「カードキャプターさくら クロウカード編(TVアニメ動画)」

総合得点
83.1
感想・評価
955
棚に入れた
5595
ランキング
290
★★★★★ 4.1 (955)
物語
4.1
作画
3.9
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.3

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まさとん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原点型魔法少女アニメ

CLAMP先生のマンガのアニメ作品です。1998年から放送でしたが、前半が
「クロウカード編」、後半が「さくらカード編」とされています。
ここは「クロウカード編」のレビューになります。

先日親戚の大学生(女性です)と話した時にこのアニメの話題を
出したら「見たことないから知らない」でした。もう20年以上前の
作品なのですね・・・。

原作マンガも簡単に読みましたが、前半の6巻を2クール分にしているので
アニメオリジナルエピソードもいくつか挟んでいるようです。
原作マンガはいかにも子ども向き少女マンガのタッチですが、アニメの
方はきちんとアニメ的な技法でデザインされなおしています。
なによりもこの作品、民放ではなくNHKで放送されていたというのが
特筆されることでしょうか。

フォーマットとしては少し前の魔法少女の定型文になるかと思います。
カードが悪さをするといってもご近所レベルに留まり、誰も死ぬまでは至りません。
また、コスチュームに着替えますが変身はしません。コスチュームを用意
するのは同級生でさくらの正体を知っている唯一の友人である知世です。
また着替えシーンはありません。その辺は子供向けを意識しているのか、
省略されます。また変身はありませんから、お約束になっているバンク
シーンもありません。
エピソードも優しいものが多く、どちらかというと悪さをするカードを
やっつけるというより、優しく包み込んでさくらの懐に抱かせる、よう
なイメージで退治されます。その代わりバトルシーンはきちんと描かれて
います。

一方それとは別に人間関係はややクセがあります。
兄の桃矢は明らかに妹のさくらをシスコンレベルで(実際に雪兎に
突っ込まれています)かわいがり、桃矢と雪兎は親友以上という
関係(この辺の謎解きは後に明らかにされますが)になっています。
この当時BL色の強い作品が多く作られており、それの影響を読み取る
事が出来るかもしれません。
桜に対する知世の感情はほぼよこしまとも言っていいレベルかと思います。
他にも、生徒(小学生女子)を恋人にしている先生や、アブノーマル
系の関係も出てきます。

ただし、登場人物がみんな優しいので、それほど気にはなりません。
「なかよし」という小学生向けマンガ雑誌連載だったこともあって、
そのへんは匂わせる程度に抑えられています。
特にさくらの性格が非常に優しくできている、言い換えると「いい子」
なので、その辺のちょっと深くえぐるとダークになりがちな世界観も
明るいものになります。
次の(たしか放送時は続いていたと思いますが)「さくらカード編」
を合わせてワンセットなので、ちょっと長いですが続けて視聴すると
きちんと全部の謎が解けるようになっています。
伏線の貼り方も含めて、構成やシナリオはきっちり作られています。

NHK放送というように、本来は子ども向けコンテンツのはずだったのが
原作者の関係と上記の人間関係のことやさくらのかわいらしさもあって
「大きなお友だち」という言われ方のファンがついた作品です。
そういう意味では「アニメオタク=ロリコン」みたいな言われ方を
され始めた作品でもあるかと思います。が、上記のようにヌードや
それをにおわす性的なシーンは一切ないので、知らない方が「2020年
感覚のロリコンアニメ」という意識で見るとずいぶん印象が変わるかも
しれません。

投稿 : 2020/12/12
閲覧 : 188
サンキュー:

7

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