「たまゆら~hitotose~(TVアニメ動画)」

総合得点
74.8
感想・評価
1106
棚に入れた
5085
ランキング
850
★★★★☆ 3.8 (1106)
物語
3.7
作画
3.8
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.8

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

行きたい町、なので。

配信でアニメを観てると、
「あなたにおすすめ」欄に、
必ず上位に出てくるので、
あー、観ろってことね。。。
と、AIに勧められるがまま、
観始めた作品。笑

結果としては、
さすがAI、好みを分かってらっしゃる〜、
という印象です。

hitotoseを先に観てしまったので、
時系列が若干混乱しました。。。
OVAを先に観たほうが良いようです。

↓さて、作品について。
将来、何になりたいか。
高校生になると、
漠然と考え始めるお年頃。
野球選手になりたいとか、
アイドルになりたいとか、
ユーチューバーになりたいとか、
そんな夢見る子ども時代と違い、
現実との折り合いをつけ始める時期でもある。

写真が好きなぽって。
パティシエになりたいのりえ。
良い匂いが好きなかおちゃん。
人前に出て何かがしたい麻音。

みんな、
やりたいことや好きなことは、
漠然と決まってはいるが、
まだ確固たる信念があるわけでもなく、
ふわふわとしている。

そんなふわふわな「今」の自分たちが、
やりたい事を形にした「私たち展」。
高校1年生が企画するには、
明らかにハードルが高い気はするが、
それはまあ置いといて。

まだまだいろんな可能性を秘めている高校1年生。
来年になったら違う夢を追っているかもしれない。
だからこそ「今」の私たちのやりたい事を形にしたい、
というのは、いかにも高校生らしくて良いですね。

15,6歳というのは、
まさに「行き先の無い切符」を握っている世代。
2期以降はまだ観ていないので、
今後、どう行き先を見つけ、
現実と折り合いをつけていくか、
楽しみなストーリーです。

↓以下、完全に脱線。
お暇な時にどうぞ。

舞台は広島県竹原市。
この昔ながらの町並みは、
「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)」という地区に選定されており、
国の文化財として保護されている。

この重伝建、
全国で120余りの地区が選定されていて、
他にアニメの舞台になった場所だと、
「月がきれい」の埼玉県川越や、
「色づく世界の明日から」の長崎県東山手・南山手地区、
「劇場版のんのんびより」の沖縄県竹富島などが、
重伝建地区として有名。

で、
大変マニアックな話ですが、
私、この重伝建を巡るのが趣味なのだw
まあ言うても、
今まで巡った場所はまだ30ヶ所程度で、
最近はなかなか行けてませんが。。。

そして大変悔しいことに、
竹原にはまだ行ったことがない。。。

この竹原の町並み、
本作以外でも数々のドラマや映画のロケ地になっており、
私の好きな昔の映画で、
大林宣彦監督の「時をかける少女」(原田知世さん主演の実写版)のロケ地としても有名。

面白いことに、
ぽってたち4人が歩いている通学路の描写は、
若かりし原田知世さんが歩いていた通学路と完全一致しているのだ。

そんな何十年もの間、
町並みは全く変わる事なく守られている。
作中で堂郷先生が何話目かに言っていた、
「大切に町並みを保存してる地区なんだからなー」
という、まさに地元愛が伝わる台詞は、
地元民を代弁した台詞とも言えるでしょう。

最も印象深かった、
第7話の竹灯り、憧憬の路は、
実際に毎年行われているイベントであり、
数万人の観光客が訪れ、
地元民も大切にしている催しだそうな。
コロナの影響でここ2年間は、
中止されているようですが、
賑わいの灯は、
どうか絶やさないでほしいものです。

私も復活したらぜひ行きたいところ。
真綾さんやまめぐさんの歌でも聴きながら、
憧憬の路を散策できたら、
ステキでしょうね。

投稿 : 2021/09/13
閲覧 : 249

たまゆら~hitotose~のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
たまゆら~hitotose~のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

ページの先頭へ