「リズと青い鳥(アニメ映画)」

総合得点
85.0
感想・評価
478
棚に入れた
2014
ランキング
227
★★★★★ 4.1 (478)
物語
4.0
作画
4.3
声優
4.0
音楽
4.2
キャラ
4.0

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ネタバレ

たから さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

《感想》2人の少女の友情を繊細な表現で描いた良作

《感想》
みなさんこんにちは\(^o^)/『リズと青い鳥』について語ります☆文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品。長編アニメーション。90分。

【作品概要】
{netabare}中学時代、ひとりぼっちだった鎧塚みぞれに、傘木希美が声を掛けたことをきっかけに、みぞれにとって希美は特別な存在になった。高校3年生になり、最後の吹奏楽コンクールに向けて練習に励2人。絵本『リズと青い鳥』と同名の楽曲を鍵として、童話の物語に自分たちを重ねながら、日々を過ごしていく少女たちのはかなく美しい関係が描かれる。{/netabare}

【スタッフ&キャスト】
{netabare}原作:武田綾乃
監督:山田尚子
脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:西谷太志
主題歌:「Songbirds」Homecomings
美術監督:篠原睦雄
色彩設計:石田奈央美
楽器設定:髙橋博行
撮影監督:髙尾一也
3D監督:梅津哲郎
音響監督:鶴岡陽太
音楽:牛尾憲輔
音楽制作:ランティス
音楽制作協力:洗足学園音楽大学
吹奏楽監修:大和田雅洋
アニメーション制作:京都アニメーション
製作:「響け!」製作委員会

鎧塚みぞれ:種﨑敦美
傘木希美:東山奈央
リズ:本田望結
中川夏紀:藤村鼓乃美
吉川優子:山岡ゆり
剣崎梨々花:杉浦しおり
黄前久美子:黒沢ともよ
加藤葉月:朝井彩加
川島緑輝:豊田萌絵
高坂麗奈:安済知佳{/netabare}

【感想】
評判が良いですし、やっぱり山田尚子×吉田玲子のコンビと京都アニメーションということで観るしかないと思い鑑賞しました。テレビシリーズの『けいおん!!』が好きなので、この組み合わせは観るしかないでしょうという。結論は観て良かったです。オススメです。

で、『リズと青い鳥』を語る前の『映画けいおん!!』に触れたいなと思うんですけど。テレビシリーズ『けいおん!!』は好きなんですが、『映画けいおん!!』は物語の結末が本当に好きじゃないんですよ。クオリティが高いのは間違いないと思うんですけど、結末は本当に好きじゃない。『けいおん!!』は学園日常系でありながら、物語の推進力として学年が上がることでいずれ訪れる卒業と別れがあることが分かってるからこそ感動してたんです。なんですが、『映画けいおん!!』は、最終的に大学みんな同じところに行こうという、"それこそただの馴れ合いだろ!!"っていう結末になってるんですよ。彼女らの将来はみんなが居ないと成立しないのかよっていう。個人的にはそのような感想を抱いてました。じゃあ、『リズと青い鳥』はどうなってるかといいますと、『映画けいおん!!』の反省的な内容ともいえるんじゃないでしょうか。

"架空の童話「リズと青い鳥」を通して彼女らが新たな価値観に触れ、真の自分らしさを見つけ成長をし、真の心を通わせた友情になる"というプロットが本当に見事に描かれてるなと。で、現実に置き換えたらかなり重い独占欲ともいえる友情と重い嫉妬が描かれてる。これを、実写でやろうというならハードで取っ付きづらい内容になってしまうと思うので、アニメーションならではの内容といえるんじゃないんでしょうか。良質な人間ドラマになってると個人的には思ってるんですけど。だって、メイン2人に共感出来る方が観たらとんでもない映画になると思いますし。で、作り手が下手だったらこの2人の気持ちは見るに堪えないくらいになっちゃうと思いますし、バランスはちょっとただ事じゃないと思います。最終的に彼女らはバラバラの道を歩むけど、真の心を通わせた友達になったという、これだけで感動ですよ。「disjoint」→「joint」が見事に描かれてるなと思いました。

ただ、個人的にはもっと感動的な内容に出来ると思ってまして・・・。メインの2人の"みぞれ"と"希美"の出会いと独占欲ともいえる友情と嫉妬が芽生える過程をもっと掘り下げれば彼女らに感情移入できるし、よりラストが切なく感動的なものになったんじゃないかなと思いました。もっとキャラを掘り下げるべきだということですね。まず『リズと青い鳥』を観ようと思った最後の決断は「これだけ観ても成立する」という謳い文句があったからなんですよ。これだけ観ても十二分楽しめるんですけど、まだこれ以上によりラストを感動的なものに出来るんじゃないかと個人的には思いました。

ここまでは内容の部分なんですけど、やっぱり"ここがすごい"というのは、演出・映像ですよね。セリフの量をある程度抑えて感情を表現するというのが見事で、セリフが少ないながら内なる思いを繊細な描写で表現してしまっているという。足音とか、髪を払う仕草とか、視線とか。その他色々ですよ。これはまさにアニメーションなんですよ。映像だけでも一見の価値があると思いますよ。なので、個人的にはオススメです。

ぜひ観てください!!
感想読んでくださりありがとうございます☆

{netabare}【70点】{/netabare}

投稿 : 2022/06/26
閲覧 : 147
サンキュー:

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