「ジョゼと虎と魚たち(アニメ映画)」

総合得点
77.8
感想・評価
34
棚に入れた
159
ランキング
470
★★★★★ 4.2 (34)
物語
4.2
作画
4.4
声優
4.1
音楽
4.2
キャラ
4.2

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

陸の人魚は海の味を知らない

原作は未読です。
ボンズ製作ということもあり、以前からマークしていた作品でした。

話の内容としては王道の純愛ラブストーリー。
生まれつき足の不自由なヒロイン・ジョゼとひょんなことから知り合った主人公の恒夫。その出会いがきっかけで彼はジョゼの祖母からジョゼの面倒を見る仕事を依頼されます。
最初は恒夫に対してぶっきらぼうな態度をとるジョゼ。しかしそれでもなおジョゼに対して付き合おうとする恒夫。日々を重ねるにつれ、いつしか二人は一緒に街中に出かけるほどに。互いに惹かれていく二人でしたが、ジョゼの祖母の死をきっかけに微妙なすれ違いが生まれ・・・・

続きは皆さんの目でお確かめください。

この作品、一言で表すならとにかく繊細。
季節の移ろいとともに変化する街並みや風景の美しい描写、登場人物の感情の機微を表現する細やかな表情の変化、京アニ並とは言い過ぎかもしれませんが、しかし決して見劣りはしない映像表現だったと思います。
正直妙なファンタジー要素ぶち込んでくるより、多少スケールが小さくなってもこれくらい丁寧にまとめてくれた方が私としては好みです。
実写映画でもそうですが、その時その時で様々な顔を覗かせる人間の複雑な感情や人間模様の変化が私自身は好きなので、今作は非常に気に入りました。

あ、余談ですがみなさん車椅子って乗ったことあります?私は実は人生で2回ほど乗った経験があるのですが(1回目は介護体験の現場で、2回目は私自身の膝の手術の影響で)、思った以上に振動とかガッツリ伝わってきます。正直押したりする側も細かな段差とか気にしなくちゃいけないので、結構怖いんですよねアレ。屋外だと特にそう。なので車椅子の人って場所取って邪魔だなーとか思う時あるかもしれませんが、当人たちにとってみれば本当に生命線ですし、一歩間違えればマジで大怪我に繋がりかねないので本当に親切にしてあげてください。
ただアレ乗ってみると意外と新しい発見もあるもので、あの低い目線って普段気にも留めないような風景の一部とか見えたりして、新鮮味ありました。機会があれば(多分普通はないけども)乗ってみるのもいいですよ。

恐らく2020年最後に見るアニメーション映画だったと思いますが、1年を締めくくる見納め作品として満足いくものでした。観客の入り方は鬼滅と比べると慎ましいものでしたが、作品のクオリティは決して負けていません。ありがとうボンズ!!

投稿 : 2020/12/28
閲覧 : 109
サンキュー:

20

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