「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(アニメ映画)」

総合得点
84.1
感想・評価
429
棚に入れた
1959
ランキング
293
★★★★★ 4.2 (429)
物語
4.0
作画
4.4
声優
4.3
音楽
4.2
キャラ
4.1

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ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「終劇」

<2021/3/20 初投稿>
レビュー初投稿日に観てきました。
ネットニュースでそろそろネタバレが激しくなりそうだったので。

エヴァはTVシリーズ、旧劇場版、新劇場版は一通り観てます。
そして本作は新劇場版の完結編。
そしてこれまでのエヴァシリーズ全ての総決算的な意味合いもあるようで。

これでエヴァは全て終わり。

では、感想にいってみたいと思います。
※ネタバレタグは本作見た人だけ開いてください。

{netabare}感想を一言に纏めると、
「『みんなが納得するまとめ方』に一番近いまとめ方」
だったんじゃないでしょうか。
つまり最大公約数というか。

その分、丸くなってる気もします。
相変わらずよくわかんないところはあるけど、それはコアな考察を重ねてきたファンをカバーしている感じで。
コアな考察する能力のない自分のような者でも、わかんないところはわかんないまま観て、それでも十分楽しめるし、共感できました。

その楽しめる、共感できるところ、というのは

例えば「日常の大切さ」や「自然の大切さ」を丁寧に訴えかてくるところ。
SDGsな感じ。
集落でだんだん変わっていく綾波も良かった。
最後哀しいけど。

他にも、ゲンドウくんの行動の動機がまるでダメな男なところも。
結局「先立たれた嫁に逢いたい」で全世界巻き込むというスタンスはTVシリーズから一貫してますね。
さすが元祖「マダオ(まるでダメ男)」
それにしてもこの親子、メンタルの弱いところなんかホントよく似てますね 笑。

でもその息子の方は立ち直ってしっかりちゃんと大人になれたし。
TVシリーズ始まって25年。
ようやくちゃんとしましたよ。
本作の中で、どこら辺で変わったんだろう?と思い返すとケンスケのところか。
釣りしてるうちにちゃんとしたんだろうか。
ケンスケと言えばTVシリーズ第四話「雨、逃げ出した後」を思い出します。
あの時もシンジをマイペースに助けてましたね。

そして最後の最後の「君の名は。」のような爽やかな締め方。
RADWIMPS流れ出しても驚かない爽やかさ 笑
この終わり方は予定調和なのかもしれないけど、安心しました。

でもなぜマリなんだろ?
アスカはもしかしてケンスケ?
綾波×カヲルとかはまあわかるけど。
ちょっと唐突で「何があったの?」という気分にちょっとなりましたが。

でも爽やかに終わったからいいや。
{/netabare}

という感じで
四半世紀に渡る「新世紀エヴァンゲリオン」の集大成として、自分は満足しました。

<2021/3/21 追記>
さっき知ったんですけど、ラストシーンの{netabare}大人になったシンジ。
マリと一緒に駅の階段駆け上がるスーツ姿のあのシンジ。
緒方恵美さんにしては声が男らしすぎるな、もしかして別の人かな?とか思ってたんだけど。
あれ、神木隆之介が声当ててたんですね。
笑える。
どこまで「君の名は。」なんだよ、と 笑。
{/netabare}

投稿 : 2021/03/21
閲覧 : 384
サンキュー:

27

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