「邪神ちゃんドロップキック(TVアニメ動画)」

総合得点
74.5
感想・評価
455
棚に入れた
1703
ランキング
882
★★★★☆ 3.5 (455)
物語
3.3
作画
3.4
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.7

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ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

服を着てないヒロインのアニメ。

【概要】

アニメーション制作:ノーマッド

2018年7月10日 - 9月18日に放映された、全11話 + OVA1話のTVアニメ。
原作は、『COMIC メテオ』でweb連載中の漫画作品。
著者は、ユキヲ。

監督は、佐藤光。

【あらすじ】

花園 ゆりね(はなぞの ゆりね)は中二病とオカルト好きを併発して、
常にゴスロリファッションの18歳の女子大生。

神保町のアパートを借りて住んでいる彼女・ゆりねは黒魔術に興味があって、
古本屋で買った魔導書を手に悪魔召喚の儀式を行って、
呼び出された悪魔は上半身が金髪ギャルで下半身が蛇(コブラ)の邪神ちゃん。

悪魔の実在確認の目的を果たしたので邪神ちゃんに帰るよう言う、ゆりね。
ところが魔界のルールで召喚者が帰還の呪文を使わないと帰れない。
ゆりねが用いた魔導書は上巻で、下巻に帰還の呪文があるらしいが、
上巻しか売って無くて下巻がどこにあるか全く知らない、ゆりね。

邪神ちゃんが言うには、魔界に帰る方法はもう一つあって、それは召喚者の死。
必殺のドロップキックでゆりねを亡き者にして魔界に帰還しようとする邪神ちゃんであったが、
ゆりねは強く、「魔界最弱」の邪神ちゃんは常に返り討ちで、
ゆりねからの血みどろのお仕置きを喰らい続ける邪神ちゃんなのだった。
そんな邪神ちゃんは、ゆりねの部屋で穀潰しの居候生活をしつつ、
彼女らのもとに訪れる悪魔や天使が少しずつ増えていくのだった。

【感想】

美少女キャラでブラックなネタをギャグとして扱う作品。

原作と違い、登場人物が1話目である程度揃っていたり、
そもそも原作第1話を省いてOPソングであらすじが説明されてる、このアニメ。

2018年の作品にしては、まるで2000年代前半のアニメを思わせるフォーマットの古さ。
既視感があると思ったら、1作目の「カードキャプターさくら」でおなじみの、
古賀誠、藤田まり子の両氏がアニメーターの中心的な役割。
今は長いこと見てませんが昔好きだった「ギャラクシーエンジェル」(両氏が参加)の系譜にあり、
他で言うなら「デ・ジ・キャラット」などのブロッコリーやブシロードといったタイプの、
コメディアニメの延長線上のクラシックなスタイルの作品ですね。
割りとこういうのも有りです。

パチンコ狂いのクズ主婦化してる邪神ちゃん(♀)と、
家事を邪神ちゃんに完全に依存したDV夫化してるゆりね(♀)
と、お互いにダメな部分があるふたりの共依存の関係を楽しめば良いのかな。

邪神ちゃんは借りたお金を返さずに、そのままギャンブルに全部使って擦ったり、
弱い者いじめをしつつも、強い相手にはとことん弱く、
懲りない小悪党であることには変わりないですが、
悪党というより意思が弱くて欲望に流されやすい反面、
いざというときには友達を助けたりする最後の良心が残っている人情家。
善悪が相反している、嫌われないクズな邪神ちゃんのキャラ立ちが人間臭いのが良いのかな。

自分がリアルで出会った人物で邪神ちゃんより酷くて、
良いところが一つもないのがいたりしましたので、見る目が甘くなってるのかもしれません。

邪神ちゃんがクズ行為をすれば毎回因果応報の折檻が待っているのですが、
ゆりねからのお仕置き内容が常軌を逸したクレイジーさであったり、
邪神ちゃん(ヒモ)とメデューサ(ダメ好きの貢ぐ女)が相性良すぎだったり、
そもそもこの作品世界が、いろいろと狂っていますのでバランスが取れていますね。

と言いつつも、天使ぺこらの貧乏ネタをどこをどう笑えば良いのか理解できなかったり、
作者のブラックな笑いの感性が自分には合わないっぽいですね。

クラウドファンディングで支援金が集まってるように、それなりに人気はあるのですが、
やはりこれは、人を選ぶ作品には違いないなと言うのが、
わかりきってることですが、見ていて思ったことでした。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2023/01/27
閲覧 : 153
サンキュー:

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