「アリオン(アニメ映画)」

総合得点
66.1
感想・評価
62
棚に入れた
221
ランキング
2936
★★★★☆ 3.7 (62)
物語
3.5
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.6

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ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ガンダム+ディズニー+手塚治虫+ジブリ

安彦監督の長編作品。約120分。


簡単にこの作品を表わすなら
キャラデザ&キャラの中身&演出→ガンダム
他作画→ディズニーとガンダム
設定→手塚治虫
作中の雰囲気→ジブリ


監督が安彦だから騙されそうになるけど、序盤の雰囲気は完全に『ナウシカ』。まあ『ナウシカ』のスタッフが関わっているから当然と言えば当然だけど、ガンダムもジブリも知ってる人間からすると、“良い意味”で気持ち悪い演出だった。


ギリシャ神話を基にしたストーリーで、主人公以外の人間関係は史実通りだけど、それ以外はオリジナルにアレンジされている。
ストーリーの特徴として、主人公の振り回されっぷりがすごい。普通この手の主人公って悩むことはあっても目的を見失うことはないのに、あっちに行ったりこっちに行ったりって優柔不断が目立つ、やっぱりこういうとこは『ガンダム』の主人公に似てるな。


最初、主人公アリオンの声は飛田展男さんかと思ったけど、中原茂さんだった。中原さんって『ガンダムW』のトロワとか『戦国BASARA』の毛利元就みたいなクールキャラしか知らないから、全く分からなかった。でも元々の声質も似てる気がするし間違えるのも仕方ないよね(笑)。



【あらすじ】
ポセイドンの息子で目が見えない母デメテルと平和に暮らしていたアリオンはハデスにより冥府に連れ去られる。

ゼウスを殺せば母の目が治ると言われ、ゼウスやポセイドンを殺せるように鍛えられる。

大きくなったアリオンは巨人ギドと共にオリュンポスに向かい、途中盗みをするセネカと知り合う。

セネカを見逃そうとするアリオンだったが、ポセイドンと戦うアテナの軍と遭遇してしまいギドは倒されアリオンは捕まってしまう。

拷問を受けるアリオンだったがそこでアテナの侍女で口がきけないレスフィーナと知り合い仲良くなる。

レスフィーナはアテナの兄アポロンからアリオンが殺されることを知りアリオンを逃がす。

セネカと合流し大事な剣を取り戻そうとするが脱走がバレてしまい海側に逃げる。するとポセイドンの軍勢が現れ今度はそっちに捕まる。

父ポセイドンと会ったアリオンはポセイドンの軍に入りアテナの軍と戦う。
アテナの命を直接狙ったアリオンは弟アレースを殺すがアポロンの邪魔が入りアテナ暗殺に失敗。

アポロンと戦っていると戦争を見物に来ていたハデスと会い、ポセイドンをバカにし自分を連れ去ったことを恨みアリオンはハデスを殺す。

ポセイドン軍に戻ったアリオンはハデスの悪夢にうなされ、ハデスと間違えてポセイドンを殺してしまう。

セネカは動揺したアリオンを連れて逃げ、途中生きていたギドと合流し山に逃げる。

一方ポセイドンを失った軍はアテナ軍に破れる。アテナは恋焦がれていた実兄アポロンを誘うが、アポロンはレスフィーナにしか興味が無く、アテナはレスフィーナに嫉妬する。

アリオンはそこで黒い獅子の被り物をした剣士と出会い、ゼウスに敵対していたリュカオーンに会いに行けと言われる。

アリオンは別の山へ行きリュカオーンと会う。そこでゼウスが放った復讐の女神に襲われるがリュカオーンに助けられ、意識体となってかつての母と今レスフィーナがどこにいるかを知る。

リュカオーンから本当の敵はアポロンと知らされたアリオンは再びオリュンポスを目指して旅に出る。

アリオンはリュカオーンの護衛だったヘラクレスをくわえてエートスという老人に会い、プロメテウスとその妻でありエートスの娘パンドーラの話を聞く。

その後アリオンはゼウスの世に反旗を翻す旗頭となり、オリュンポスを目指し進軍する。

一方アポロンは嫉妬に狂うアテナを利用してレスフィーナの力を目覚めさせ、用済みになったアテナを始末する。

アリオン達はプロメテウスが残した雷筒でオリュンポスに攻撃を仕掛けるが同じ雷筒で反撃を受け、軍はバラバラになる。

その後リュカオーンのもとにいた怪物を使ってオリュンポスに侵入したアリオンたちだったがその途中エートスを失う。

ヘラクレスやギドに雑兵の相手を任せ自分はレスフィーナを探す。だが途中セネカが負傷し、その時セネカが女のコだと知る。

アリオンはセネカを残しゼウスを襲うが、復讐の女神が現れアリオンを殺そうとする。すると黒い獅子の剣士が現れアリオンを助ける。

実はその剣士こそ死んだと思われていたプロメテウスで、アリオンの実の父親だった。

プロメテウスは殺された妻パンドーラからアリオンを取り上げデメテルに預けていた。

アリオンはリュカオーンのとこで見た過去からプロメテウスがデメテルのことを好いていたことを見抜く。

その後逃げたゼウスを追ってゼウスを支配していたガイアにたどり着く。

プロメテウスはティターン族の夜を終わらせるためにガイアを殺そうとするが逆に殺され、アリオンも殺されそうになる。

すると力に目覚めたレスフィーナが現れガイアを倒す。

一件落着かと思いきや、そこにアポロンが現れ父ゼウスを殺し、レスフィーナを渡せと言う。

アリオンはアポロンと戦い、アポロンはレスフィーナを手にしようとするが拒絶され消えていく。

全てが終わり、アリオンは勝利を宣言する。その後レスフィーナと一緒にデメテルの元へ行く。

投稿 : 2021/08/08
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