「ソードアート・オンライン アリシゼーション(TVアニメ動画)」

総合得点
85.2
感想・評価
981
棚に入れた
5009
ランキング
225
★★★★☆ 3.8 (981)
物語
3.6
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.7

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

梨花はわたくしのもの さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アリシゼーション計画

SAOテレビシリーズの第3期。これまでと違う毛色で物語が展開されます。
明日奈(アスナ)との帰宅途中に死銃最後の一人に襲われ、毒を打たれて倒れた和人(キリト)が目を覚ますと、アンダーワールドという別世界に飛んでいた。右も左も分からないキリトは禁忌目録というアンダーワールドの法に触れた幼馴染アリスを法の番人である整合騎士に連れ去られてしまい、助けられなかった過去を持つ少年ユージオに出会い、キリトは現実世界と連絡を取るため、ユージオはアリスを助けるために協力してセントラル・カセドラルを目指す。

1クール目はキリトのアンダーワールド突入、ユージオとの邂逅から修剣学院での禁忌目録違反によるキリトたちのセントラル・カセドラル投獄、最終的に最高司祭の一人であるカーディナルの協力を経て整合騎士たちに反旗を翻すところまでが描かれます。
2クール目はアンダーワールドの半分を意のままに支配する最高司祭アドミニストレータを倒すため、キリトたちは彼女の駒である整合騎士との激戦を経ながらカセドラルの頂上を目指していくストーリーが描かれます。

これまでのシリーズと異なり、このシリーズはほぼ全てをアンダーワールドでのエピソードに注力しているので、別物のような視聴感でした。
ただ、キリトが実質AIであるアンダーワールドの住人も感情ある命として扱い、彼らのために命を削って戦うところや想いの力が強大な敵と対峙する時の大きな武器となる辺りはSAOらしい作風としてアインクラッド編を始めとして過去のエピソードから色濃く受け継がれています。

良い点
キリトとユージオの友情の物語が終始丁寧に描かれている。基本的には立ちはだかる問題に連携プレイで対処する流れが多く、互いを信頼し、関係を育み続けるからこそ多くの苦難を乗り越えられ、それがこの物語のカタルシスに繋がっている。
アドミニストレータが己の欲望のために積み上げた社会構造、その歪さが物語序盤から牙を剥き、登場人物たちや世界観に影を落としている。それが整合騎士たちとの戦いにドラマ性を生み、単なる勧善懲悪にならない複雑さを生んでいる。
整合騎士たちはアドミニストレータがダークテリトリーの軍勢に対抗するために洗脳した人界の民たちから作った都合のいい人形戦士である。アリスを始め、彼らはアドミニストレータが作った禁忌目録を多少の差異はあれ盲信していたが、ベルクーリの影響でカセドラルの体制に猜疑心を持っていたアリスに対してキリトがカセドラルの真実を打ち明けると、アドミニストレータに都合の良い別人格のままにもかかわらず、アリスは禁忌に背いてまでアドミニストレータを止めるために立ち上がった。洗脳人格にも民や想う意思やその人格からすれば他人でしかないはずの妹セルカを想う心があり、それをキリトはアドミニストレータに作られた人格だからと安易に切り捨てずに尊重する流れは美しいの一言でした。

主題歌や作画はこれまでと変わらず高水準です。op2のカット変化はとにかく熱いです。

悪い点
とにかくエピソードが長めな上に、この話は次の第4期まで雪崩れ込みます。今までの話に慣れていると面食らいますね。
誰かしらのヒロインがキリトを支えていたこれまでと違い、アリス本格加入までヒロイン不在の展開が続きます。一応ロニエやティーゼ、セルカといったサブヒロインが序盤から中盤に出ますが、出番はあまり多くないです。

総評してこれまでのシリーズとは一風変わったエピソード。ガワは変わっても本質はしっかりと受け継がれているので、SAOシリーズが好きなら食わず嫌いをせずに観て欲しい作品です。

投稿 : 2022/06/25
閲覧 : 158
サンキュー:

5

ソードアート・オンライン アリシゼーションのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
ソードアート・オンライン アリシゼーションのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

梨花はわたくしのものが他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ