「東京リベンジャーズ(TVアニメ動画)」

総合得点
74.3
感想・評価
389
棚に入れた
1434
ランキング
899
★★★★☆ 3.5 (389)
物語
3.4
作画
3.4
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.5

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ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

まあ、2期がやりたいんでしょうねぇ…

詳細は公式でも見てください。

東京圏では日曜深夜放送です。極めて個人的な事情ですが、ニチヨルは「フニャチンドラゴン」「(この脚本家とは永遠に)さよならクラマー」「このすばらしい惑星に戦闘員を」と3本観ていたのですが、戦闘員しか残らなかったので、注目作だけどヤンキー物に興味がなくて0話切りしていたこの作品を復活視聴した感じです。

実写映画化されるほどの有名作で、原作は週刊少年マガジンで連載中のコミック。まあ、ヤンキー漫画で講談社と言えば「ビー・バップ・ハイスクール」の系譜であることが想像できますね。

正直、今どきヤンキーだのチームだの、そういう旧時代の産物に需要があるのでしょうかという気持ちがあり、これまた今どき、バカそうなリーゼントとかボンタンとか特攻服とか、いつの時代だよとサムネで敬遠していたんですね。

でまあ、内容は12年前にタイムリープする主人公が、過去改変して未来で起こる暴力団の抗争に巻き込まれて死んでしまったモトカノを、その弟と協力しながら救うというお話です。

OPに、なんとOfficial髭男dismを起用するという力の入れ具合。ですが、制作は前期で4本も抱えてどれもこれも……という感じで、今期もめちゃくちゃ微妙な「金色蹴鞠」メンバー大集結のクラマーなどと掛け持っているライデンフィルム。まあ、案の定、作画は微妙です。

=====第8話まで視聴後、追記です。
{netabare}
なんにも進展がない。いや、あるにはありましたが、マイキーとドラケンをうんこで仲直りさせたことで、東京卍會のトップによる抗争を止めることができたということかな。

ここまで、かなりノロクタノロクタ展開していますね。
これ、1クールじゃ終わらないのは間違いなさそう。今回も、いいんですよ、日向とのお祭りデートにそんなに尺を使わなくても。マイキーとドラケンを仲直りさせて、どう未来が変わったかというのを見たいんですよ、こっちは。

過去改変というテーマは、今期覇権候補筆頭の「Vivy」があるため、どうしてもこっちのタイムリープが霞んで見えてしまう感じがあります。今のところ、タイムリープして過去改変しているのが偶然の産物でしかないという。

・将貴らに奴隷扱いされ、逃げた武道。タイムリープして、たまたま賭け喧嘩の会場に来たマイキーに気に入られて逃げた過去を改変。
・未来で東京卍會が内部抗争によってドラケンが死んでしまうことを知り、まず愛美愛主の抗争を止めて(パーちんが長内を刺すことで)、そこで勃発したマイキーとドラケンの抗争を、たまたまブチ切れたことでゴミ置き場に突っ込んで、うんこを頭に乗せたことで笑いに変えて収めたことで改変。

いや、マジでこれだけですからね、ここまで。タイムリープの意味って……。

ヤンキーたちの居姿は、往年のヤンキー漫画を彷彿とさせるものではありますが、それを今の時代に見せられてもねえ……。で、現代風アレンジとしてタイムリープ要素を盛り込みましたよって感じです。

ただ、その過去パートのほうが、まだ見られるという皮肉。

悪くはないけど、たいして良作でもないといった印象ですね。クラマーよりはマシですが。
{/netabare}
=====第12話視聴後、追記です。
{netabare}
まあ、なんというか、タイムリープという要素がガバガバガバガバしていますよね。

ドラケンの死を回避したタケミッチは、満足しながら未来に帰ってきましたよと。で、アッくんが勤める美容室に行くわけですが、「アッくん、本当に美容師になったんだ!」と。

いやいや、改変した時空ではタケミッチは、アッくんが美容師になったことぐらい知ってるんじゃね? 空白の12年は空白なの?

で、直人から電話がかかってきて「武道くん、ついにやったんですね」と過去改変のことを称賛します。

いやいやいや、直人だって普通に12年が経過しているわけでしょ? ヒナが事故から回避するまで、ほかに何も変化がなかったの?

で、直人がタケミッチに「姉さんに会いに行きましょう」と言われ、高級マンションに行くわけですが、そこで改変前の世界で自分が振られたタケミッチは、会わす顔がないと帰ろうとするんです。しかし、エントランスでヒナにバッタリと会ってしまいます。

部屋の中、気まずそうな2人。で、ヒナはタケミッチに振られたと認識していますね。

いやいやいやいや、だとしたらタケミッチは12年前のことを忘れたってこと? そんなことある? 26歳DTで初めての彼女と別れたときのこと忘れます?

おかしいんですよね。過去改変で12年前にタイムリープするわけなんだけど、そこで改変された新しい世界のことを12年後にいっさい知らないって無理があると思います。

せめて、戻ってきたときにブワーッと12年間の記憶が頭に流れ込んでくる演出を入れるとかさ。逆に過去に残してきた本来のタケミッチにも、12年後の本人が入っている時の記憶をブワーッと頭に流れ込んでくる演出を見せるとか。そうしないと、「じゃあ12年の間、なんにもしていなかったわけ?」って疑問が湧いちゃうんですよ。

まあ、天下の「ドラえもん」でさえ、タイムリープについての矛盾を明確に解決できませんでしたしね(セワシがのび太の過去を改変して、ジャイ子ではなくしずかちゃんと結婚すると、セワシが生まれない件)。この作品がクリアできるとも思えませんので、そういうことを「こまけえことはいいんだよ、ヤンキーの魂を感じられれば」という人には面白いのでしょうね。

でも、全然こまけえことじゃないと思いますけどね。スッと話に没頭できないです。あと、1クールはここで終わりなんだけど、全24話らしいので、解決しましたというわけにはいかないですよね。そこで、アッくんがHUMMERでヒナの乗る車に突っ込むという、いやあ、ここでそんな展開に持っていくんですかという感じ。驚くというより、引き伸ばしている印象を受けました。

1クールでスッキリ終わっても良かったんじゃないかなと。
{/netabare}
=====第13話視聴後、追記です。
{netabare}
だからさぁ…

なんで初っ端の冒頭に、前回のあらすじをそんな長尺で入れるんですかね。おまけにヒナのお葬式で回想シーンとして、同じものを入れるとか。尺稼ぎでしょうか?

そんなことやってるから話が進まねえ進まねえ。

で、ようやくカギになるのがドラケンということで、探してみたら東京拘置所に死刑囚として収監されていることがわかります。面会に行って、タケミッチはドラケンに「なんでドラケンくんが死刑囚に。何があったんだよ?」と。

えっ?
いやいやいやいや。

あのさ、友達が死刑宣告を受けたこと知らないわけないでしょ。やっぱり12年前の過去を改変すると、未来に戻ったら、その間の12年の出来事がすっぽりと消え失せちゃうんですよね。

まあね、戻った瞬間に12年間の記憶がバーッと流れ込んでくるなら、なにもドラケンにわざわざ会いに行くシーンを作る必要がなくなりますもんね。そして、チュートリアルみたいにドラケンが死刑判決を受けるまでの出来事を教えてくれて、キサキが大元の原因だってことがわかって、過去に戻りましょうというRPGの「おつかいイベント」みたいにはできないもんね。

わかっていますよ、わかっているんです。物語として、こうしたいから、ちょっと無理のある設定にしているとか。

でも、いくらなんでも無理筋もいいところ。ナオトも、そもそもタケミッチが改変した段階で道筋が変わるんだから、改変される前の記憶がなくなるのが自然でしょ? それを平然と「これまで、数々のミッションをクリアしてきたタケミチくんなら」とか言っちゃうし。

こういうところが気になってしまうんですよね…
{/netabare}
=====第14話視聴後、追記です。
{netabare}
まあ、しばらく未来に帰らない展開が続くのでしょうから、12年前のヤンキー列伝オンリーですわ。なので、タイムリープの不自然さは気にならなくなります。

なんだけど…

タケミッチは頭の中は26歳の大人なんですよね?
いくら未来でヒナとかアッくんとかを黄泉に送られたとはいえ、三番隊隊長の任命式でキサキを殴ります? 馬鹿なんじゃないの?

まあね、それをやらないとバジがタケミッチをボコボコにして、東京卍會を辞めて芭流覇羅(バルハラ)に移籍するという流れは作れませんよ? それは分かるんだけど、タケミッチそういうキャラじゃないじゃん。

この作品も、やっぱり「こういう道筋があって、そこに持っていくために、不自然だけど、こういう展開を作りましょ」というのが多すぎるんですよね。まあ、世間ではこれを「ご都合展開」と呼ぶんですけどね。
{/netabare}
=====第15話視聴後、追記です。
{netabare}
すげえなあ…
クレープ屋なら、本当に優秀ですよ。よくも、こんなにエピソードを薄く薄く伸ばして広げられるものです。

タケミッチがキサキを殴ったシーンから振り返りアヴァン開始。長々と先週見たばかりのシーンを流します。

で、学校でタケミッチが一虎に連れられて、ヴァルハラのアジトへ。で、バジが東京卍会を恨んでる理由を語ろうかな〜ってところで次回。

キャプテン翼を思い出しました。

引き伸ばしって言われてもしょうがないですね。
{/netabare}
=====第16話視聴後、追記です。
{netabare}
おい、嘘だろ…

1話まるまる、過去回想。一虎がマイキーと東京卍會のことを憎んでいる理由について、たっぷりとお届けされました。

しかも、その理由はマイキーのために盗みに入ったバイク屋が、マイキーの兄貴の店だった。で、発見されて撲殺しちゃったよー。逮捕されて、全部マイキーのせいだって逆恨みだってwww

ギャグなの、これ?

2クールとはいえ、これに1話を割くんですか。せめてAパートで終わるでしょ。なんていうか、本当に構成がまずいアニメって感じがします。
{/netabare}
=====第17話視聴後、追記です。
{netabare}
いやまあ、アヴァンで長々と3分以上も前回の振り返りは慣れました。OP EDと全体の尺を考えたら、15分枠でいいですね。

で、相変わらずタケミッチのIQが3ぐらいで、お前は何したいんだと言われて、マイキーに「俺は東卍のトップになりたい」とか、言ってどうにもならないどころか、言うべき場面でないところで言うってね。

で、「なんで俺、あんなこと言っちゃったんだろ」という、キサキを殴った時と同じ馬鹿さ加減。

でも、これ、実は壱番隊副隊長・松野という協力者を得るための伏線だったようです。その展開にするために、タケミッチを馬鹿にするシナリオですw

んで、ここからが今回の大問題発生。
マイキーたちと兄貴の墓参りの帰り道、キサキのことがわからないということで、いきなりタケミッチが未来に戻るんです。

は?
いや、そのトリガーは直人と握手することでしょう?

みずから作った設定をないがしろにしていくスタイル。それができちゃったら、もう単なるチートタイムトラベラーじゃん。

過去と未来の整合性も雑ですねえ。また収監されてるドラケンに会いにいくわけですが、なんでドラケンは囚人服じゃなくてスーツ着てんだというガバは置いておいて、いわゆる「血のハロウィン」のことをタケミッチが覚えていない(知らない)という。

これにはドラケンも「お前もあの場にいただろうが」ってツッコミが入りますが、なんやかんやスルーします。だから言ってるでしょ。12年が空白になるのは不自然なんだって。まあ、もう整合性も取る気がないくらいタイムリープ要素はどーでもいいみたいだけど。

でまあ、うまい具合に松野がバディになって次回へと。

原作もこんなに雑なんですかね。だとしたら、なんで実写映画化するぐらいの人気が出たんでしょうか。ツッコミどころが満載で、もう一周まわって笑えるぐらいです。
{/netabare}
=====第18話視聴後、追記です。
{netabare}
今回は盛り込む内容が多かったせいか、アヴァンの振り返り動画も短め。

ていうかさ、いまさらタケミッチが無意識下に12年間の記憶を眠らせているから、話を聞くと映像として蘇るとか、そういう設定を出してこないでよ。回想シーンが鮮明に思い出せるのは、そういう理由だったっていう「後出しジャンケン」。さすがにドラケンが、またも「お前もあの場にいただろうがタケミッチ」と言うので、そうでもしないと不自然だと思ったんでしょうね。

あとはまあ、お得意のヴァルハラとの対決スタート!で次週へ続くと。

うーん…
{/netabare}
=====第21話視聴後、追記です。
{netabare}
まあ、よかったんじゃないスカ。
話的にも不自然なところもありませんでしたし。まあ、最後においしいところを持っていくために、途中ただただ泣いてわめいて何にもしねえタケミッチにイライラいさせられましたが。

アヴァンの長い長い前回のおさらいもないし、程よく内容が詰まった回でした。
{/netabare}
=====第22話視聴後、追記です。
{netabare}
まあ、よかったんじゃないスカ。
話的にも不自然なところもありませんでしたし。まあ、基本的にはバジが天に召されて、お墓の前で千冬が約束していたペヤングを半分こしながら、バジとの回想を見せたので、タケミッチがほとんど出てきませんでしたし。

アヴァンの長いおさらいもなく、御守りを買う思い出の回想から始まりましたし、内容はスッカスカでしたが悪くない回でした。
{/netabare}
=====第24話視聴後、感想です。
{netabare}
ありえないほど尻切れトンボの中途半端な終わらせ方でした。

これなら、いつもの無駄な尺稼ぎ演出と回想で、東卍の1番隊隊長に就任して、俺の未来を帰る戦いはこれからだ、で終わらせたほうが、まだマシでした。

ろくに余韻も交えずに、なんの引きかもわからないナオトとの握手とヒナの何か言いたげな表情のなか、未来へと戻りましたよと。

で、開き直ったかのように、東卍の幹部になっていたタケミッチの前に、新キャラを続々と出しますよと。

で、キサキに千冬が屠られ、タケミッチにも銃声が響いたところで暗転してぶつ切りエンド。

2期作らせてくれと言わんばかりの尻切れトンボっぷり。

これを単体で評価するのは非常に難易度が高いです。

全編を通して、とにかく無駄な尺稼ぎが目立った印象です。もう少しギュッと濃縮してテンポよく進めれば、キリのいいところまで行けたんじゃないかという気がします。

タイムリープ要素に関しては、これは原作からもそうなのでしょうね。とにかく矛盾が多く、タイムリープするたびに「いやいや、そうはならんやろ」のオンパレード。最終話にしても、なんでそこまで劇的に状況が変わってるのに、ドラケンは死刑宣告のままなの? とかね。

作画は、なんとか崩壊せずに完走できましたといった感じ。バトルが見せ場のはずなのに、どうにも迫力がないのが…

総括すると、OPの髭男が良かっただけの作品でした。
{/netabare}

投稿 : 2021/09/21
閲覧 : 765
サンキュー:

10

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