「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~(アニメ映画)」

総合得点
67.1
感想・評価
153
棚に入れた
574
ランキング
2526
★★★★☆ 3.5 (153)
物語
3.3
作画
3.8
声優
3.3
音楽
3.5
キャラ
3.5

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ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

"夢"と"夢"と"夢"がつながる、まるで夢のような、とても夢がある作品

"夢"には、大きく3つの意味があります。
・睡眠中にもつ幻覚のこと。
・非現実的な想像のこと(おとぎ話)。
・将来への願望のこと。

この作品には、この3つの"夢"が登場します。
・ひるねが大好きな女子高生の主人公「ココネ」が見る"夢"。
・ココネが子供の頃に父親から聞かされた"夢"の物語。
・車の自動運転実現と言う"夢"。

この作品が面白いのは、この3つを繋げてしまったところです。
発想自体が面白いのです。


主人公のココネは、母親のことを知りません。
それは、自分が生まれたすぐ後に死んでいるからです。
また、父親も、母親のことは、彼女に何も話してくれません。

この物語では、そんなココネがとある事件に巻き込まれていきます。
その中で、ココネが見る"夢"が、父親が語る"夢"の物語へとつながります。
さらに、車の自動運転実現と言う"夢"へとつながってきます。
その時、ココネは、あることを通じて母親と出会うことができるのです。
まるで夢のようなことが起こる、とても夢がある物語だったと思います。


ココネ役の高畑充希さんは、なんでもできてしまう方なのですね。
ドラマやミュージカルの演技や歌は、とても上手いと思います。
「過保護のカホコ」のような演技ができる女優さんは、なかなかいません。
高畑さんのご出身は大阪ですが、ココネは、岡山弁丸出しのキャラでした。
当然、大阪弁と岡山弁は違うので、この方言のセリフは演技そのものですよね。
すごいと思いました。
そのおかげで、なにもよりもココネが可愛いと思う作品でした。

音楽は、下村陽子さんです。
アニメ「ハイスコアガール」やゲーム「聖剣伝説 Legend of Mana」で有名です。
この作品も、ダブルリードを使ったメロディーが、下村節って感じがしました。
ファンタジーゲームのようなBGMが"夢"の世界を盛り上げていたと思います。


私としては、もう少し展開を工夫してほしかったと思う場面があったのも事実です。
確かに夢と現実を行ったり来たりする演出は難しいとは思いますが・・・。
少し眠くなってしまいました。
私もココネと同じで寝落ちして"夢"でも見ていたのかな?なんて揶揄してみたり…。
でも、観終わってみると、総じては、面白かったと思いました。

この作品は、面白い発想のとても"夢"がある作品だったと思います。

投稿 : 2021/12/15
閲覧 : 221
サンキュー:

15

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