「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。(TVアニメ動画)」

総合得点
72.8
感想・評価
489
棚に入れた
1480
ランキング
1070
★★★★☆ 3.4 (489)
物語
3.2
作画
3.5
声優
3.5
音楽
3.4
キャラ
3.3

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「生きろ。」

26才リーマンが家出JKと同棲する話。

何あれ最後のふざけてんの?
好きでもない作品を嫌々作らされるスタッフの気持ちもわからんでもないが。
とりあえずこの会社の作品は二度と見ない。

物語
作品の出来としてはただあらすじをなぞっただけで凡庸極まりない。
展開早すぎで緩急も情緒も見どころもクソもない。
沙優は最後まで自分からは何もしてませんが、周りが助けようねって話でしょう。

声優
悪くないんじゃないでしょうか。

キャラ
沙優が可愛いとかアニメのJKキャラをそう言う視点では見ないのでわからん。
矢口はびっくりするくらい良かった。

作画
普通。だがトンデモガントチャートとラストのあれは悪意しか感じない。

音楽
OPEDともに神。劇伴は並。ラストのボリュームアップ演出は好き。


OP/おもいでしりとり
{netabare} フルで聴くともっといいです。
生きるってことは『想い』を繋いでいくこと。いい事言いますね。

ラストのサビ手間のフレーズ。

「やっと言えるんだ。」

この「やっと」の重みは地獄を見た人間にしかわからないのかもしれません。

ここで初めて次に繋げられるんです。
ようやく次の一歩を踏み出せる。

希望なんてもってはいけないものだった。
自分に未来があるなんて思いもしなかった。
長い時間、止まってた時間が進み始める。やっと。

初めてフルで聴いた時、私は涙が止まりませんでした。 {/netabare}

ED/Plastic Smile
まんま沙優の心境を表した素晴らしい歌詞。よくぞここまで凄惨な心境を簡易な言葉遣いで優しく希望を持てるように書けるものかと感心する。流してきいてたら爽やかなベタベタアニソンなのに歌詞みたら号泣した。

「臆病に閉じてたココロの扉
 今そっと開いて優しさの理由を探ってみたくなる」
自分に価値がないと頑なに信じ込んでる、だから最初は優しさを疑う。ガードを開けるとダメージも通るから自ら開くのはなかなかに難しい。本来ここのガードを開けるまでが一番難易度が高い。結果論だが吉田の周りの数の暴力が功を奏した。でもこれが一番早いし一番良い方法だと思う。吉田がどれだけ聖人だとしても一人では扉をこじ開けるのは難しい。閾値を超えると一瞬でコロッと落ちるのはやっぱり寂しいから。でもこういう子はうまく調整できずフルオープンになっちゃうので注意が必要。最初は完全に依存する。というかまず依存させることが治療の第一歩なんだけど。

「傷ついてることにさえ気づけずにいた」
これが一番ヤバい。雑に言うと過剰なストレス下では思考力が奪われる。端的に言うと知能が落ちる。ストックホルム症候群のような危機的状況での生存戦略。側から見れば馬鹿で愚かで楽な道を選んでるようにみえるでしょうが、本人にとっては最大限ギリギリまで努力して頑張って生き延びているんです。ちょっと例えとしてはアレですが、サッカー日本代表戦なんかの劣勢を見て『俺にコントローラを寄こせばもっと上手くやれる』って思うようなアレかな。想像力は大事。

「期待して落ち込むくらいならば笑顔でやり過ごせばいいやって」
これがPlastic Smileですよね。こういうとなんですが好みのネーミングセンス。でもこれって一発でわかるんですよね。感情死んでると表情筋も上手く使えない。そして周りも余計ムカつくという悪循環。




略取も誘拐も親告罪。警察は捜査すら不可能。
例えば親が離婚して自分が母方で妹が父方の場合、
妹が父親から性的被害に遭ってても匿えば犯罪です。


お役所仕事に頼るのも運次第。
児相ガチャで助かるのってSRレベル。
そこ引かないとまあまあの割合で死んでます。



余談 家出少女数人ほど拾ったことがあります。
{netabare}若かりし頃なので最初は誘惑にコロッと負けました。安易に誘惑に乗ると病院のお世話になるリスクがあります。めちゃめちゃ痛いです。それからは手を出さずに友達を泊める感覚でした。そしてこの初回の通り家出少女は何も話したがらないし、そもそも説教しても聞きません。でも本当に傷ついているのは伝わるので、せめて優しくすることしかできませんでした。優しくされたことがない人間は言い方悪いけど本当にチョロいです。少しのことですぐ『優しいね』とか言ったりします。ずっと雑に扱われてて、みんな優しさに飢えているんですよね。自分が出会った彼女たちもただモノを知らないだけの素直な子たちばかりでした。本当にカラダにしか価値がないと思い込んでた。なのでこの吉田のやり場のない怒りってのは非常に共感しました。今はアプリなんかで簡単に宿を探せる時代。クソみたいな大人の被害に会う少女が後を断ちません。男なら掛け子とかね。自分の子供を虐待する親も然り。モノだと思ってるヤツってほんとにいる。こんな時代だからこそしっかり問題提起してくれる作品であることを望みます。{/netabare}


リアルってリアリティが無いんですよね。
{netabare} 多分矢口と後藤さんはモデルがいるんでしょう。0からの創作ならわざわざあんなわかりにくい描き方はしないはず。編集ついてたら確実に差し戻し。矢口と沙優の間の空気感はかなりリアルに感じました。こういう描き方をするのなら作者はかなり本気で書いてるんだろうと感嘆しました。でもこれそのまま見せたらわかりにくいだろうなあと思いましたが反応は案の定。作者には衝撃だったんだろうけども配慮が足りなかったかな。「カラダだけの関係」を体験してないとイミフなんだと思います。後藤さんも沙優への対応を見るに男性不審レベルのトラウマ持ちなのでしょうが、一切説明しないところはアニメスタッフに悪意しか感じません。あとは商品の体裁としてキャラを増やしたら薄まったって感じ。 {/netabare}


第1話電柱の下の女子高生
{netabare}振られたばかりのリーマン吉田は、帰り道の道すがらに途方に暮れたJK沙優と出会う。宿泊の対価に自らの体を差し出そうとする沙優を不憫に思い、自立を促そうとする吉田。この境地に達するには26才と若すぎる気がしないでもないが、吉田の思考自体は至極真っ当で腑に落ちるものだった。北海道から家出してきて半年間も東京でサバイヴしてきた沙優はそれはそれで非常に運が良かったとも言えるのだが。

沙優がハイスペックなのも自然。内外どちらかが低スペだとそもそも半年持たない。外見のみだとカタに嵌められて沈むし、中身のみだとそもそも誰も拾わないしせいぜいワンナイトが関の山。そして機能不全家族どころか子供が家出するほどの児相案件レベルのブッ壊れた家庭ってのは両親がハイスペもしくは美男美女の割合が高い。遺伝子的には優良だが人格の発達が伴ってないタイプ。半年行方不明で捜索願い出さないってだけで相当なキ○○イ。気軽に通報すると再度地獄に突き落とすことになるのはわかりきってるので、一時凌ぎに過ぎないと理解しつつ一旦保留して体制を立て直す戦略はあながち間違ってないと思う。自らのリスクよりも目の前の人権を尊重しようとする吉田の態度は、社会的には完全に間違ってても人間としては尊敬に値する。これもまたアニメやマンガでしか出来ない話でしょうね。実写でやれば演者が大炎上不可避。

吉田のバックボーンはまだ語られてないが、あまりに察しが良く頭の回転が早いように感じるので吉田自身も低スペではなくただ運がなかったタイプのよう。

こういう完全に親のおかげでしかない生まれ持ったメスとしての素質の高さだけにあぐらをかいているような勘違いしている子供に自分が誘惑に乗ってしまう安い人間だと思われるだけで腹立たしい。勘違いすんな。ふざけんな。その通り。吉田は本気でムカついていたが、それを沙優本人にぶつけることはなかった。全ては環境が悪いのだから。吉田さんまじすげえ。26才でこれは凄いよ吉田さん。今の自分なら同じ考えだけど、自分が26才の時だったら、『え?マジで?』ってGO!GO!GO!でした。60{/netabare}
第2話携帯
{netabare}沙優へ携帯を買う吉田マン。

ここ以外でも様々な場所で『犯罪!』『妄想乙!』と発狂してるDTをみると本当に情けなくなってくる。フックに釣られすぎ。所詮ラノベだよ。

主題が『ブッ壊れた少女の自立の物語』っていう見立てが合ってるとしたならやりたいことは中二恋と一緒だと思う。ガワを刺激的にしただけで。そう見せかけたハーレムなのかもしれんけど。上司も部下も特にオカシイところはない。現代劇とはいえエンタメ色の強いラノベ、ドキュメンタリーである必要はない。

こういうわかったような単語はあまり使わないようにしてますが、沙優は劇中において現段階では『信頼できない語り手』に近いと思います。沙優はまだ自分自身を知らない子供。自分が何をしたいのかもわからない。自分の言動や行動が周囲にどのような影響を及ぼすかもわかってない。そもそも健全な発達段階を踏んでいないのだから『マトモ』『フツウ』であるわけがない。完全に『分別がついていない』状態。他人の顔色を伺って外部からの入力に『反応』して生き延びてきただけ。なまじ外見が良かったため、間違った『適応』が通用してしまってなおのこと『誤学習』が『強化』されてしまった状態。ここまで拗れてると矯正には理想的な手順を踏んでも数年単位でかかるはず。もちろんラノベなのでそのへんは理想的にサクサク進むとは思うけど、創作ストーリーなんてそんなんでいいでしょう。

原作はもっと妄想が激しいみたいですよ。叩きたい人は原作をどうぞ。106{/netabare}
第3話共同生活
{netabare}同僚女子に同棲がバレてしまう吉田マン

吉田は顔もいいし今時26才独身正社員を冴えないオッサンよばわりは流石にキビシイ。話の内容的にはそこまでおかしいところはないのだけれど、吉田は触られたらキレてもよかったのでは、とは思う。しかしもうバレてしまう展開とは。外部の干渉をどう処理するかでかなり評価が変わると思う。いい感じにして欲しいところ。149{/netabare}
第4話バイト
{netabare}バイト先の同僚にもバレてしまうおじさん。

沙優の立場でバイトできんの?ってのは、あの世界では出来るんでしょう。あさみが作者の言いたいこというキャラですかね。こういうヤンキーキャラってなんか懐かしい感じ。後藤さんもイミフなので重要人物ではなかったみたい。吉田に好感を持ってる人物しかいないのでトラブル展開に発展させる気はないんでしょう。周りからつついて吉田と沙優にヒントを与えるだけの存在。敵意を持った人間にバレたらそりゃ1クールで終わらんよな。ラノベらしくあくまで二人の心境の変化にフォーカスする作りかな。

適応できないポンコツたちにやさしいせかいって素晴らしいとは思いません?168 {/netabare}
第5話現実
{netabare}後藤さんと沙優を引き合わせる吉田マン。

うわああああああああああああ。なるほど。後藤さんのバージン設定ってそういうことか。イミフとかいってごめんよ後藤さん。合点がいった。なんであんな反応するんだろうと思ったら。そうか。そういうことだとしたなら後藤さんの行動言動全て納得。なぜ好きなはずの吉田に沙優を託したのかも。しかしセリフでは何も説明しないのはわざとなのか。余計にどいつもこいつもありえなああああいになりそうなものだが。タイトルだけにとどまらず演出も炎上狙いなのか。それはちょっと悪趣味じゃないですかねえ。多分後でこのへんの説明は出てくるとは思うけど。 209{/netabare}
第6話星空
{netabare} 過去をあさみに話す沙優

ここにきてやっと沙優が主体の展開。矢口のようなキャラは出てくるとは思ったがまさかの同僚。ということは可哀想担当の捨てキャラじゃなくて今後の展開にも絡んでくるのでしょうが、吉田以外の拾う側も何かしら描く気があるのでしょうか。冷静な判断が出来ず側から見たらどう考えても悪手な沙優や、矢口も精神異常者みたいな悪者にしなかったのは後藤さんに比べればまだ今回はわかりやすかったんじゃないでしょうか。

矢口目線で言うと、一定の時期同居するとなると他を連れ込めないんですよね。で、ああいう状態に陥ってる子ってのは突然バックれていきなり音信不通になる。次が見つかるまで、飽きるまではいて欲しいわけで。矢口もご無沙汰ってんでガッついちゃってていざ冷静になれば悪手だったって理解にもなってる。矢口にすれば特に誰かを不幸にしたいわけでもなくて、ああいうすこぶる都合のよくて尚且つ容姿レベルの高い相手ってのは流石にレアなわけで。それでも変に執着せず自分を見失わずにいるところはそこまで困ってるってわけでもなく、また会えてラッキーくらいのもんでしょう。前に出来たからってまた後でも出来ると思うのは男だけですけどね。恋愛感情がなくとも体を開いた相手ってのはやっぱり全くの他人とはなんか違うっていうか、特に若い頃は舐めた感じになってしまいがち。

それよりOPが良すぎませんか。人気作なら神曲判定だったでしょう。前作の弱キャラ友崎くんも今作もオタク向けじゃない作品だったのは不幸か、それともあえてなのか。EDも劣らず良曲。これらの雰囲気からやっぱり素直なラブストーリーなんでしょう。でないとアニメ化されるほど売れないでしょうし。 241{/netabare}
第7話恋慕
{netabare} とうとうバイト先がバレる沙優タソ

今んとこ三島の存在が謎だなあ。ここまでグイグイやる必要あるんか。吉田に干渉する理由が欲しいといった程度のことなのかな。

矢口いいですね。代えの効かないキャラになってる。わざわざ同僚にした意味がわかった。ただこれだと萌えアニメの記号的描写に慣れてるとイミフに映ってしまいそう。クズなのかいいヤツなのかキャラがブレてるYOって思っちゃう人が出てくるのかも。

これも多分色々削り過ぎてるのかなあ。265 {/netabare}
8話
{netabare}とうとう潜伏先が兄バレする沙優タソ

コレを観て犯罪ガーアタオカーな方はウシジマくんとかヤクザものも憎いんでしょうか。


バラバラなネットの反応を楽しめるのがリアルタイム視聴の醍醐味。そういう意味では最近ではこれ以上に楽しめる作品はないでしょう。

ただ冷静に普通に観た時には釣り要素に頼った感が強くて、すごく面白かと言われればそこまでではないんですよね。至ってフツー。切るまでではないけれども。というか漫画だったらありふれた平凡な設定ですよね。これ以上にショッキングで胸糞な設定なんていくらでもあると思うのですがアニメ観る人ってあまり漫画見ないんですかね。漫画はいいけどアニメでやるなってことなんでしょうか。どうしてこの程度でここまで目の敵にされるかが不思議でしょうがないんです。

どうせ最後はくっついてハッピーエンドに決まってるじゃないですか。

それ以外に落とし所はないでしょう。それを陳腐だというならそれこそ漫画読みましょう。できれば90年代くらいのがいいと思います。新鮮さを求めるなら。それくらいアニメ脚本は遅れてるというか。Vivy見てもわかるけど未来SFモノならプレステ1の頃のゲームのシナリオにすら劣る。今のアニメは声優を堪能することに特化したメディア。だれでも感情移入できるレベルに単純化した記号キャラの羅列にしないと掘り下げガーやアタオカーの大合唱で叩かれる世の中。今のアニメはわざとそういうふうに作ってるんだと思います。でもちょっと挑戦したらこのザマなので、やっぱり無難路線でどんどんつまらなくなっていくしかないでしょう。299 {/netabare}
9話
{netabare} 帰宅へのカウントダウン

まあいいや…「うっせえわ」程度でも炎上する世の中ですから。

歳の差ラブコメとしては今季の「恋きも」の方が圧倒的にハンデがあるというか自分の妹のJKにガチ恋する主人公というかなりキモい設定にも関わらず爽やかなラブコメとして観れちゃうのは作者とアニメスタッフの力量の違いなんでしょう。作者の力量は釣りタイトルからでもお察し。力量以上のテーマで炎上商法やったのが運の尽きだったかな。

ニワカな自分の個人的な意見としては
こういうメルヘンご都合茶番劇こそアニメでやる話かなあとは思います。
リアリティのある胸糞話をわざわざ観たくはありません。

でもプロの方は事情が違うのでしょう。困ったものですね。315{/netabare}
10話
{netabare}最終決戦に挑む決意をする吉田マン

結末に近づくにつれメルヘン度が増していって流石に好意的に観てる自分ですらうーむって思ってしまう。なんでもかんでもキレイにしようとし過ぎなのかなあ。ここまでくると最後までとことんファンタジーでも構わないんだけれど、確率的に薄いとしても完全にあり得ない話でないとは個人的に思う。家出少女の中で逃避行動を一定期間続けられるのは、ある程度の容姿に恵まれてるものに限られるってのはリアルすぎるほどにリアルでしょう。狭い範囲で揃いも揃ってってのは名作アニメでもそんなもんでしょう。アニメですからね。

目の前の事象に共感できるかどうかってのは、あくまで自分自身の経験や常識の範囲内でしかなくて、これはやっぱり万人に共感を期待するのは、はなから無理な設定でしょう。困ってる人間に手を差し伸べる俺カコイイってのが透けて見えるとしても、ここまできたら素直なハッピーエンドであって欲しい。

悪意を感じるレベルで説明が足りてない、というかわざとしていないとしか思えない。アニメスタッフがもう嫌々作ってるとしか思えない。原作をバカにしてる気さえする。あのトンデモガントチャートはそういうメッセージにしか見えなくなった。わざとやってるんじゃねーのかって思ってしまう。

誰でもとは言わずとも多くの方々から「共感」もしくは「納得」出来るってのを『記号』って言うんだと思う。コレがそういうものとは違うってのはもう観る前から誰でもわかるとは思うんだけど。

お花畑満開なOPのとおり、現実ではありえないまったくもってリアルじゃ考えれらないようなキレイキレイなお話でいいじゃない。


あ。分かった。
これ新海誠ですよ。ありえないほどのキレイゴト。
あーちがうわこれ。だって掘り下げが足りない!!!!

過酷な環境の黒人が綺麗事だらけの甘々ラブソングを歌うようなもの。
ってことでいいんじゃないの。知らんけど。338 {/netabare}
11話
{netabare} ついに帰宅を果たす沙優チャソ

お兄様も大概だが最後の母親で確信した。
作者様はあまりトラブルとか修羅場とか経験ないんだろうなって。でもね、だからと言ってこういう物語を書いてはイカンとは思わない。とはいってもアニメへの落とし込みが悪意を感じるレベルで雑なので、作者もある意味被害者。こんなネタだからこそライトにチューニングしたとしても流石にこれはストレートに観れる出来ではない。現場の人間たちはこんなもの作らせんなくらいにしか思ってなかったんでしょう。ネタがネタだけにそれもしょうがないとは思いますが。

殆どの方には今回も順当に意味不明だったと思う。やりたいことはわかりやすいけども、ここまでが雑だったから腑に落ちる感は全くなかったと思う。

いうてコレはまだしもスーパーカブですらハンザイダーってもう。アニメが異世界ばっかりになる理由もわかるわ。368 {/netabare}
12話
{netabare}沙優ママと対決する吉田マン

吉田を取り巻くキャラたちはともかく、沙優の親兄弟は完全な想像で書いたのか流石にペラすぎる。でもあそこにリアリティを出そうとすると凄まじい胸糞にしかならないのでわざとなのかも。違うか。こう言う問題は沙優が周囲に温かく迎え入れられることで親と向き合うまでに自尊心を回復するってところまでが肝要だと思うので、兄と帰宅するとこまででもよかったような。その後は別の道を行くにしろ、再会してくっつくにしろハッピーエンドならどっちでもいいんだけど。

これも聲の形同様に当事者の少女たちにはただの胸糞でしかないんだろうか。406{/netabare}

13話
土下座は全てを解決する。みたいになってますが尺ないのでやむなし。母親もある意味被害者ですが、そこまでやったら終わらないし焦点がますますボケてしまう。

吉田ももう完全に惚れてはいるが、あの対応しかあり得ないでしょう。沙優がまだ完全に復活したわけではないから冷たく突き放さず、心変わりしてもそれはそれで構わないと思いながら受け入れる。沙優を待ち望んではいないにしろ、後藤さんにはしっかりとケジメをつけるさすが我らの吉田マン。あさみの嬉しそうな表情も最高でした。


これでも十分に「命」を語ろうとした作品だと思います。
上手く語れてたかどうかは別として。


出来はともかく話題になった時点で勝ちですね。
考えさせられる作品であるキリッってのはこういう話にこそ相応しい。
AIと人間の違いとは?なんかよりも身近な課題でしょう。
でもAIの方が優しい判断するのかもね。

投稿 : 2021/07/05
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