「THE FIRST SLAM DUNK(アニメ映画)」

総合得点
77.0
感想・評価
106
棚に入れた
384
ランキング
643
★★★★★ 4.1 (106)
物語
4.1
作画
4.3
声優
3.8
音楽
4.2
キャラ
4.2

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ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「イチニーサン!」「オーシ!」!!!

高評価と批判が両方あったようなので、
テレビ版はあんまり観てなくて、原作が大好きだった私としては、
鑑賞前は、耳は敢えて塞いでおいて。
そして、劇場で観ました。

ひとことで言って、最っ高です!

もちろん井上雄彦さんは漫画家であって、
脚本家でも、アニメーターでも、ましてや映画監督でもありません。
{netabare}しかし、だからこそ!
たぶんSLAM DUNKのことを、世界中でいちばん熟考して来ていて。
そして描くことが出来た、そんな世界。
モーションピクチャーはたぶんバスケシーンでは多用されまくってたでしょうけど、CG臭さを超える、緊張感の連続!

テレビアニメでは辟易させられた「ゆるみ」って、実は原作マンガにもあって、
私はテレビアニメでは、かなりうんざりしつつ、原作でもちょっとちがうかなーって感じていた、
そんな贅肉がすっぱりと切られていて、
それでいて三井君との出会いをさりげなく描いて、
宮城リョータ君が何故、湘北にいるのかという疑問にも答えを用意してくれて、
赤木兄妹の家庭以外はスルーしていたメンバーのひとりをちゃんと深掘りして、家族関係まで描いてくれて。
そっちに力点が置かれてしまった結果、まるゴリとかまるお君とかのエピソードはスッパリとカットされちゃってるけど、原作の大きな流れは踏襲しながら、
絶妙なバランスの取り方で、v.s.山王工業戦が描き切れていて。
「ゆるみ」が無い分、余計に湘北の5人が悪役っぽくなっちゃったのも、
なんだか素敵だったし。

アニメとは違うんですよね、アングルとかカメラの振り方とか。
それがそれで、スポーツを体感してるみたいで、
すごく熱くて、でも選手たちがみんなすごくクールで。
バスケットボールというスポーツが、本物のスポーツよりもリアルにスポーツとして提示されて。
{/netabare}
ひとつだけ疑問に感じたのは、
アリウープのときの、りょーちんと花道の「イィーッ!」とか、
この二人に加えて三井も並んで「どーよ!」の決めポーズとか、
いろんな小ネタ、満載でしたけど、
これって原作を相当好きで、覚えていないと解らないかもと思ったこと。
セリフ回しなんかは原作準拠のフリして微妙に、絶妙にいじってるのが、
すごくよかったけど。
あと、挿入曲とかテーマ曲とかが、テレビ版みたいなステキ系J-POPと違う緊迫感に充ちていたのも、私はGoodって思いました。

結論としては、原作を知らないと、意味不明かもってことだけど、
好きな人しか観ないだろうから、これでいいじゃん!って思っています!

投稿 : 2023/04/22
閲覧 : 151
サンキュー:

23

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