「RWBY 氷雪帝国アイスクイーンダム(TVアニメ動画)」

総合得点
62.9
感想・評価
126
棚に入れた
351
ランキング
4525
★★★★☆ 3.2 (126)
物語
2.7
作画
3.3
声優
3.4
音楽
3.3
キャラ
3.1

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ネタバレ

7でもない さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

月詠MOONPHASE( 猫耳モード♡)からあまり変わってないね

テレビアニメ『月詠 -MOON PHASE-』とは、
wikipより
{netabare}
2004年10月からテレビ東京とテレビ大阪で深夜アニメとして放送された。

特筆すべき特徴として、舞台劇のセットを思わせるカメラワーク、唐突に降ってくる金ダライや停電時に懐中電灯で顔を下から照らす所作など、『8時だョ!全員集合』を意識した[1]演出が多用されている。また、オープニング映像内のカットでしりとりを行う、終了テロップに毎回有名作家によるイラストを用いる、といった特徴的な表現を含んだ作品であった。総監督を務めた新房昭之にとっては、この作品が「小ネタ」を多用した新たな作風、スタイルを確立するきっかけとなり、『ぱにぽにだっしゅ!』や『ネギま!?』といった以降の監督作品にもこの作風が継承されている。また、本作以降はほぼ全ての新房監督作品でシャフトがアニメーション制作を担当するようになっており、他の制作スタッフも本作を担当した人物が多い。

テレビ放送時の中盤や終盤での紙芝居のような表現のシーンが、DVD版では大幅に動画が追加・修正されている。


Neko Mimi Mode
https://www.youtube.com/watch?v=ADo7PZy4yOg
{/netabare}

月詠は後半作画体制が崩壊して、画面が真っ白で音声だけ聞こえるみたいな状態で放送されて当時悪い意味で話題になった。1995のテレビエヴァの後半で戦闘描ける人がみんな潰れて、同じカットが数十秒続いて、声優の会話が続いていたのと同じだった。

その頃からあまり変わってないなって思った。たぶん作ってる側も俺はもっとカッコイイの描けるのに!日本のアニメの良さをだしたいのに!みたい気持ちと作画の体力が持たないし臨んだレベルの作画力をキープできない、スキル持った人が集まらない、制作期間が短いみたいな二律背反、焦り、苛立ちの気持ちもあったんだと思う。
結局Fateシリーズ、鬼滅や進撃やガンダムみたいな規格外アニメ以外は日本のアニメはずっと「アニメーターがもっと集まれば」「もっと作業時間があれば」の二文字を背負い続ける事になるのだろうか(©ゼノブレイド3)。

1話のルビー、(2話のワイスと巨人)、11話、12話Bパート(The Bestday Ever!)は作画は目を見張るものはあった。11話は作画が追い付かなくて真っ黒塗りでごまかしていたし、12話のフードファイトはカメラワーク、コンテは素敵だったけど動画がついてこれなくて仕方なく80年代風リミテッドアニメ風味な感じだったけど



ここまでは作画リソースとアニメ製作の話
ここからは主に脚本とかの話

1-3話で原作のダイジェストだったけど、人数が多くせかされた感じはした。でもこれはどうでもいい。12話は個人的に嫌いじゃないからこれもいい。
4話から11話の夢の中は話も。キャラも。画的にも、退屈で似たような時間が続いた。
列車が都市にぶつかりそうになると、都市の壁に急に扉が生まれ、都市の中に入ると、自分の前に線路を自動でひきながら進み、人々や建築物はぶつからないようにモーゼの十戒みたいに左右に分かれていった。段々の階段が空に向かって伸びていき、最期は高層ビルの間の空中を走っていくシーンはマインクラフト味があり、非現実的で美しかった。でもそれ以外は代わり映えの無い描写、代わり映えのしない話で辛かった。
また列車の中のシーンや氷雪帝国の帝国最深部カテドラル内は光と闇のグレーディングが効いて綺麗なのに、氷雪帝国地上にいる時は画面の色作りも画作りもフラットで退屈なのもその印象を強めた。
良いと思ったのは後半のロリワイス集団や、最期にブレイクがネガーワイスを倒す為に自分の中にナイトメアを取り込み、ネガーブレイクと化した時、同時に背景もおどろおどろしい感じになったのは変化がありよかった。

後になって原作オタにこの執事があの顔や扉になっているんだよとか、ヤンが迷ってる時に背景がウロボロスになって心象風景になっているんだよみたいな事を教えてもらってあーなるほどと思ったけど、でももっともっと夢だからこその現実を超越したわくわくドキドキする突飛な絵面や展開が見たかったなあ。
みんなあまり指摘しないけど、まどかマギカ本編も叛逆の章も独特なかわいさと悪夢が混じった異世界を創造していて、それがあの作品の見る価値を高めていたと思うんだ。
途中でサーカスのシーンとか檻に入ってるシーンとかあったけど、あれらももうちょっとなんか膨らませたんじゃないかなあ。
コインで願いを叶えたり、扉や現世と声で繋がるピンクの公衆電話をだすのはいかにもシャフトって感じですな。


三月のライオンとか少年探偵団とかは他のスタジオでは作りえない独自のアートセンスが光る素晴らしい大傑作だし、(アサルトリリィはかなり戦闘作画がすごい……らしい。まだ見てないけど)のに、こんなふうに終わったのは残念。

初見2022/07

投稿 : 2022/09/23
閲覧 : 102
サンキュー:

3

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