「異世界薬局(TVアニメ動画)」

総合得点
70.9
感想・評価
295
棚に入れた
890
ランキング
1416
★★★★☆ 3.4 (295)
物語
3.4
作画
3.4
声優
3.5
音楽
3.3
キャラ
3.4

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ネタバレ

てぶくろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:今観てる

自分の想像力は使いません! 楽に楽に話を作ろうとしたが故の無味。

 第1話視聴しました。
 {netabare} なろう系なので転生の理由とかチート能力持ってるとかはもうどうでもいいんですけど、国立大学の分子創薬学の准教授が1人になってまずすることが、水の神術について考える ってそりゃないでしょうよ…。
 この人世界トップクラスの研究してたんですよね?妹の無念を信条に多くの人を救うため日々研究に勤しんでたんですよね? その研究もめちゃくちゃ途中だったんですよね?  情熱と信念を持ち、そしてそれらを実現できうる頭脳を持っているんですよね??
 そんな人が目覚めてまず包帯の具合気にしてる場合ですか??もっと他に気にすること山のようにあると思うんですが…。
 俺…死んだのか…の一言で現世への未練はすっぱり断ち切ったんですか…。その精神性の方がよっぽどチート能力だと思うんですが。
 
 この作品は現代薬学×ファンタジーが売り文句ですが、であるならば、ファンタジー世界の設定と同等かそれ以上に''現代''のディティールも凝らなければいけません。ですが、1話の時点で主人公の頭の中がファンタジーなので、これから先 こいつに現代を語られてもなんの説得力もありません。 
 設定は目を引き、キャラの動きはそこそこに良いため余計に残念です。
 少し考えれば分かるような ダメな部分が ''だって なろう系だから'' という甘えでまかり通っていることが本当に無念でなりません。 {/netabare}

 第2話視聴しました。
 {netabare} 2話目も変わらず主人公の頭の中がファンタジーでなんかもう恐ろしくなってきました。

 前半、家庭教師の彼女となにやらありましたが、1つ疑問があります。
 すでに薬神の化身と畏怖される程 常人として見なされていないのなら、異世界人だと告白してしまえば良いのでは?

 一度に大勢に秘密を明かすのはリスキーというのは理解出来るのですが、もうこの上なく怪しまれている彼女にここに来てまだ秘密にする理由がわかりません。 結局、諸々の事情も彼女への説明もうやむやにして、自分を薬神様と誤解させておくメリットはなんなんでしょうか?
 神術について教わるにしても、これから先この世界のことを教わるにしても彼女に対しては打ち明ける方が合理的だと思うのですが…。

 なにやら誠実そうの雰囲気出していましたが、ようは 神術使えなかったら薬師貴族としての立場が危ういから、彼女の知識を利用しようって話ですよね?
 自分の中身はすっかり違うのに、彼女に対してはこれまで通り接して欲しいて図々しいにも程がありませんか。

 今話で色々な薬を調合していた主人公ですが、
現代の常識が通用しない神術というものがある世界で、自分の現代薬学が正常に働くという根拠は何処からくるんでしょうか。
 その薬自体も未知の神術から生み出したものだというのに。
 生み出した化学物質がこの世界の人にどんな副作用があるかもわからないし、そもそも生み出した化学物質が本当に自分の思っているものかもわからないのに確かめもせずに、人や妹に飲ませるという所業。倫理観が少々バグっているように感じます。
 力の代償について考えていましたが、調子に乗って薬をバラまいた後に言われても、その危機感は始めに持てなかったのかと思うだけです。
 
 話の後半で、彼はこの世界の身分制社会と薬価問題を憂いていましたが、その問題は現代でもありますし医学の進歩については転生前の彼が率先して行っていました。
 ですので正直見ていて、技術発展中のこの世界をブーストするよりも、転生前にしていたことの方がスケールが大きいなと思ってしまいます。
 大量の水を放出するよりもすごいことを転生前の彼はしていた訳ですし。
 こういうなろう系の作品で転生前の方がすごいって珍しいですよね。
 そもそも寝落ちのように転生した彼が自分の死についてかように自覚的なのが謎です。

 ここまでの話のなかで、さらりと流されている主人公の内面が気色悪くて仕方ありませんが、今後に期待です。{/netabare}

 第3話視聴しました。
 {netabare} いや、もう本当にひどい。もはや面白い 面白しろくないのレベルではありません。

 今話は 病気の陛下のために薬作ったぜ!って話な訳ですが、まず単純に美術背景の辻褄があっていません。
 この世界の光源はロウソクの火なんですが、なんでこんなに蛍光灯つけてるみたいな明るさなんですかね? 細菌見るために明かりをって言って燭台差し出してましたけど、じゃあこの馬鹿みたいな明るさはどこから来てるというのでしょう。
 制作側は自分たちで作っていておかしいと微塵も思わなかったのでしょうか?
 ライティングが面倒だったなら、神術の明かりとかでいいじゃないですか、なんでわざわざロウソクにして拙さを晒すんでしょうか。

 しかし、そんな事も霞むくらい内容の方もひどいです。
 
 今話の 陛下の病気の治療 には2つの障壁があったと思います。
 1つは 薬の精製の難しさ
 いかにチート能力と言えど、自身のレベルアップが必要で技量の研鑽を描くのか、それともなにか別の道を模索するのか。

 もう1つは いかに陛下に薬を処方するか
 子どもの薬師見習いの立場でどうやって自分の作った薬を周りの人間に認めさせるのか、またどうやって陛下に信用してもらうのか。
 
 以上が今話の障壁とそれを乗り越えるための面白くなりそうなポイントです。

 そしてこの作品が出した答えは、作るの難しいって思ったけど紙に書いたらすぐできました!と、やりたいです!って言ったら任せる!と言われ周りの人間もわぁすごい!で終わりました。
 
 いや…もう…愕然です…。なんの面白味もありません。この原因がアニメにあるのか原作の時点でこうなのか分かりませんが、よくもまぁこんなにつまんなくできるものだと感心してしまいました。

 チート能力についてですが、こんな感じでホイホイできてしまっては、現代の薬をお取り寄せ!と何が違うのかという話です。ファンタジーとリアルのどっちのいいところも消しているように思います。
 
 細菌を見せてドヤ顔していましたが、細菌の発見 証明に、そして医学界の常識を崩すため病原菌理論の完成に一体何人の学者たちが苦しめられたと思っているのか。それらをないがしろにして、みんなでわぁすごいすごーい!て頭が沸いてるとしか思えません。

 そしてこの度、主人公は頭の中がファンタジー野郎から、嘘つきファンタジー野郎に進化しました。
 まだできてもおらず、できるかも分からない薬を「新薬があります。」と平気で陛下に嘘をついたり、薬の精製方法の出所を聞かれ、夢です。と嘘をついたり、この病を恐れることはもうないのです!とチート能力でコイツしか作れない現状でまた嘘をついてみたり、父親に息子のつもりですと嘘をついたりと、とにかくコイツは嘘をつきまくります。
 本当にいつか痛い目にあってほしいと思います。

 本作品のCMなどを見ると、「間違いだらけの異世界医療を変えていく!」と紹介されていますが、ここまで視聴した限りこの世界の医療は間違っているというより、ただ単に技術が発展中なだけではないかと思います。
 実際お父さんの治療もできる手段がこれしかない、というものでしたし、主人公が変えていかなくても勝手に発展していくと思うんですよね。
 今話では主人公が周りの会話を聞いて、「星のめぐりだと!?」と言っていましたが、自分は薬の精製技術を聞かれ、夢で見た とほざいているので、どっちもどっちなんですよね。
 占星術に基づいた医療VS夢でみたと言う薬をよくわからない方法で作る子ども な訳ですから。

 結局この作品は何がしたいのか、じたばたもがく様をこれからも見守ろうと思います。{/netabare}

 第4話視聴しました。
 {netabare}陛下の治療を始めて数ヶ月。お父様と知識の共有をしているそうですが、それでもやっぱり転生のことは伏せとくんですね。聡明で人格者なお父様なので、自分は転生者で自分の知識は科学に基づくものだときちんと説明してもいいような気がするんですがね。その方が異世界医療を変えていくという名目に沿うように思います。
 結局、彼の言い分では 神術を使わなくても白死病の薬はできますよ、私は使いますけどね。ってそりゃあんまりだろ…。
 数ヶ月あっても薬の流通する気がないって、まんまコイツが危惧していた特権階級だけが命を救われてる状態じゃないですか。
 レシピを教えてもらえなかった人たちにも救いたい白死病の方がいたと思うと心が痛いですね。
 自分の知見を薬神の天啓です とこれ以上嘘を重ねてどうしたいんでしょうね。

 陛下は順調に回復しているようでなによりですね。陛下との会話で、二度目の生はより良く生きましょう とかいい事言っている風ですが、お前は自己管理を怠ったせいで死んだんだろうが。陛下とは訳が違うだろうが。もっと猛省しろ。

 その後 陛下から薬局開業の勅許をもらい、どこをどうしたいのかわからないヘンテコな足場を組みながらも爆速で薬局が竣工しました。
 現代の薬学者は建築物の図面まで引けるんですね。さすが薬神様ですね。
 なにはともあれ無事、夢であった 異世界薬局 開業となりました。おめでたいですね。

 
 あの……。前からずっと気にはなっていたんですが、そもそもコイツの目標は妹を殺した病気の薬を作ることじゃないんですか?
 最初からずっと薬局薬局って言ってますけど、転生前にやっていた研究は別にやりたくなかったってことですか?
 そんなに薬局やりたいなら転生前からやっとけばいいじゃないですか。
 しかし、そうせず薬学者の道を選んだのは、目標と信念があったからなんでしょう?
 転生してからその研究のことには触れず、悔やみもせず、薬局の夢ばかり気にかけているのは何故なんですか。
 中途半端なまま自己責任で死んでおいて、薬学者の信念とか言われても説得力ないですよ。
 
 薬局をやりたいって夢を立たせるならば、もうちょっと理由付けが必要な気がします。
 例えば、自分のやっていた研究が実を結び、薬が承認されたかなんかして人生の目標を叶えたところで気が緩んで心筋梗塞で死んだとか、それこそ事故死したとかなら、現世での目標は一応達成したのでセカンドライフとして薬局をやりたいというのもわからなくないんですがね…。
 転生前と後で彼の心情に大きく齟齬が出てしまっています。
 まぁファルマくんの身体を乗っ取っておいて、セカンドライフもクソもないんですけどね。

 現状、ファンタジーの要素がキャラの頭の中だけで、世界観が薄いのが気になりますが、薬局を構え、この先どう人々の信頼を得ていくのか期待です。{/netabare}
 
 第5話視聴しました。
 {netabare} 美味しんぼかな? 今話を視聴して初めに抱いた感想です。
 「一週間後にまたここに来て下さい、本物の化粧品を見せてやる」ってかw どこの山岡士郎だお前は。
 この美味しんぼスタイルをとったおかげで、今までの話の中で一番マシでしたが、今話がもつ面白味って 昔の白粉には有毒物質があった。とか瀉血をしてまで美白を求めた時代性 っていう史実としての面白さですよね。
 その史実としての面白さにプラスして物語としての面白さを出していかなくてはいけないのに、この作品はそこを 出来ましたー、ウケましたー、やったー で終わってしまっているのが非常に残念です。 どうやって鉛白と水銀が人体に影響があると証明したのかもさらっと流してしまいますしね。
 つまるところ、この作品には 異世界で薬局を
開くことの面白味がまるでありません。
 やっていることは医療の歴史トリビア発表に過ぎません。
 異世界と銘打っておいて、ファンタジー世界観の構築に1ミリも頭を使っていませんよね。
 ただただ、楽に楽に話を作ろうとするとこうなるんですね。

 Cパートにて、陛下が主人公のダンピングに言及し、貴族が平民の商いを踏みにじるな とおっしゃっています。
 まさしくその通りで、主人公も はい! と返事をしていますが、そうしていくと結局 彼の理想とは反していくように思うのですが今後どうしていくのでしょうか。
 彼の理想は帝都で薬局を開いていても叶わない気がしますけどね。今後に期待です。{/netabare}
 
 第6話視聴しました。
 {netabare}主人公のチート能力の異端さを今一度 掘り下げる話となりました。
 
 薬局を開いてすぐに一週間休んで海に行ってるのは少々アレですが、まぁ楽しげなので流しましょう。

 お父様に海では注意するように言われて、海についてからも注意していて、足先だけと念を押していてもそれでもやっぱり海に流されてしまうんですねw。 
 なんかこう、ダチョウ倶楽部の『押すなよ、押すなよ』的なことでしょうか。
 これ、展開といいカットといい「離岸流 !?」って言いたいだけですよね。ほんと薬のこともそうですが知識をひけらかしたくてしょうがないみたいですね。 知識は物語に昇華してこそだと思うんですがね…。

 溺れている人を助けにきて、この水がなければっ!と思うかどうかはピンと来ませんが彼の能力の覚醒の足掛かりなので良しとしましょう。

 海にぽっかり穴が空いている様子はなにか見たことがあるなと思いましたが、ドラえもんの 水よけロープ でも似たようなことが起こっていましたね。

 能力を発揮したことで再びちょっと引かれている主人公ですが、どうやら子供に見られていたようです。
 海に穴を空けたという衝撃がありつつも、影がなかったことにまで注意深く観察していた少年は将来有望ですね。
 というか、主人公の影がない設定はまだ生きていたんですね。屋内でも、ましてや屋外でも気にしている様子は全くなかったので、てっきり死んだものだと思っていました。

 その後、薬局が営業妨害をうけたりなど色々ありましたが、主人公が神聖国の異端審問官と対峙することになります。
 他国の異端審問官がどれだけこの国で裁量を発揮するのか気になりますね。
 
 それにしてもまず異端視されるのが薬学の方ではなく、チート能力の方なんですね。
 なんというか、薬局を立てると異世界の要素が立たず、異世界の方を立てると薬局から離れてしまうという2つの味が分離しているように感じますね。
 これから先で真なる意味での ''異世界薬局'' が見れられることを期待します。{/netabare}

 第7話視聴しました
 {netabare}なんか第7話にして一番''なろう''していましたね。
 ピンチに陥ったかと思ったら、チート能力で撃退して、一転して神として崇められるようになってあっさり味方になって、強いアイテムもらって、やったーっていう、なろう的というか昔話的というか…。
 まぁ実際なろう作品なので、なろう系のなろうらしい所を否定してもしょうがないんですが、やっぱりこの作品のテーマでもある医療についてはもう少し大事にして欲しかったなと思います。

 手術をする前の、この人を救えるのはこの場に自分しかいないんだから、なんとかやるしかない。 というのは人命を尊ぶ主人公像としての心情がよく出ているなと思いました。
 まぁこの人が怪我をした原因は自分なんですけどね。
  
 神官たちの顔の作画や、馬の作画など良いなと思うところもあるんですが、やはりあの症状や処置の是非がわかる左目が出てくると一気に冷めるんですよね。
 そこまでお膳立てされているなら、''ヒール''って魔法で治すのとどれだけ違うのかって話なんですよ。
 なにより、この左目の能力は話を面白くさせる為のものではなく、作り手が楽をする為のものである。というのが冷めるポイントなんだと思います。
 
 医師に求められるものって、知識や技術もそうですが判断力もその1つだと思うんですよね、医療モノでは常に最善最良を模索していく様が面白いのに、そこをカットしちゃうんだもんなぁ…。
 専門外なら専門外らしく苦戦していく描写があって然るべきだと思うんですけどね…。
 
 そしていきなり数ヵ月後になり、元気になった神官さんがやってきて便利な杖をプレゼントしてくれました。
 ずらずら設定の説明がなされテレビショッピングみたいでしたね。
 選ばれたものにしか触れない杖はどうやって箱にしまったんでしょうか。

 さらに便利アイテム ''カゲガデキール'' をもらい影が出るようになりました。
 なんか嬉しそうにしていましたが、コイツはこれまで影のことなんかこれっぽっちも気にしていませんでしたよね?
 このアイテムのおかげで影がないという設定は完全にご臨終となりました。
 こんなことで大丈夫になるなら、最初からわざわざそんな設定つけなきゃいいのに…。

 イベントが1つ片付いたので街を歩いていると、偶然、たまたま、奇遇にも街の人が薬局で話していて、たまたまその声が大きくて、たまたま思いがけずその話を盗み聞きしてしまって、計らずとも偶然に自分たちの現状を知ってしまい、次に自分がやるべきことのフラグがゲームのように立つことってありますよねぇ~!
 もうちょっと展開作り上手くなるといいですねぇ~!
 次回に期待です。{/netabare}

 第8話視聴しました。
 {netabare}今回の話は、ファルマ君のせいで薬師ギルドを追放されたピエールさんを仲間にした 。というお話なんですが、また まぁなんとも残念な部分が多いですね。

 前回に引き続き、たまたま街を歩いていたら病気の娘を背負った男性に出会うという…。
 偶然、バッタリ!以外に話を展開できないっていうのはなんとも…。
 壊された店の前で出会うというのは、ご近所さんという事を加味すればまだわかるんですけどね。

 そして、病気の娘さんをファルマ君が診ることになり、一段落したところで思ったんですが、これ インフルエンザである必要ありましたか?

 メタ的に言うと、問診とかをやってちゃんと現代医学に則ってますよってアピールなんでしょうけど、結局インフルエンザだって判断するにはチート能力使ってんだから何がしたいのかわかりませんね。

 ファルマ君も「所謂、インフルエンザですね。」ってそんなとこで知識マウントをとってどうしたいんでしょうか。
 ピエールさんにはなんのこっちゃな話ですし、視聴者的には身近な病気が登場し、そういえばインフルエンザって厳密にはどういう病気なんだろうとなるところを別に言及せず、インフルエンザでしたってだけで終わらせたので、じゃあわざわざこの病気を持ってくる必要はなかったような…。なまじ知ってる用語な分浮いてしまっているような…。
 ていうより、感染が広がらないようにと気を付けていましたが、この家族とかはもれなく感染してそうなもんですけどね。
 インフルエンザについて取り上げたいなら、街全体で流行っているとかでよかったんじゃないですかね?

 ピエールさんは、粉薬を吸入することに驚いていましたが、その反応って錠剤の飲み薬に慣れている現代人的な反応じゃないですかね? この人らが扱っているのって薬草とかですよね? そこまで意外ですかね。

 娘さんの容態が落ち着き一安心のピエールさんは、豊富な知識と親身に寄り添ってくれたファルマ君に対し、薬師の本来の姿を感じてましたけど、豊富な知識についてはアレだとしても、親身に寄り添うかどうかはただの営業努力なんじゃないですかね?

 場面変わって再びギルドの会議シーンですが、この一連の流れも、薬師ギルドの主張自体は間違っていないのに悪役を押し付けてられてしまっているのは悲しいですね。
 ギルド長も倫理観はちょっとアレですが、言ってることはむしろ正当なんですよね。
 ただ、ファルマ君の行為のとばっちりを受ける苦労人にしてはグズな要素が多く、悪役にしては言っていることは正当でファルマ君の方に非がある。というなんとも中途半端なことになっていますね。
 
 現状のファルマ君の行動は貴族の道楽と言われても仕方ないですし、実際 現代の知識だけでなくチート能力も使っているし、で全く擁護できないんですよね。

 異世界薬局に感銘を受けたピエールさんは、意を決して発言します。
 ピエールさんは「我々は効くかどうかもわからない薬草を詐欺まがいの文句で売り付けている」と言っていますが、異世界薬局の薬がよく効くことと、自分たちの医学を否定することは違うと思いますし、論理が飛躍しすぎと思いますけどね。
 医学はその時々の倫理観や価値観に左右されますし、国の宗教的なことも関わってきますしね。
 この国で積み重ねられてきた先人たちの教えを蔑ろにするのは薬師として風上にも置けない行為だと思いますし、異端と言われるのも当然です。追放されたのは仕方ないですね。
 ファルマ君の現代医学も先人たちの叡知の結晶ですしね。
 現状、神術なんていう現代の常識が通用しない世界で現代医学サイコー!となるのは危険ですよね。
 下手すると文化までも壊してしまいそうです。

 そもそも、この世界の医療がどう間違っているかの描写なんて全然ないですよね。
 この作品は医療というテーマを扱いきれていないように感じます。
 

 その後、ギルドを追放され報復もされたピエールさんですが、運良くファルマ君に拾われ再起することできました。ですが、正直ファルマ君はこういう人が出る前に色々行動を起こしてとけよ という話なんですよね。
 皇帝に怒られてから何をしてたんでしょうねコイツは。
 正味な話、薬師たちはまだギリギリ大丈夫そうですけど、薬草の卸売り業者とかは普通につぶれてそうですよね。

 新しいギルド創設して異世界薬局の薬を色んな店舗で取り扱えるようになったとしても、ギルド長の指摘通り彼がいなくなったら機能しませんよね。
 しかもその薬を格安で販売するとなると、薬師が儲からなくなりますが大丈夫なんですかね。実家が太いファルマ君は良いですけど、平民たちは結局食っていけないような…。
 ピエールさんは学んで行かなくてはと言っていたので、ファルマ君に弟子入りでもするのかと思いきや、まさかいきなり異世界薬局のフランチャイズ店の店長をすることになるとは、現代でいう薬局の登録販売員みたいなことでしょうか?
 ウイルスや細菌の概念を知らなかったのに、「栄養補助ウエハースの準備もよし」!と【栄養】という概念を理解しているのは、作中では意外と時間が経っていてしっかり勉強したということでしょうか?

 
 やっぱりファルマ君の多くの人に平等な医療をって理想を叶えるなら、薬局を開いているだけではダメですよね。
 前半にあった子供の料金は少なめでっていうところ。そういう福祉的な考えはおおいに結構なんですが、結局なんでそんな事ができるのかっていうと、家が貴族で財力に余裕があり金に困ってなく、薬もチート能力で生み出せるからですよね。
 こういうことを勝手に1店舗だけでやるのをやめろって皇帝に怒られたんでしょうよ…。

 ファルマ君が政治的なことはしたくない、思慮が浅い人間なのはもうしょうがないので、色々そういう根回しを諸々考えてくれる皇帝以外の政治家キャラか、野心を持った経営を担当する商売人のキャラが側にいて欲しいですね。
 とはいえ元々、大学の准教授なら自分の行いがどういう軋轢を生むかそこそこわかると思うんですけどね。
 次回に期待です。 {/netabare}

 第9話視聴しました。
 {netabare}今話は最終回の山場へ向けてのきっかけ作りの一話なのであまり多くは語れませんが、なんでしょう…こう…「小学館 マンガでわかる医学の歴史」を読んでいるかのような感覚…。
 
 いや、そりゃまぁペストがもたらした影響と、それに立ち向かう人類の様子は興味深くあり、 面白いので観ていられるんですが、これって前にも書きましたが「史実」としての面白さなんですよね。
 わざわざ異世界という設定でやることでしょうか。それこそ、その当時の人間がどう立ち向かったかを知る方が面白いような…。
 この史実としての面白さをそのまんま出されてもな…。物語に昇華して欲しいですね。
 
 皇帝たちの動きについても、火急の事態に最善最良で柔軟な動きは見事なんですが、こうなっていればいいなって理想をそのまんま出されても、しょうがないんですよね。
 理由もファルマ君を信じている。で済ましてしまいますし。
 まぁでもこれは、冒頭やCパートに出てきた男による想定外の出来事が起こる前フリだと思いましょう。

 そして、この男に関してなんですが、まさかここからバトル展開とかになりませんよね?
 もらった薬神杖でバーンでしょうか?

 いよいよ終盤へ向かってきた本作品。どうなっていくのでしょうか。
 そういえば、ギルド長についてはもう出番はないのでしょうか。結局ファルマ君は新興ギルドで
既存の勢力をすり潰す道を選んだんでしょうか。
 そこを含めてどうなるか期待です。{/netabare}
 
 第10話視聴しました。
 {netabare} ハッハッハッ!こいつはひでぇや!何でこんなことになるんだ。もう笑うしかないですね。

 黒死病 上陸を防ぐため船の検疫をするファルマ君。手早く検疫を終わらせ、さらに船員の壊血病を見抜きビタミン剤を処方します。
 あの…ウエハースの時にも書いたんですが、【この世界には「栄養」の概念がある。】でいいんですね?
 この作品が散々頼っている現実の史実では、「栄養」の概念が出来たのは病原菌の発見より後の事なんですが、その辺はもうどうでもいいんですね?
 多くの栄養学者が「人間には摂取しなければいけない食べ物がある。」という事象を人々に浸透させるのに血反吐を吐きながら奮闘した歴史を、どうでもいいと主人公をドヤらす為に使い捨ててしまうんですね。
 間違いだらけの異世界医療を変えていくってテーマはどこいったんでしょうか。

 この検疫に対する補償はどうなるんだ!って問題に対し、ファルマ君は何もせず東イドン会社ってパロディネタの艦隊が登場し武力で黙らせるってなんじゃそら…。
 薬局を開くこと自体もギルドを作ろうとした時もそうでしたが、この作品は問題に対して結局のところ根本が解決してないんですよね。
 問題を提起するなら、ちゃんと最後まで面倒をみろ。

 宮廷薬師で領主様の息子が直々に診てくれるんだぞ!と艦長は息巻いていましたが、それならばより一層その辺りの補償を何とか考えてくれって私なら思いますけどね。

 実際、この港の領地はファルマ君の家のもので、皇帝とも個人的なパイプがあるのだから、一応話をつけるのが筋だと思うのですがね。結局また誰かが泣き寝入りですか…。

 その後 水際対策を続けるものの、黒死病が上陸してしまう事態となります。
 すぐさま飛び出そうとするファルマ君を不安そうに止めるエレンにファルマ君は「検疫はエレンにもできるよ」と励まします。
       コイツ まじか…。
 前世の死の反省を何も生かさず、ろくに引き継ぎもせず現場を離れるんですか…。
 チート能力使って検疫してるのに、エレンにもできるよって… できそうな描写一ミリもないので何の根拠もないように映るんですが…。

 
 薬神杖のすり抜けバグに対して、「古文書の言い伝えでは数々の能力が言い伝えられています。」ってそりゃあいくらなんでもズルじゃないですか?
 もうなんでもアリにしますってことの宣言で言い訳じゃないですか。

 ファルマ君が村に到着してからの一連の流れですが、
 これって氷の壁を作る前に、先に自分の身分を明かせば済む話だったのでは? なんのための権力なのか? お前中身、いい大人でしょうに。

 そういえばこいつ、前世で患者さんとのコミュニケーションがとれていないことを憂いていませんでしたっけ?
 だから薬局を開いたんですよね?
 未知の病気を恐れてパニックになっている人に、対話するのを放棄していきなり氷の壁ドーンの実力行使って、なんか話が違くありませんか? 対話を描くの下手くそ過ぎませんか?
 そこがブレ始めると、コイツはこの先 薬局に飽きたら、研究に没頭したいとか言い出しそうですよねw
 ファルマ君の神術を見せたいのは分かるんですが、武力で黙らせるのは東イドン会社(笑)の艦隊でさっきやりましたよね。
 ちゃんと住人に説明してから囲いましょうよ。
 この壁で死者がでたらどうするつもりなんでしょうか。
 説明してから、「では、まずは区画を分けます」で氷の壁ドーン! ワー!ヤクシサマ スゴーイ!!で良かったのではないでしょうか?

逃げずに治療を受けて下さい、でないと助けられません!ってそんな普通のことドヤ顔で言われてもな…。
 それから、逃げるもなにもお前が氷の壁で囲ったせいで逃げられませんけどね。

 こんな無茶苦茶なことしておいて、トリアージについて説明されても、住人からしたら恐怖でしかないですよね。
 この世界に生きる人々とのコミュニケーションをサボるなよ。

 最後に重症患者がいる区画に入ったところで次回に続くとなりましたが、次回の予告が「エスターク村の奇跡」なので助かるんでしょうね。

 さて、なんでしょうねこの話。最初にも書きましたが、もう笑うしかないですね。
 もはやファンタジーとも言えない、作り手に都合がいいだけの世界で、黒死病ってワードだけを引っ張りだしたくせに、肝心の治療シーンもガンガン削ったりして、もうなにを表現したいのか完全に迷走してしまっています。
 エレンを励ましたり、神術で黙らせたりとやりたいシーンだけをやっている。そんな印象です。 
 あ、後そういえば、全滅した船を沈めようとするところで、艦長が弔ってやるつもりで必ず当てろと前フリしておきながら、すぐさま外しているのはツッコミ待ちですか?
 次回に期待です。{/netabare}
 
 第11話視聴しました。
 {netabare}今回のお話、細かいところで気になるところが多々ありましたが、前回よりは目的のある1話だったと思います。

 気になる点としては、ファルマ君が患者に「治療の効果を高める神術」をかけるシーン。
 治療の効果を高める神術!? そんなのあるんですね…。そしていつの間に習得を…。もう最初からそれでええやん…。
 薬学とファンタジーの融合ってそういうことじゃないでしょうよ。
 
 新キャラの教授が急に出てきて、カビから新薬を作るぞ!からそのカビならもうあります!とさっくりといっているのは少し気になりますが、恐らく原作ではもっとこの教授についても描写があると思いますし、尺の都合があるのでまぁ流しましょう。

 それにしても、菌から新薬を作り出すとかは父上は理解して人に説明できるくらいで、頑張るぞー!くらいでやれるもんなんですね。
 この作品は間違いだらけの異世界医療とあったはずですが、物語の当初から 何ができて何ができないのか の線引きがよくわかりませんね。

 ロッテちゃんの「マスク召しませ~」は良い言い方だと思ったのですが、着けているマスクが明らかにウレタンマスクなのが残念ですね。

 仰々しい竜巻の神術でモモンガを飛ばしていたのはシュールで笑ってしまいました。

 さて、気になった点をつらつらと書きましたが、最終回直前の話ということもあって、エレンさんや父上、教授、皇帝などサブキャラの活躍が描かれ黒死病に総力戦で挑んでいることがわかる話でした。
 最後はやはりバトル展開でしょうか、最終回に期待です。{/netabare}

 最終回視聴しました。
 {netabare}大方、予想通りバトル展開となり薬神杖でバーンで終わりました。
 いや、Finじゃないんですよ、Finじゃ。

 冒頭、聖騎士が五人攻めてきたことからすぐに黒死病が持ち込まれたと判断するのはこじつけ感がすごいですが、お父様がすこぶる優秀だということで流しましょう。

 ファルマ君が帝都に到着し、モモンガを発見します。
 前回は流しましたが、モモンガねぇ…。げっ歯類で滑空することで感染の伝播が早いってことを言いたいのはわかるんですけど、これ モモンガじゃないとアカンかなぁ…。 
 なんかしれっと当たり前みたいにモモンガって言ってますけどここ異世界ですよね?
 (馬とかもそうですが)もっと異世界について想像力を膨らませられないんですかねぇ?


 その後、黒幕によって刺され、さらに毒をくらったロッテちゃん達。ファルマ君が急いで治療にあたります。
 毒物を診断してるとき、そりゃ毒物は大変だと思うんですが、二人とも思いっきり刺されているので、毒物が分かるその前に失血死してまうんじゃないかと心配になりました。
 一言、刺し傷に対してのフォローがあれば済む話なのに何故 蔑ろにするのか。
 
 そして、この毒物の診断も無機化合物とかで括って診断してしまうの大雑把でズルすぎません?
 そんで片っ端からしらみ潰しで言っていって当たっていたらそれを消去!消去!ってなんだかなぁ…。最早、医療でもなんでもないような…。
 再三言いますが、「ヒール!」って魔法をかけているのと何が違うのかって話なんですよね。


 処置を終えたファルマ君は黒幕のカミュさんと対峙して、カミュさんに薬剤師パンチをお見舞いして、薬神杖のチート浄化の能力を使って幕引きとなりました。
 見た人はみんな思った事だと思うのですが、そんなチート浄化があるなら今までの苦労はなんだったというのか…。
 薬剤師パンチもそうですが、医療とは全く関係ない方法で事態の収拾をしていたらこの作品の存在意義が失くなってしまいますね。

 さて、数話前からちょこちょこ姿を見せ、今回の黒幕として登場したカミュさんですが、結局 彼
は何がしたかったんでしょうか?
 この辺りが不明瞭なので終盤にかけて盛り上がりが弱く、薬剤師パンチのところも変に面白い感じに仕上がってしまっています。
 
 何と言うか…マッドサイエンティストには「美しい!」と言わせておけばいいと思っていませんか? こういうところも想像力が乏しいと感じる点です。
 
 お父様が色々と彼について説明してくれましたが、振り返ってみるとカミュさん全然活躍しませんでしたね。
 薬局でロッテちゃん達を襲った理由もよくわかりません。
 ファルマ君たちに見つかった時点で何故逃げないのか。
 時間をかけて準備した黒死病の行く末を見ることより、急にロッテちゃんで実験したくなっちゃったんですか?困った人ですね。

 せっかくなのでカミュさんの発言を確認してみましょう。
 人は誰しも死ぬと言うのに。
 病に侵され死にゆく人は美しい。
 衰弱と絶望と死そして病に耐えた少数の勝者による再生への営みは人類をより強かにする。そこに生命の美しさその真髄がある。
 凡俗どもは必ず我々のような真理の探求者を排除するぞ!

 うーん…。彼はファルマ君に何故、私の思想が理解できない!と激昂していましたが、そりゃこんなフワフワしたことだけ言われても理解もくそもないですよね。
 彼のバックボーンがないから、何故そのような思想になったかのつながりがありませんし、何故今回のような事件を起こしたかの理由になっていませんし、どうなれば目標達成だったのかもわかりません。
 自分を排斥した帝国への復讐かとも思えますが、隣国ネデールで召し抱えられるまで返り咲いたんですよね?
 ならそれでいいじゃないですか、なんで拾ってくれた側にも攻撃を?
 分からないことが多いですが、薬剤師パンチで倒しちゃったので仕方ありませんね。

 その後はナレーションによって、全て片付けていきます。
 大事な薬を作るところも、できましたってナレーションで済ませ、エレン先生の検疫もナレーションで済ませてしまいました。
 ファルマ君なしでどう頑張ったのか気になるところですが、仕方ありませんね。

 2ヶ月後に終息宣言が出され、ようこそ 異世界薬局へ! で終了しました。
 いや、だから全然~Fin~な事ないんですけどね。{/netabare}
 
 全体を通して
 {netabare}
良かったところ

 ・作画が安定していた。

 背景・美術はそんなに優れていた訳ではありませんが、動きの部分でいうと中々安定していた
ように思います。
 決めカットも随所にあり、最終話の戦闘シーンも格好よくなっていました。


あんまりだったところ

 ・この作品がもつテーマの面白味を生かせなかった。

 医療とファンタジーをどう融合させるのか、という部分をサボってしまったので、異世界で薬局を開くことの面白味がまるでありません。
 この作品において「異世界」とは、作り手にとってどこまでも都合のいい世界という意味で用いられています。

 ・チート能力で盛り下がる

 通常チート能力とは、作品の個性を出し話を盛り上げるためにあります。ですがこの作品においてチート能力は話を面白くするためのものではなく、作者が楽をする為に存在しています。
 現代医学の知識を持っているという能力に加え、実家が太い、高い神術、物体の創造 消去、病気の診断ができる左目、薬神杖 とやりたい放題です。
 異世界という舞台でどう現代医学を絡めていくかという問に、チート能力をもりもり盛ることでしか解を出せないのなら、このテーマに手を出すべきではないと私は思います。
 チートヒーラー系のなろう作品の方がよっぽど潔いです。

 ・ファルマ君について

 妹を殺した病気の薬を作ろうと邁進していた彼が、異世界に来てすぐに気持ちを切り替えて薬局をやりたいと思うか疑問ですし、そもそも薬局を開くことだけでは彼の理想は叶いません。
 この事は作中で何度か触れられ、彼が薬局を開くことでの問題点も多々ありましたが、ついぞ それらが抜本的に解決することはなく、なあなあで終わってしまいました。
 
 ファルマ君はゴテゴテとチート能力を盛られたため、何でもこなさなくてはいけない役割でしたが、能力を調整しもっと役割を割り振っていった方が良かったと思います。
 経営を担当するキャラや、皇帝以外の政治を担当するキャラなどです。
 特にファルマ君に戦闘力はいらなかったように思います。
 キャラは、何が出来るのか というのは重要だと思いますが、反対に何が出来ないのかというのも同じくらい重要だと思います。
 これは能力についてもそうです。制限があることでさらに設定に深みが出ると思います。

 
 総評

 この作品は、テンプレートの異世界よりさらに設定の純度の悪い異世界で、現実の医学の歴史を中途半端に持ち出し、チート能力で全て解決し、それでも横たわる諸問題は見なかったことにする、自分の想像力は一切使わず、いかにして脳ミソを働かさずにいられるかに挑戦した、そんな作品です。{/netabare}

投稿 : 2022/10/02
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サンキュー:

6

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