「A.I.C.O. -Incarnation-(Webアニメ)」

総合得点
70.4
感想・評価
236
棚に入れた
1021
ランキング
1528
★★★★☆ 3.6 (236)
物語
3.5
作画
3.8
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.5

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえずの簡単な感想

 最近は近未来SFだとサイバー系が多い印象があり、こういったバイオ系は久々な印象。
 バイオ系は有機物の生々しさゆえの生理的気持ち悪さが感じられる作品が多いが、本作も
マターを始め、それが十分に感じられる。特に終盤の橘 アイコのろくろ首は結構ギョッと
させられた。

 展開的には主人公を始め、限られたメンバーによる危険地帯でのミッション遂行という
アクションものや冒険ものでは王道なもの。
ここではスピーディーなあアクションが楽しめたが、同行者の掘り下げがあまり無かったので、
キャラクタードラマとしてはいささか薄い感じ。
 まあ1クールで設定やらで時間も割かなければいけないので、脇キャラにそんなに尺を取る
余裕がないのは判るけど。

 アイコに関して脳以外は人工生体というショッキングな内容で始まるが、後半になると実は脳も
人口生体という更なるショッキングな展開が話を飽きさせないが、こうなると全て人口生体の
アイコは人なのか?といった問題が生じてくる。
 自分の場合、ネットフリックス加入者でありながら、地上波スケジュールに合わせて
視聴するという変則的なことをしていたが、本作が地上波で放映されていたクールは
「ソードアート・オンライン アリシゼーション」のアンダーワールドの住人や
「とある科学の超電磁砲T」のサイボーグ・ドッペルゲンガーなど、人口物の人権、感情、魂と
いった似通ったテーマを扱ったものが多かったので、より興味深かった。

 マターの脅威だけでなく、人間の方もそれぞれの思惑で複数陣営が対立する状況になっていたが、
いわゆる悪人らしい悪人がいなかったのが、意外と言えば意外。
 後半において伊佐津 恭介にラスボス感が出かかっていたが、結局は娘思いの父ちゃんで
終わった感じだったし。
 その娘の柚葉だが、彼女に関しては終盤のやっかいな問題かと思いきや、リンクを切ったら
あっさり解決したので拍子抜け。
 この件以外もミッション遂行に関しては手に汗握るといった感じのハラハラさせられるような
感じは弱く、他のミッション遂行作品に較べると淡々としていた感があった。
 そのためか、全体的に地に足の着いた作風だが、やや地味な印象。

投稿 : 2020/12/01
閲覧 : 280
サンキュー:

2

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