「シャドーハウス(TVアニメ動画)」

総合得点
78.7
感想・評価
483
棚に入れた
1626
ランキング
529
★★★★☆ 3.8 (483)
物語
3.8
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.8

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Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

この館には"秘密"がある

この作品の原作は未読ですが、篠原侑さん、あかりん、さおりん、あやねるが出演されると知り視聴を決めた作品です。
アニメーション制作はCloverWorksさんなのですが、とても丁寧に作られた印象の強い作品でした。


この館には秘密がある──

断崖に佇む大きな館「シャドーハウス」で貴族の真似事をする、
顔のない一族「シャドー」。
その“顔”としてシャドーに仕える世話係の「生き人形」。

ある日、“シャドー”一族の少女・ケイトのもとに一人の“生き人形”が訪れ、
“影”と“人形”の不思議な日常が始まる。

世にも奇妙なゴシックミステリー、ついにアニメ化!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

前進黒ずくめで顔の無い「シャドー」と、顔としてシャドーに仕える「生き人形」がシャドーハウスで共に生活する…
まずこの設定には興味深々でしたけれど、シャドー一族が、貴族の真似事をしていたとは思いもよりませんでした。

主人公のエミリコは、主人であるケイト・シャドーに仕えるといっても、日々ケイトの部屋の掃除を繰り返してばかり…
ケイトは未だ子供ですが、少し成長したシャドーと生き人形は、仕草まで瓜二つなんです。
だから、シャドーであるケイトは自分の忠実な顔として生き人形に接するのが本来の在り方のようですが、エミリコとケイトの間にはそんな素振りは微塵もありませんでした。

でも、それは同期のみんなも一緒だったかな…
それぞれを思い合ってはいるものの、言動まで揃ってはいなかったと思います。
まぁ、これが普通なんですけどね。

仕草まで瓜二つなシャドーと生き人形を見ているのは、決して気持ちの良いことではありませんでしたから…
でも、これがシャドーハウスの常識なら、そのような形で生き人形を縛り付けている意味が良く分かりません。
物語は、きっと未だ序章なんだと思いますが、このシャドーハウスにはとんでもない秘密が隠されているのかもしれません。

今回テレビで放送されたのは1クール分だけですが、第11話以降はアニオリストーリーなんだそうです。
第10話目までというと、「子供たちのお披露目会」までが原作に準じた内容になっていることになります。
そっか…アニオリの展開から、1クールでは絶対終わらないことと展開が急に変わったので、続編があるとばかり思っていましたが違っていました^^;

兎に角作品として丁寧に作られているので、視聴していて気持ちが良いんです。
だから、毎週日曜日の朝が楽しみでした。
リアルの時間帯では視聴できないので、朝いちばんに視聴するのが私の日課になっていましたから…
この日課が無くなるのは寂しい限りです。

原作は既刊8巻まで刊行されているようです。
今回のアニメ化でストックをどの程度使ったかは分かりませんが、続きをこのクオリティで視聴できるなら、これ以上の幸せは無いかもしれません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、末廣健一郎さんの「a hollow shadow」
エンディングテーマは、ReoNaさんによる「ないない」
恥ずかしながら今回初めて知ったのは、ReoNaさんが“絶望系アニソンシンガー”であること…
いままで絶望系と感じたことなんて一度もありませんでしたし…
今回の「ないない」も抜群に大好きな楽曲でした。
C/Wの楽曲も同様に素晴らしいと思いました。

1クール全13話の物語でした。
物語、楽曲とも、私の中で高いレベルで推移していた作品でした。
どちらもBEST10のどこまで食い込んでくるかが楽しみです。
続編の制作を何卒宜しくお願いします。

投稿 : 2021/07/04
閲覧 : 205
サンキュー:

32

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