「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編(アニメ映画)」

総合得点
84.7
感想・評価
563
棚に入れた
2410
ランキング
274
★★★★★ 4.1 (563)
物語
3.9
作画
4.4
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.0

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ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

上弦、降り立つ。

これは無限列車編ですか?
いいえ、 {netabare}煉獄vs猗窩座編{/netabare}です。

ということで早速観てまいりました。チンタラしてたら入場特典無くなりますからね。
まず一言、客多すぎ。公開2日目だったとはいえ『君の名は。』以来ですよこんなの。
この前俺がふりふら観に行ったときなんか平日とはいえ公開3日目なのに俺とツレの二人しかいかなかったのにどうなってんだ!!野郎二人でアオハル映画観ることの虚しさが分かるかお前ら!!

とまあそれはさておき、本編の感想にいくとしましょう。
{netabare}とりあえず作画、相変わらず圧巻。
正直あの原作のどこをどうとったらあんな描写になるのか、ufoには一体何が見えているのか問いただしたいところですね。
それから声優陣、熱入りすぎ。全員煉獄役の日野さんに引っ張られてません?特に花江さんと松岡さんは聞き入ってしまいましたね。

ただやはり何と言っても、今作の一番の見どころは炎柱・煉獄杏寿郎と上弦の参・猗窩座の戦闘です。無限列車編とは銘打っていますが、こちとらこれが見たくて劇場に足運んでんですよ!
いやー、もうすげえのなんの。術式展開の演出がとにかくカッコよすぎましたね。原作では描かれなかった部分も丁寧に描写してくれてました。ここ見れただけで感無量です。
また、今作の主役と言ってもいい煉獄さんのラストには周囲からすすり泣く声が・・・
感動的な演出に多くの人が涙腺やられてましたね。ただやはり自分は泣きませんでした。理由は後述。
{/netabare}

・連載当時の状況について
{netabare}今作、連載当時も煉獄の殉職については悲しむ声が多かったですが、一方で否定的な意見も少なからず見受けられました。
実を言うと自分もどちらかというと後者寄りだったんですね。
何故かと言いますと、ようは「展開が早すぎた」からです。
彼が初登場したのは柱合会議、しかしその時はセリフは少なめ。
その次に登場したのが今回の無限列車編になるわけです。原作では54話~66話に至って展開されましたが、連載期間で言うと約3か月です。
つまり3か月のうちにようやく顔と名前と性格覚えたキャラクターがいきなりぽっと出の敵に殺されたような状況なわけですね。
正直短い話数の間でしっかりと煉獄というキャラクターを吾峠先生は描写してくれていましたが、当時の自分には

煉獄←上弦のヤバさを描くための当て馬
猗窩座←もったいぶった割には柱一人に苦戦する存外大したことない敵

という風に移ってしまったんですね。これにも理由がありまして、それまで出てきた下弦の鬼の強さと、柱・上弦それぞれとの力量差に開きがありすぎて、柱と上弦の強さの天井が明瞭になっていなかったんです。なので正直この2人の戦闘見てても「これは煉獄さんが凄いのか上弦が大したことないのかどっちなんだ?」という感想が浮かんでしまいました。
今にして思い返すと、両者の株を落とさない名勝負中の名勝負だったりしたわけなんですけどもね。しかしそれが分かるのはこの後の「遊郭編」で上弦のヤバさが描かれてからです。
なので当時の私としては、キャラクターへの感情移入に至るより先に死んでしまったので、泣くまでには至りませんでした。

そして今回映画観に行ってもやっぱりダメでしたね。
理由は簡単、私この作品鬼側の方が好きになっちゃったからです。
鬼殺隊よりも鬼の方が好きなんです。
柱よりも上弦の方が好きなんです。
猗窩座と童磨が狂おしいほど好きなんです、すいません!!!
{/netabare}

全体的にかなりハイレベルの作品です。劇場で観れる機会があるうちに観たほうがいいと思います。
鬼滅はこれ以降はどうするんでしょうか。TVアニメで2期制作か、それとも劇場版で続けていくのか、気になるところですね。個人的に「遊郭編」は映画館で見たいっちゃあ見たいんですけどね。
{netabare}(猗窩座の声優、石田彰さんの予想が的中してたのがめっちゃ嬉しかったです!){/netabare}

投稿 : 2020/11/24
閲覧 : 374
サンキュー:

41

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