「その着せ替え人形は恋をする(TVアニメ動画)」

総合得点
81.6
感想・評価
517
棚に入れた
1576
ランキング
365
★★★★☆ 4.0 (517)
物語
3.9
作画
4.2
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
4.1

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ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

好き!&しゅき♡全力肯定ラブコメ♪

原作コミックは未読。

【物語 4.0点】
コスプレJK・海夢(まりん)が雛人形の頭師(かしらし)志望の男子・新菜(わかな)と出会う。
一見、突飛な組み合わせ。
が、コスプレを追求する中で、衣装素材、撮影と、専門的要素が詳述。
海夢が超行動的なギャルだった(かつ開放的過ぎてエロいw)こともありますが、
彼女が良い物にアンテナを張っていた故に、
凡人が地味と感じる雛人形の美しさにも食い付くことができたのだと納得。

海夢の敏感な感性アンテナは、新菜の頑固な職人気質の萌芽をも捉える。
すなわち「俺にとって「綺麗」は…特別な物に対する言葉になって、心から思った時でないと言えないといいますか」
とのこだわりも肯定し、雛人形趣味に後ろめたさを感じていた新菜を救い、
好き!を真剣に追いかけていれば、必ず認めてくれる人がいるという作品の方向性を示す。

上記シーンが趣味の好き!に留まらず、恋の好き!のトリガーとして伏線回収される場面が、中盤のクライマックス。
{netabare}5話の電車内で新菜が寝言で「喜多川さん…とても綺麗でした……」と呟くカット。{/netabare}
思い出しただけで顔が熱くなって来ますw

それまでの新菜視点に、そのシーンを境に恋に落ちた「しゅきしゅき」モードの海夢視点も加わり、
作品が甘~く蕩けて行く……。

外面も内面もドチャクソ可愛い海夢に深々と溺れていく転換点。
それをテンポ良くギャグが続くイケイケムードの中で、生かした構成もお見事でした。


趣味を追う中で、衣装代、スタジオ使用料と、
JKじゃなくても尻込みするような金額が提示されますが、
それも人生楽しいなら有意義な出費と思わされた時点で、私は落ちていたのでしょう。
(ですが一眼レフカメラには手は出ませんw)


【作画 4.0点】
アニメーション制作・CloverWorks。

基本はヒロインの頬やら肩肘やらの紅潮が露骨な典型的なラブコメ作風。
一方で、コスプレ素材、雛人形、カメラと趣味に関わる描写は繊細で、取材成果も感じ背筋を伸ばされます。
新菜が海夢たちとの交流により柔和になったと祖父に褒められた雛人形の表情も、
何となく伝わって来るのが凄いです。

コスプレ衣装だけでなくヒロインズの私服、制服コーデも多彩で目の保養になります。
それだけに、相当な範囲を作務衣で行動する新菜が異彩を放ちますw


レイヤーの作品愛にも応える作中作の再現も上々。
特に4:3のアナログ風で描かれた「フラワープリンセス烈!!」には
鬱・魔法少女物が好物の私のアンテナも反応w
監督。スピンオフで是非やりましょうw


【キャラ 4.5点】
ヒロインのコスプレイヤー・喜多川海夢(まりん)。
いくら{netabare}素肌を晒すよりカラコン未装備の瞳を晒す方が恥ずかしいw{/netabare}開放的なギャルとは言え、
採寸で{netabare}男子の眼前にビキニ姿を見せつけて来る{/netabare}こんな積極的なJKとか、フィクションでもおるか~いw
って感じでツッコミながらの視聴w
ですが、私は終始、海夢ちゃんに萌えてデレデレでしたw
アニメ観るというより、海夢ちゃんに会いに通っていたら、いつの間にか最終回になっていた感じ。
非実在少女なら思い切ってあざとくいくべしとの好例。

ギャルと言えば、海夢グループの菅谷乃羽(のわ)
君とは初絡みだね~って感じで新菜と距離をすーっと詰めて行く。
これもまたギャルの人懐っこさを過大評価してる感(苦笑)


後半は、諸々のサイズギャップにインパクトがある乾姉妹が投入され起爆剤に。
ただこれもネタで消費するだけでなく、
{netabare}巨乳女子をイケメン男子に変身させる{/netabare}コスプレの掘り下げに活用する辺りも高得点。


【声優 4.0点】
喜多川海夢役の直田 姫奈さん。
「好き!スキ……、しゅき~♡」と使い分ける妙演で、
趣味に恋に一生懸命なヒロインの心象世界に視聴者を引きずり込む。
ギャル語を連発し、振り回してくるが、
それほど不快感を伴わず、気持ちよくコスプレ世界にナビゲートしてくれます。

五条新菜役の石毛 翔弥さん。
ナヨナヨしている中にも、職人としての軸を垣間見せるシーンでは芯の通ったボイスで矜持を示す。
放送中は企画「その主人公声優は服を縫う」にもチャレンジし、
服を作る大変さを場外でも体現。本当にお疲れ様でした。

新菜を雛人形の世界に誘った祖父・薫役には斧 アツシさん。
柔らかい声質で、伝統継承を表現。
ラブコメの波動によりそのボイスが崩されるリアクションも良好。
(アレは腰を抜かしても致し方なしw)


【音楽 4.0点】
劇伴担当は中塚 武氏。
優雅なサウンドを邪魔にならないバックグラウンドで流す。
音楽ではなくセリフやモノローグをしっかり聴かせるバランスが好感できます。
ラブコメがこじれる笑撃シーンすらも華麗なチェロでサラリと流すw

OP主題歌はスピラ・スピカ「燦々デイズ」。同バンドは挿入歌もあり。
主人公少年視点でヒロインに連れ出された世界の素晴らしさを噛み締めるアップテンポナンバー。
8話の{netabare}超ワカメな{/netabare}波打ち際のシーンを経ると一層、味が引き立ちます。

ED主題歌は、あかせあかり「恋ノ行方」
曲調は落ち着いたオシャレサウンドですが、
きゅんきゅん、ピュアピュアと中身は恋に落ちたヒロイン視点でヤバいことに。
“好きすぎて どうしよう”って歌われてもこっちが困ります(赤面w)

投稿 : 2022/07/28
閲覧 : 267
サンキュー:

38

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