「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>(TVアニメ動画)」

総合得点
70.9
感想・評価
187
棚に入れた
582
ランキング
1419
★★★★☆ 3.6 (187)
物語
3.5
作画
3.8
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.5

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえずの簡単な感想

 ゴジラのように歴史のあるものだと様々な作品が作られるが、「また変わった作品が
出てきたな」という印象。
 SF色強めのそれも事象に対する考察などが多い系統のやつ。
 ミステリー風味のある謎追及作品は個人的には好きだったりするんだけど、この系統の作品に
接するのはもっぱら小説で自分ペースでじっくり読めるのに対して、本作のような映像作品を
週一ペースで観ると地頭の悪さもあって、内容を理解していたとは言い難く、あくまで雰囲気的
面白さの範疇といった感じ。
 もう1回一気視聴すれば、少しはましになるかもしれないけど。

 人間サイドの考察シーンが多くなる分、怪獣大暴れの図などは減るわけで、ゴジラが街を
破壊したり、他の怪獣と戦うようなシーンを期待するような人は物足りなさを感じそう。
 自分もゴジラ作品の大半が怪獣大暴れ作品ゆえに本作のような作品を口直し的に
面白がっているわけで、大半のゴジラ作品が本作のようなテイストだったら、やっぱり
イヤですw。

 ネットなどでは「こういう展開なら、ゴジラである必要はないのでは?」という意見も
散見された。
 そういう意見も分らなくもないんだけど、なんと言うか「相手がゴジラだからこそ、考察や
対応のしがいがある」みたいな。
 観ている側としては「あのゴジラにどんな設定付けをしたのだろう?」という関心が
あったわけで、神野 銘や有川 ユンが新規の怪獣相手に色々と論じても没入感が
違ったんじゃないかと。

 怪獣を事象として捉え、それに対応する人間側を主体にした演出など、「シン・ゴジラ」
(以後、シンゴジと表記)の影響下にある作品だと思うが、シンゴジが国家主導の対応を
描いていたのに対して、ジェットジャガーを擁するオオタキファクトリーなど、
民間ベース主体であるところが面白い。

 最終的解決法についてはちょっと驚かされた。
 自分はいわゆるマニアと呼ばれるようなゴジラ好きではないが、それでも幼い頃は
春夏冬休みに東宝チャンピオンまつりに行くような子ではあったので、この時期のゴジラ映画は
ほぼリアルタイム視聴。
 で、幼いながらも「ゴジラ対メガロ」のジェットジャガーの巨大化には荒唐無稽さを
感じていたので、本作ではジェットジャガーの巨大化に関するオマージュ的なものが描かれて、
更にその巨大化に関してそれなりの設定が付いていたのはちょっと嬉しかった。
 このジェットジャガーだが、序盤からパワーアップしていく過程も面白いし、中盤より
ユングを搭載することで釘宮 理恵ボイスが付いてしまうと可愛さが加わって、といった具合で
非人間キャラではゴジラよりこっちが主役なんじゃないかと。

 主役の銘やユンがもっぱら怪獣に対応する存在としての役割がメインで、あまり自己を
出すようなキャラではなかった分、キャラとしての個の魅力は前述のユングや同じくAIの
ペロ2などの非人間キャラ、人間キャラでもある種のやりたい放題感のある大滝 吾郎、
BBなどの方が魅力的に感じた。

2021/07/08
2021/07/20 誤字修正

投稿 : 2021/07/20
閲覧 : 198
サンキュー:

3

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