「結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-/-勇者の章-(TVアニメ動画)」

総合得点
76.7
感想・評価
407
棚に入れた
1766
ランキング
668
★★★★☆ 3.8 (407)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.8

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ネタバレ

福松 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ゆゆゆの前と後

前半、「鷲尾須美の章」を視聴しました。
時系列は「鷲尾須美の章」→一期→「勇者の章」という事を伺っております。

東郷さんがわっしーだった小六の頃、三人で勇者として戦うのですが、一期で結末が示されているのと、各話冒頭の大赦検閲済み文書の朗読が先行きの暗さを深めます。
途中まで話は極力明るく展開され、わっしーのチョイずれ感などもコミカルに描いていました。讃岐富士とか小一オリテでの陸海軍の敬礼の違いとかに注目してくれて勝手に喜んでいます。
しかし銀が犠牲になり、精霊と満開が実装され、避けることのできない流れで絶望へ。神樹様とか大赦ってなんなんだ、とか、集団のために個を犠牲にするって現実そのものだ、とか言い出したらキリがないので、ここは一期のラストを思い出して、心を静めたいと思いました。
「勇者の章」が希望をくれる物語であることを期待し、視聴を開始します。

20211029追記
後半、「勇者の章」を視聴しました。湧き上がる混沌とした思いをどう表現できるのかで頭が一杯になりました。
ショッキングな出だしから二話で解決、かと思いきや、そうは問屋が卸しません。過去に犠牲となった多くの勇者の力、無念の思いなくしてはたどり着けない結末で、今後、人類は想像を絶する苦難の道を歩むことになります。
少女たちの選択が人類全体の選択となる、私はそれで良いと思いました。人類の持つ良心の最も純粋なものを彼女たちが持っていたのだから。
しかし、神婚を否定した彼女たちを批判する者も現れるでしょう。もう大赦は消え去ったと思われますが、彼女たちを守り、全ての勇者たちの思いを普遍化し、正しく伝えていく責任が大人たちに課せられていると感じました。
東郷や乃木などの人名が使われていることから、どうしても現実世界と対比してしまいます。
人類が過ちを繰り返さないための努力を、十分に我々は果たしているのか、大いに疑問です。
わが身を振り返ると恥じ入るしかありませんが、出来ることをやっていこうと思いました。

なお、第一期の感想に解釈の間違いが含まれていましたが、あえて追記はせず、そのままにしておきたいと思います。

投稿 : 2021/10/29
閲覧 : 352
サンキュー:

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