とまと子 さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:今観てる
夜歩く。(5話まで。)
中学生が主人公のアニメってやまのようにありますけど、当たり前ですけど作者側は中学生ではないので、価値観とか視点とかはやっぱりもうちょっと上の年齢層っぽいのが多い気がします。
なのでたまに「からかい上手の高木さん」みたいな割とリアルっぽく中学生してるアニメが逆に新鮮だったりするんですが、この「よふかしのうた」も全体に「中学生自身が書いたお話」っぽくて良い感じです♡
…中二病世界に踏み出していく西片くん…みたいな??
…って、原作まったく読んでいないので当てにならない感想ですが…w。
色彩がなかなか極端ですけど、キャラの絵柄にはしっくりきます。
でもきっとこれ、原作はおそらくモノクロだろうからアニメオリジナルの演出ですよね。
間とかタイミングとか空気感みたいなものも、きっとアニメだけのものなのかな?とも思うんですけど、わたしとしては全部とっても好きな感じです♬
そもそも原作漫画「よふかしのうた」のタイトルはここからとったっていうCreepy Nutsの「よふかしのうた」がED曲。
そいでもってOP曲の「堕天」もCreepy Nutsの描き下ろし曲。
OPアニメはボカロのMVみたいな感じで、なるほど、なるほど…っていう。
(何がなるほどかよくわからないですけどww)
**1話観ました** {netabare}
で、初回を観た時点でのわたしの感想を恐ろしいヒトコトで要約するとですね、
…若いって、いいな♡… ですww
このあと吸血鬼サイドに中二病展開していくのか、ラブコメ展開していくのか・・・?
どっちにしても面白くなりそうなので期待してます! {/netabare}
**2話観ました** {netabare}
わたし本気でこのお話好きかも…♡
夜の物語。
独りと独りの物語。
どちらも大好きなんですよね♬
アニメでも何でも、"物語"ってそんなにいつもいつも思い出してるものじゃないと思いますけど、"うた"って、アタマの中でずっとリフレインしてたりするじゃないですか?
この"夜ふかしのうた"も、そんなふうに楽しむアニメなのかなぁ?ってちょっと思いました。
これを観たら、いつも脳内のどこかの空間にコウくんとナズナが彷徨ってる夜の街がある…みたいな?
コウくんはとってもまっとうな人間に思えるし、ナズナはとってもまっとうな吸血鬼に見えます。
なので、最後にコウくんが本当にナズナのことを好きになったとしても、その時にはやっぱり学校に戻って人間として生きていこうとする…みたいなラストが似合いそうな気もします。
でもやっぱり、満月の夜にコウくんがナズナと二人で「次はどこの街で夜遊びしようか?」って飛んでいく…っていうラストの方が嬉しいかな♡
まぁ原作未完のようなのでどっちのラストでもないんでしょうが…w {/netabare}
**3話観ました** {netabare}
OPの「堕天」って、よく聞くとアダムとイヴの失楽園の歌なんですね?
やるなぁCreepy Nuts♬
わたしOPアニメのブレイクのとこでみんなでモニター観てるところ、メタっぽくて妙に好きです♡
この監督さんはシャフトで「物語」シリーズとか作られていた方なので、やっぱりそれっぽいテイストがいっぱいです。絵の切り取り方とか、つなぎ方とか、テンポとか。
「物語」の原作はちらっとしか読んでませんけど、饒舌に言葉が横溢していて、この演出スタイルはそういう「言葉」で進んでいく物語にはぴったりなのかも…って思ってました。
というわけで、このアニメでもやっぱりひとつひとつのセリフや会話がとっても際立っていて、もしかしたらこのスタイルはネームから書かれる漫画のアニメ化にも合ってるのかな…なんて批評家っぽいこともたまには考えたりするのでしたw
でですね。
わたしも実を言うと、「ともだち」って何なのかよくわかりません。
好きなひとはいっぱいいますけど、一方的に好きなだけで一緒にいて楽しいってお互いに思っていたとしても数年離れてたりするともう違っちゃいますしね…。
んなんていう会話も、深夜ならできちゃう…っていう夜の妙な高揚感がしっかり伝わってきて、そういうところも大好きです♬
特に屋上に腰掛けて…なんていうシチュエーションなんて、ドキドキさびしくて素敵です♡
「怒る」のと「ムカつく」のとは違うんだよ?コウ君。
それから、ともだちはチューとかしないよ?ナズナ。
このふたり、どっちもどっちで、当面目が離せないですw
このアニメとお付き合いしていると毎話あれやこれや思いついて、それをここに書き込んでみるのもすごく楽しくて、そういうアニメの楽しみ方もあるんだなぁ…って勝手に思ってます。スミマセン…
ところで今日は夕方にソファで3時間寝てしまうという8つ目の大罪を犯してしまったので、今夜はわたしもよふかしのうたです(汗) {/netabare}
**4話まで観たさ** {netabare}
最初はちょっとしかいなかった視聴者が口コミでだんだん増えてって「お、これおもしろいじゃん!?」てな感じでブレイクしていく…っていうのが望ましいんでしょうけど、
きっとこのアニメ、その真逆行ってるんじゃなかろか…って、ちょっと思ってきました。。
わたしみたいに「もーーめっちゃ好きっ♡♡」っていう人以外は、Falling, Falling ふるい落とされてってませんかね??
まーそれでいいんですけど。観てる方としては。
今回はちょっとアキラ回でした。
アキラ、いいですよね♡
リアルで付き合うならアキラでしょw …ちがうのかな? どうなんだろ男子目線では?
コウ君が学校に行かなくて”夜側”にいるのは、ある種の”弱さ”のせいでもあるんでしょうけど、それをわかっていて、なおかつその気持もわかってあげていて、でも自分自身は頑張って”昼側”にいてコウ君のアンカーになれるならなりたいと思ってくれている…。
こういう人こそ、理想の恋人なんじゃないのかな?
ついに禁断の原作に手を出してしまいました。
だいぶ読んじゃったよw
「え?えーこれ、こうなるの??」とか「あー…そういう?!」とか、展開はナカナカです♬
この本とアニメは、オトナになっちゃって今はしっかり夜寝てるわたしが、夢の中で夜ふかししてるプヨプヨしたところに大事に保管しておきたいです♡{/netabare}
**5話まで観たよん** {netabare}
「感情をサボるな」
これ、名セリフですよね。
ずーーっと嫌なことつらいことばっかりでただ耐えるだけの生活は、もちろん絶対イヤですけどでもそれはそれなりに均衡を保って楽な面もあったりするかもなんですよね。
でも楽しいこともあったり、気分がアガったりすることもあるので、そのUP/DOWNが忙しい。
正直めんどくさいって思うこと、あります。
でもまぁ、これは中学生男子の物語なのでそりゃ忙しいしウザくてつらかったりもするですけど、こちとらいいオトナなんだからいい加減そんなことで「名セリフだ!」なんて感激したりしたくもないですけどねw
自分を考えてみると、忙しいからサボるオトナというより、その忙しさにずーっと慣れないオトナになりつつある気がするので、そういう意味ではまぁまずまずですなんでしょうねw
ところで今回のタイトルの「そりゃ困ったやつですね」って、原作では”誰かさんにお風呂から呼び出された”と言うナズナに向かってコウ君が言うセリフなんですよね。そしてナズナも「困ったやつなんだよ〜ホントに!」って答える。
多分そこは敢えて削っちゃってるんだと思いますけど、結果としてタイトルだけ残ってなんのこっちゃ?になってるかもなんですけど、でもこれはこれでピッタリフィットしてる。
ていうか、このお話自体、「そりゃ困ったやつですね」っていうお話だといえばいえるかもです。
で、そのセリフ削ってみたらなおさら、ナズナは相変わらずコウ君にとって憧れてコワゴワ手をのばす存在でい続けているわけですけど、その憧れさんから「今日のお前も絶品だったぜ」って言われる血はきっとコウ君が頑張って感情ローラーコースターにしがみついてたからこそなわけで、そんな困ったやつの生き方は、決して間違ってなんかない…っていう回でした♡
わたしの血は、今おいしいのかな…?
********** {/netabare}
(ちなみに横溝正史さんの「夜歩く」は未読です…)