「境界戦機 第2部(TVアニメ動画)」

総合得点
62.7
感想・評価
50
棚に入れた
157
ランキング
4635
★★★★☆ 3.2 (50)
物語
2.9
作画
3.4
声優
3.3
音楽
3.3
キャラ
3.0

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ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最前線

隠岐の島でゴーストと戦ってから8カ月が経過。
人型兵器用の自立思考型AIの開発をリードしていた北米同盟の攻勢が強くなる。
アモウがいなくなったレジスタンス組織は、
補給するので精一杯になるくらいに追い込まれていくのであった。

周囲を敵に包囲されて危機一髪、というところで援軍登場。
しかも、その援軍が行方不明だったアモウが搭乗するケンブ。
組織としても盛り上がる所ですが、アモウの口数は少ない。
その原因は……

戦争は弱い物が犠牲になります。
特に狙われるのは女性や子供。
未来ある子供を狙うのは最低な行為ですが、一番効き目があります。
もしも、自分の子供が……想像できますね。
今まではロボに搭乗して人型兵器との交戦してきたアモウ。
でも、犠牲になるのは機械ではなく人間です。
アモウは戦争の現実を知りました。
現実を知ったからこそ、戦場に出る覚悟が違います。

北米同盟は強くなりました。
その結果、他の勢力は弱体化。
まだまだ日本列島での利益を享受したいのでしょう。
新日本協力機構という新たな組織を編成。
そこにアモウ達が所属しているレジスタンス組織も加わります。
これで、新日本協力機構VS北米同盟という図式が明確に。
北陸地方で全面対決する事となります。

北陸地方での戦いは1期の隠岐の島での決戦と同じように2話構成。
境界戦機のラストですからね。
視聴者側としても緊張感が高まります。
新日本軍VS北米同盟。
やはり主人公側を応援したいですね。
ブラッド大尉の搭乗する機体はゴーストのAIを搭載。
アモウ達は追い詰められますが……
犠牲はあったものの戦闘は終了。
アモウやブラッドが死なないで生き延びた事には安堵しました。

日本の一部の自治を認められたところで、本作品は完結。
多少の物足りなさはあるかもです。
しかし、今までの周辺国による隷属化よりは、
一部ではありますが、日本を取り戻せたことは良かったですね。
日本には(現時点では)資源が無く、周辺国に頼る事は必須です。
しかも狭い国土で人口を支える事業も、維持するだけでも大変でしょう。
大きな戦闘は終わったかもしれませんが、戦争後の復興は困難を極めます。
まぁ、復興作業は地味なので、アニメ化しても面白いかどうかは微妙ですからね。
ロボ作品という事で現実感が無く、視聴しない人もいるかもしれません。
しかし、日本が分割統治されて抵抗する事は、
平和ボケしている日本人にとって痛恨の一撃をあたえられたかもしれません。
中々難しい問題を提起した内容でした。

投稿 : 2022/07/09
閲覧 : 125
サンキュー:

9

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