「ガールズ&パンツァー 最終章 第3話(アニメ映画)」

総合得点
75.2
感想・評価
87
棚に入れた
477
ランキング
817
★★★★☆ 4.0 (87)
物語
3.8
作画
4.3
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.1

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

戦車道戦術の変化

 描写内容は大洗女子学園対知波単学園戦の続き、他の準々決勝、大洗女子対継続高校戦の
序盤とほぼ戦車道の試合のため、とにかく戦車戦を堪能できる。
 個人的には前作のレビューで望んだ大洗女子抜きの試合描写がダイジェストとは言え、
描かれたのは嬉しかったところ。
 とはいえ、試合描写が増えた分、キャラの日常描写などは益々減っており、そちら方面が
好きな人は物足りなさを感じるかも。

 その戦車道の試合内容だが、感じたのは戦術の変化。
テレビシリーズ以前は黒森峰女学園、プラウダ高校、サンダース大学付属高校、
聖グロリアーナ女学院が四強だったように、戦車の質量を高め、良く言えば正攻法、悪く言えば
力攻めの戦術が主流だったように見受けられたが、それを覆したのがテレビシリーズでの
大洗女子。
 大洗女子は戦車の質量不足を作戦の妙で補い、その作戦内容は機動性を重視していた感が
あったが、本作の知波単、継続、そしてエリカの感性で途中変更された黒森峰の戦術は
大洗女子系統のそれ。西住流ならぬ、西住みほ流が戦車道の主流になったか?。

 知波単、継続のいずれもフラッグ車や隊長車ではなく、まずあんこうチームを叩こうとしたが、
司令塔であり、精神的支柱である西住みほ搭乗車を先に叩くのは正解という気が。
 知波単は終盤にあんこう叩きに成功するもそこに囚われすぎて墓穴を掘ったが、継続は序盤で
成功。
 早くもあんこうチームを失った大洗女子の今後の展開が気になる次作であるが、ここで
河嶋 桃が覚醒してくれることを期待。

 継続に関しては魔女と呼ばれる新キャラのヨウコが片鱗を見せる。
 これまでもサンダースのナオミ、プラウダのノンナなど、射撃に秀でた砲手はいたが、自身の
存在を悟られずに遠方から狙い撃つなど、ヨウコは完全なスナイパータイプ。
 継続高校はフィンランドをイメージした学校で、フィンランドと言えば戦車ネタではないが、
シモ・ヘイヘやスロ・コルッカといった伝説のスナイパーを輩出した国。
 この新キャラはこういったスナイパーをモチーフにしたキャラなのだろうか? 次作への
楽しみは尽きない。

2021/04/07

投稿 : 2021/04/07
閲覧 : 209
サンキュー:

2

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