ハニワピンコ さんの感想・評価

4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

色々進んで謎も増えた "破"編

コレこそ求めてた大味映画展開といったところ
王族暗殺未遂、潜入捜査&バトル展開、爆弾の解除などなど、1章で言われていた大味展開期待警察もニッコリのスパイアクション物要素を詰め込んだ劇場第2作

あらすじ
革命事件や侍従長暗殺などで不穏な空気が漂う王室で更に王子暗殺未遂事件が起こる。そんな中共和国が実験に成功したケイバーライト爆弾が盗み出され、チーム白鳩は奪還に動く
暗殺未遂の犯人や目的は？爆弾との関連性は？

前半考察 後半感想

一気に物語が進んだ第二章
{netabare} 予想通りの胡散臭い奴がやっぱり胡散臭かった。目標はシャーロットと同じ国を変える事ではありそうだが、いい所で切れたので目的は次回以降になってしまった
継承権トップを消すのはもちろんのこと、なんでメアリーまで消す必要があったのか分からなかったけれど、後でメアリーが第二継承権持ちなんだと知った
王室関連は詳しくないからあまり分からんが、普通に考えて歳上や男が上位になるもの(パンフ参照)だから、何かしらの理由がありそう。内務卿関連とか
シャーロットは本当にただ見込まれてはいるのか、スパイだとバレているからなのか下の継承権持ちだから手にかける必要が無いのか？

新大陸の総督をやってた若い第三継承権持ちという担ぎやすい神輿を持ち上げる勢力もいそりゃいるよねー。でもまだ担ごうとしてる勢力がよく分からない
少なくとも、第一章でビショップの暗殺者がリチャード側だったなら内務卿が担ぎ出したわけではなさそう
ただそうなると途中でてきた内務卿の部下みたいな人が劇団を通じてリチャードにケイバーライト爆弾を売った(？)のは相関図が分からなくなるかな
ありえるのは、前回の暗殺なんかを考えるとコントロールの内部にもまだ裏切り者がいるとか？爆弾も盗まれてるし有り得そうな気がする

シャーロット派とリチャード派は完全に対軸、内務卿が前回の暗殺や今回の事件に噛んでないとするとまだ立ち位置が不明といったところで今作は終わったかな

考察はここまでにして、継承権トップが死んで女王も死亡フラグビンビン、これはそろそろクラウンのハンドラーを決める最終決戦が始まりそうと期待を膨らませておく
{/netabare}

以下感想

キレキレのアクションは前回より増し増しで、スパイパートと戦闘パートがいい具合に振り分けられているから、テンポ良く進んでいき、1つの事件解決を行う1本の映画としても楽しめる
ドラゴンとの戦闘場面が予告のあのシーンだったのかよ。かなり制作もぶっ飛ばしてきていて良かった。そして思ったよりも出オチだったのオモロい

一章とは全く違う展開にしようという意気込みを感じた(実際インタビューでもそう言ってる)
よりアクション増し増し、チーム白鳩も今作はﾋﾒｻﾏとアンジェ達に基本別れていた。そして何より前作は一応一章だけで一区切り付けていたけれど今作は前後編みたいだったと、六章もあるから同じような画や展開にならないように工夫してるのも安心感があっていいと思った

新キャラが色々と出てきたが、作品の途中から出てくる王族はすぐ暗殺されがちの定石があるから割と予想出来てはいた(胡散臭い奴もいたし)
メアリーはシャーロットのプリンセスたる所以みたいなものを見せる役割として、メアリー自信が更に曇るかプリンセスを曇らせるかのとても可哀想なキャラになりそう

色々と動いて面白かったけどかなり謎も出てきた。次回以降もどんどん進みそうだけど、余裕も持って次くらいからたたみ始めて欲しいかな。公開延期によって7ヶ月とスパン短く1.2と公開されたけど次回はいつになるのやら。同じスタジオの某作品みたいにはならないと思ってる

正直とても好きなシリーズで、劇場版も今のところは期待以上にしっかり出来ているのでもう少し有名になってもいいと思ってる
三章が公開された時にまた公式がアニメ本編と劇場版を配信するとかしてくれるだろうから、その時にしっかり広めなきゃ…