっただけにもったいない。
タイムトラベル物語ができたので、もったいないからラノベのプロットにして、どこかのサイトに投稿しようと思う。もちろん、そのときはキャラクターの名前は変える。
オリジナルアニメの新しい楽しみ方を知ったので、来年も考察をするつもり。
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投稿 : 2020/12/27
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