「planetarian ~星の人~(アニメ映画)」

総合得点
72.3
感想・評価
339
棚に入れた
1729
ランキング
936
★★★★☆ 3.9 (339)
物語
4.0
作画
3.9
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
3.9

VECCI さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

絵本のような全年齢アニメ

ゲーム界のみならずアニメ界にもその名を馳せるKEY原作。

なんとまあベタベタコテコテの80年代感溢れる世界設定。この時代のSF作品エッセンスてんこ盛り。だが切り貼りコピペ感も無く上手い事纏めてるのはさすがの有名ブランド品質。ゆめみのいかにもな萌えキャラ感には一瞬戸惑うも解って観てるのでグッとこらえる。それでもロボットなのでブヒ描写がないのはいい。意味不明な専門用語でドヤったりもしないのも観やすい。

尺が短いのでやりたいこと一直線に物語は進む。劇中ほぼ2人だけの画面が多いので展開のご都合感も隠せるし作画カロリーも低いという設計の勝利。ガイドロボットという設定で同じセリフを繰り返す描写などで人工無能以上人工知能以下を演出するのもいい。廉価版とかの単語もメカフェチをくすぐる。ただSFっぽいからこそ気になるところも多数というか頭の中に常駐レベルであったりするのだがSFが主題ではないのでそこは頑張ってスルー。

キッズアニメではよくある「大人って…」演出。今作の演出はエロゲ出身の新海さんや虚淵さんなども多用する完全な子供視点。この極端に子供に寄り添うヘイト演出はキッズを感情移入させるには絶大な効果を発揮するが、もう現代では時代遅れだと思う。これはアニメは子供が観るものという世代の演出。現在は大人でも「アニメ観るよ」と公言してもはばかられない時代だというのに。この極端に子供視点のヘイト演出は普通の大人が見れば「どうみても大人が正しい」にしか見えないので一気に興が削がれる。老人屑屋は貴重な子供達をたぶらかして連れ出そうとする敵にしかならない。もちろん本人たちの気持ちは解るのだがあまりにも論外すぎる。他で言うならエロゲのお約束の集大成のまどマギであれば、あそこでまどかを行かせる母親ってのは非難されて然るべき。気持ちを汲みたいのはやまやま。でも自分の子供ならブン殴ってでも止める。もちろん行かせないと世界が終わるので結果正解ですよ。視聴者視点ならね。これをまさにご都合展開と呼ぶはずなんですが。

泣きの部分もあまりにも意図が明け透けすぎる。これはわざとやってるんですかね。あまりにもミエミエ。だがそれがいいってことなのか。ベタなお約束に自ら乗っかって楽しもうという吉本新喜劇みたいな感じ?ディープな方ならそんな風に割り切って楽しめるのだろうが、ニワカな一般層にはちょっと難しい。水戸黄門などを楽しむのとは難度が違う。泣きたいなあ→そうだkeyを観よう→キタキターそうでなくっちゃって感じ?

ミエミエなのに力技で無理やり泣かされるってのがいいって事ですかね。
またも自分のニワカっぷりを思い知らされました。

泣ける作品かは個人差だとしてもキッズSFアニメとしては秀作。

そしてやっぱり多脚戦車は最高だぜ。

投稿 : 2020/12/29
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サンキュー:

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