とかげ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:今観てる
じんわりと切ない
#1 陽のあたる場所
はっきりと明言されてはいないのですが、あちこちのセリフ等から類推しました
そして、切ないお話だと思いました
以外ネタバレ
セリフ等でわかること
▪前田は半年ぶりに東京に戻ってきた
▪前田「会ったこともない許嫁ならいる」
▪舞台女優の岬は致命傷を負った事故の直後に感染したと思われる
▪岬は意思の疎通ができないので廃棄処分すべきという結論に対して、前田は躊躇する様子
中島中将「前田君、情は判断をぶれさせる」
▪「中島 岬 様」宛ての封書を手に取るシーン (封書はたくさんある)
▪前田が劇場の事故現場を調べに行ったシーンで
デフロット「(岬は)いい人に自分のサロメを見せたいと張り切っていた」
「もう少し早く戻って来ていたら見せられたのにね」
▪最後の陽にあたって燃える直前に
岬「はじめまして、岬です。ずっとお会いしたかった」
以下はこれらのことから自分が類推したことです
岬は前田の会ったこともない許嫁だった
二人は大正の人らしく、手紙のやり取りだけで穏やかな愛情を育んでいた
岬は、もうすぐ東京に戻って来る前田にサロメを見せようと頑張っていたが、真夜中の練習中に大道具の事故があり致命傷を負った
このまま死んだら岬がかわいそうだと思った舞台仲間のデフロット(超上位の吸血鬼)がとっさに岬を感染させて許嫁と会えるようにしてくれた(岬の感染場所が舌なので、多分血を飲ませるなどの穏やかな方法で)
ついでに、岬の本名は 中島岬 なので、もしかしたら中島中将の娘なのかもしれません
その場合、軍人の家同士で親が決めた許嫁、というのはありそうな話ですが、
中将の娘が女優をするかなー? という所が弱いですね
岬が脱走した際に立ち塞がった兵たちに被害が出なかったのもよかったです
最後までしみじみと切ない気持ちで見られました