「蛍火の杜へ(アニメ映画)」

総合得点
80.6
感想・評価
1070
棚に入れた
5191
ランキング
439
★★★★☆ 4.0 (1070)
物語
4.2
作画
4.1
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
4.0

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でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人と妖怪との恋を描いた悲しくも心温まる物語

原作は2002年に「LaLa DX」に掲載された読み切りの漫画です。
原作者は夏目友人帳を書かれている緑川ゆきさん。
人と妖怪との恋を描いた悲しくも心温まる物語です。
45分という短い時間で、きちんとまとめられています。


主人公の竹川 蛍(たけがわ ほたる)は6歳のとき、山神の森で迷子になります。
そこでギンと出会い、森の出口まで連れて行ってもらうのですが、
それから蛍はギンの優しさに魅かれて友達になります。
蛍はギンと会うのが楽しくて楽しくて…、毎年夏になると会いに来ていました。そしてギンも蛍と会うのを楽しむようになったのです。

でも、ギンは人間ではありません。
蛍は毎年背丈が伸びて成長しますが、ギンはそのままです。
それにギンは人間の肌に触れると消滅してしまいます。

蛍はやがて高校生になり、二人には恋心が芽生えます。
誰だって好きな人ができたら、手をつなぎたい、抱きしめたいと思います。
でも、それは絶対にやってはいけないこと。
ほんのわずかでも二人が触れ合うと、ギンは消えてしまうから…二度と会えなくなるから…

蛍もギンも優しい心の持ち主です。お互いを大切にしています。
その優しさが二人を一層苦しめます、二人とも相当つらかったと思います。
決してかなわない恋。それが切なくて切なくて…

だからこそ…、だからこそ、あの結末はハッピーエンドだったのだろうと思いたい…。


私たちは男女を問わず一生の間に多くの人と出会います。
お互いの生活リズムが違うので、二度と会えない人もいます。
でも、一緒に過ごしたときの思い出は、一生心に残ります。
一緒に写真を撮ったり、手紙やメールを交わしたりしておけば、何年たったとしてもそれを見るたびに素敵な思い出としてよみがえるでしょう。

投稿 : 2021/01/24
閲覧 : 451
サンキュー:

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