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4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態：今観てる

孤掌難鳴のモラトリアム

あざとさも満点ながら至極真っ当な正統派バディファンタジー。
ファンタジーよりバトル寄りのお約束詰め合わせ。

百合を求めるとガッカリしそう。

物語・ド直球王道ファンタジー百合風味
作画・質はやや高め。作風からアップ多用
声優・ちょっとキンキンする
音楽・EDは好き
キャラ・キャラ立ち抜群の皆さん

05・ドラゴン討伐戦。ユフィの覚悟と共に自らの信念を貫くアニス
06・魔石の力を得たアニス。婚約破棄の謎は一歩前進、アルガルトは次の一手へ
07・公の場でのアニスへの糾弾を退け王女の積年の屈辱を晴らすユフィ

08・急襲のアルガルド。逃げ続けてきたアニスが弟と正面から向き合う時。


そもそも魅了というならサキュバスなのでは？というのは置いといて。

サクサク進むのはいいのだがいろいろすっ飛ばし過ぎな感は否めない。アルガルドがイジけたのもアニスの自業自得にも見えてしまうかも。ハシゴを外されてしまえば雌雄を決する機会も失い永遠に勝てない相手の幻影に苦しむしかないやね。崇高な理念を掲げながらも悪魔の証明から逃げられず重責からの退路がないアルくんは狂ってもおかしくはない。ただもう少し説明してくれてもいいとは思う。姉弟対決というクライマックスともいうべき美味しい場面がやや消化不良。ここまでもずっとサクサクだったがせめてここだけは流石にもっとタメが必要だったのでは。アルくん倒せば革命が成るわけでもないとはいえ。

美味しいお約束てんこ盛りなのにサクサク流してばかりで勿体無い。ブチ切れアニスのドラゴンパワーで周囲のモブがドン引きするのもアナ雪レベルのあっさり感。あれは映画だからあれでいいけど。

隙間だらけでツギハギ感満載のパッチワークアニメは数多いが、これは繋がってはいるし意味不明というわけでもなく破綻はしていない。とはいえ行間や余白と言うには広すぎる。そういうとこはノケモノの夜も同様なのだがマジで勿体無い。

まあでもアニスの口上はアツくて良かったです。