「ふらいんぐうぃっち(TVアニメ動画)」

総合得点
82.0
感想・評価
1291
棚に入れた
5948
ランキング
371
★★★★☆ 3.8 (1291)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.9

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

魔女修行のゆとり世代。

それは30年ほど前のお話。

13歳で魔女修行のために一人旅立ち、
降り立った先は見知らぬ街で、
パン屋の手伝いをしながら宅急便の仕事もこなし、
時に気を病んで魔法が使えなくなったり、
時にデッキブラシで空を飛んだり。
そんな苦労も今は昔。

時代は変わり、魔女の世界も何かと不安定だから、
高校だけは出ときなさい、と両親に言われ、
親戚の家に居候し、普通に高校に通い、
魔女修行はゆるーくなりました。

「ったく..。魔女の世界もゆとり教育になったもんだな...」
by 30年後のキキ
(↑今の高山みなみさんの声で、コナン風に)

そんなアニメです。笑


漫画を読んだときはさほど気に留めなかったが、
良いアニメでした。予想以上に。
アニメが原作の良さを引き出した良い例でしょう。

{netabare}
まず、舞台が青森県弘前市。
岩木山を望む田舎町。
あー、この時点で好き。。。

のんのんびよりと似た雰囲気があって、
特に何も大きな変化は起こらず、
淡々と、何も考えずに観ていられる感じ。
のんびりした日常を扱った作品の、
独特な間の取り方、
こういう感じ、好きですね。

真琴がこの街に来たおかげで、
おかしな人たちが毎回登場しますが、
街の人たちの順応性の高さよ。。。
さすが、東北人の大らかな性格が表れています。
時折出てくる外国語のような津軽の方言も良き。
千夏と圭のお父さん、随分ネイティブに方言喋るなー、
と思ったら、声優の小形満さん、普通に青森出身でしたw

そして千夏ちゃんの無邪気さ。
もう、いちいち可愛い。。。

さて、この作品、
魔女宅ももちろんそうだけど、
何となくジブリ作品をオマージュしているのかな?
と、観ながら思いましたが、
あながち間違いでも無さそう。

喫茶コンクルシオのシーンでは、
「あっち側の方々」であるてんとう虫やキツネが来店し、
夜の帳さんもやってくる。
てか、カオナシの仲間?この人。。。
ここはあの湯屋なのか?
八百万の神様が疲れを癒しに来てるのか?

そして、空飛ぶクジラのシーン。
いや、これどう見てもラピュタ!

てことで、
原作者の石塚千尋さん、
ネットで調べてみますと、直接言及は無いものの、
ちょいちょいジブリ推しのツイートがあったりする。
千尋というペンネームもやはりそこから取ったのだろうか?
てか、私と母校一緒じゃん!
はい、親近感増大w

最後にひとつ、どうしても気になった、
魔女の根幹を揺るがす真琴の発言。

真琴「ホウキって、長い時間乗ってると、
   股に食い込んで痛いんですよ」

圭「(股を)押さえるな押さえるな。。。」

...って、ちょっとww
ホウキにまたがって空飛ぶ魔女を見るたびに、
この発言思い出しちゃうじゃないの。。。

最近観た魔女ものだと、
魔女の旅々のイレイナが、
横向きでホウキに腰かける乗り方をしていて、
多少なりとも違和感を感じていたのだが、
なるほど、そういう理由なのね。
合点しましたw
{/netabare}

原作はまだ続いているので、
ぜひ続編を観てみたいものです。

弘前も巡礼行ってみよう。
遠いけど。

投稿 : 2021/06/12
閲覧 : 243

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