STONE さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
新規軸あれど、基本的構図は
ゲームは未プレイ。
2期ものだが、本作から3名の新メンバーが参加。
新メンバーはいずれも最初はスクールアイドル同好会やスクールアイドルに距離を置こうと
するが、OPED画像を観れば先の展開は予想が付くし、アイドルものに限らず、この手の始まりは
結局参加するパターンがほとんど。
まあ観ている側も「彼女たちはスクールアイドル同好会に参加するのだろうか?」と思って
観ている人はほとんどいないだろうし。
この手の簡単に参加しないキャラは作品によっては敵対心があったりして、刺々しい態度を
取るキャラもいたりするが、本作の三船 栞子、ミア・テイラー、鐘 嵐珠のいずれも
そういうこともなく、そういう意味では好感度は序盤からそう悪くない感じ。
もっともゲームの方はそうでもなさそうだが。
1期がソロ活動オンリーだったのに対して、本作では複数のメンバーによるユニット活動を
始めたのが新しいところ。
このユニットだが、1期で仲の良かったペア(宮下 愛と天王寺 璃奈、朝香 果林と
エマ・ヴェルデなど)とは異なる組み合わせで、こういった自由な組み合わせが同好会全体の仲の
良さを感じさせる。
基本的展開は自身が企画するライブイベントでのパフォーマンス披露に終始しており、
「ラブライブ!」に不参加という姿勢は1期と変わらず。
ただ「ラブライブ!」に参加する他のスクールアイドルを応援するという形で、
「ラブライブ!」との関わりを描いた点で1期と違うところ。
このエピソードに代表されるように、本作は他人に対する応援や援助などの他者支援の要素が
色濃く感じられる。
他の「ラブライブ!」シリーズもそういった面が見られなくもないが、やはり自身の
「ラブライブ!」出場が第一目標であったりするし、メンバー間の支援などは同じグループに
属している以上自身のためでもあったりするため、本作のようなソロ活動主体の構成の方が
他者支援という側面が色濃く感じられる。
他者支援だけでなく、終盤においては主軸の高咲 侑と上原 歩夢を始め、自身の進むべき道を
歩み出すシーンが描かれており、こういった前向きなスタンスは好きだったりします。
全体的には新メンバーやユニットという新規軸はあれど、基本的構図は1期を踏襲という印象。
1期もそうだったがEDの本編とは異なるタッチの絵が結構好きでした。
2023/01/22