「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(アニメ映画)」

総合得点
80.7
感想・評価
1672
棚に入れた
9984
ランキング
360
★★★★★ 4.1 (1672)
物語
3.9
作画
4.3
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.0
ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1.11で見たと思います、アマプラで

型番がいろいろあって、1.01とか1.00とかあるんですか?今さっきエヴァ完結編延期を受けて、アマプラで見返しました。私が持っているDVDはこのサムネイルのジャケットの1.01です。それとは明らかに細かい点で内容が違いますが、以前アベマTVで見たものは、今回アマプラで見たものとまた違っていて、それは何になるのでしょうか?マニアの人ならきっとわかるのでしょうね。アベマで見たものは、ヤシマ作戦あたりのカットがもっとたくさんあったような気がしました。アマプラのよりも長かったですよ。今回アマプラで見たものは1時間40分で短いと思います。いったいどうなっているのでしょうか?また全シリーズ終了後におそらく出される完全版ブルーレイでは、どのバージョンが収録されることになるのでしょうか?すごく気になりますね。

閑話休題、テレビシリーズの総集編との声もあるようですが、細かい演出や緻密な作画でブラッシュアップされた新劇場版です。テレビの絵をそのまま持ち込んだと思われるカットまで、描きなおしていることが見ていたらよくわかります。要するに「清書」しているんですよ。こんな贅沢なことができるのもエヴァならではです。お話の方はみなさんよくご存じで、省略させていただきます。見ていて思うのは、受験期の青少年の心理をよく研究されて作っておられるなと言う事です。その世代の少年たちはこの話は敏感に反応することでしょう。そのあたりの演出やシナリオは、本当によく考えられていると思います。

今回また見ていて思ったのは、使徒の自然界の動植物や鉱物を増幅させた怪獣特撮的世界観と、ネルフ本部のコンピューターを駆使した世界とのすり合わせが大変だなという事です。それプラス死海文書の歴史観ですか。あと、「進撃の巨人」の援護射撃?で最近わかってきたことは、エヴァは原人のような存在で、それを奴隷のようにして操縦者で動かしているということです。人類の奴隷の歴史も思い起こさせるこの設定も、考えてみれば「ロボットではない」ということで、エヴァの通奏低音としてある重要な設定です。レイが「エヴァには心がある」というのも、その意味で出されたセリフと思われます。これらをどうまとめるのか・・・・本当に難しい作品だと思います。

この「序」に関して言えば、まだ物語の序章であるので、それらの問題はあまり出ていませんが、セリフの端々にそういったものが暗示されており、その思考の積み重ねで生まれた作品だということです。それは、間違いなく20世紀の中期に生まれた人間が考え出した思索なのだと思います。この劇場版ではその巨大すぎる思索の試行錯誤が、まさに地球上の人類に生まれた者の生みの苦しみのように私には思えてなりません。ちょっと大げさすぎたかもしれませんが、エヴァが人々に熱狂的に支持される理由も、それなのだと思います。人間はどうして人間として生まれたのか、誰もが一度はそう考えるものだからです。

投稿 : 2021/01/14
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