「涼宮ハルヒの憂鬱 第2期(TVアニメ動画)」

総合得点
86.7
感想・評価
3781
棚に入れた
19118
ランキング
182
★★★★☆ 3.9 (3781)
物語
3.6
作画
4.0
声優
4.1
音楽
3.9
キャラ
4.1

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kj さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7
物語 : 1.0 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

気持ち悪い

タイトルはハルヒのキャラ造形の下敷きになったと思われるアスカ@エヴァの台詞の引用。ハルヒに贈りたい。
00年代を代表するアニメの一つのようなので、せっかくAbemaでタダで観れる機会に観てみたが、何がいいのかさっぱり分からなかった。
「エンドレスエイト」はながら見で飛ばさず完走、絵や声優の演技が微妙に違うところは作り手も観る側も労力に見合う効果があるかは別としてそれなりに面白いが、本当に8回やるとは…
それよりも次の「溜息」でのハルヒのミクルへのパワハラ・セクハラが耐えられない。最後、キョンがハルヒに手を上げるのを古泉が止めたが、意味不明。あそこで殴りでもしてハルヒが何か変われば何かのカタルシスが得られたはずだが。
で、ハルヒがこの作品世界では全能なのかと思いきや出来た映画「ミクルの冒険」はひたすら寒い。他の話もだが、キョンの講談として聴いてれば何とか耐えられた。他の要素に比べて声優の評価を普通の点数にしたのはそのため。
どなたかのレビューで二期序盤の「憂鬱」だけでいいのではとかいうのがあったが同感、それなりに楽しめたのはそこだけかな。
作画も、古臭い(以後の流行りに比べて女性キャラの口の位置がやたら上)だけでなく絵も時折崩れているように思える。ハルヒは美人でかわいいという設定のはずだが、説得力のある絵になってない。完全なサイコパス(としか思えない)でも絵的に魅力的ならば許せたが、、、
「ライブアライブ」の作画に対する評価が高いようだが、当時にしては、なのだろうか。『けいおん』に比べてレイアウトも動きも稚拙で楽しめない。そもそも楽器持つフォームもなってないし(具体的にはやたらギターが立ってたり。そういう決めポーズというわけでもなく)。ライブシーンの物語上の必然性も限りなく薄い、というか皆無で唐突。それと合わせて曲自体も、かっこいいんだか稚拙なんだか狙いが微妙。これも『けいおん』の各楽曲の絶妙さに比べてしまうとなあ。
他の音楽、OP/EDは可もなく不可もなくだが、時代や予算のためかしらんが、劇伴が安い感じでいまいち。コミカルなシーンで何度も流れるティンパニ?から始まるのとか。
というわけで自分的にはどこにもポジティブに評価する要素が見当たらないのだった。
『消失』に続くようなので機会があればそちらも観てみようとは思うが、まあ評価が覆ることはなさげ。

それにしても本作は2006/09だが、それほど変わらない2008『とらドラ!』(ラノベ原作、破天荒なヒロイン、高校生活という舞台設定、などの共通点)、2009~11『けいおん』(同じ京都アニメーション製作)はすごく楽しめたというかすごく好きなのに、この差は何なんだろう。。。

投稿 : 2021/02/15
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サンキュー:

5

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