「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 深章 厄災篇(TVアニメ動画)」

総合得点
73.1
感想・評価
244
棚に入れた
760
ランキング
1050
★★★★☆ 3.8 (244)
物語
3.7
作画
3.8
声優
3.9
音楽
3.6
キャラ
3.8

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ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2人で帰ろう

待望の後半スタートですね。

ベル パーティVS階層主アンフェスバイナ

激戦ですね。
階層主に皆が少し戸惑ったけど、ベルフの言葉はカッコイイですね!
ベルが居るから強いんじゃない、ベルが居なくても強くい所を見せないとですよね。
ベルフの喝でやる気になるも気持ちだけで倒せる雑魚ではなく苦戦を強いられます。

リリの指揮もよかったですね。
指揮官って……リリの場合は戦闘特化ではないし見てるだけで何も出来な気がして、後ろめたくなっちゃうんですよね。
だからこそ少しでもフォローをと考えるけど中途半端な参戦は逆に危険で状況が悪化する場合もある。
けど、ダフネの喝で目を覚まして自分に出来る戦いを見せてくれましたね。


カサンドラの予知夢の絶望。
私はさ予知夢で絶望を予見したとして、逃げてもいいし、絶望を避けようとする事は間違いじゃないと思うんです。

だから、リューを助けに行こうとするのを辞めようと提案したり進むのを辞めようと提案するのは正解ではないけど、間違えじゃないのかな?とは思いました。
カサンドラの立場だと私もどうしたか……

でも、絶望にぶつかった時に絶望するのは違います。
カサンドラのように何もしなければ死ぬだけです。
絶望には2種類あります。

直面した時に全て終わっている絶望
直面しても現在進行中またはこれから始まる絶望です。

前者ならどうしようもありません。
しかし、彼らの直面した絶望は……後者です。
後者なら抗う事が出来る。
直面した事実は変わらないけど、絶望に直面する事は絶望ではありません。
立ち向かうべきです!

だから、ダフネの喝でカサンドラが立ち向かう決意をした時は頼もしく感じました。
何事も逃げ出す事は間違えじゃないけど、立ち向かうべき時は立ち向かう線引きって大切だと思うんです。

逆に階層が潰れる時に、上に登るか下に降りるかって話しになり、カサンドラが訳の分からない事を言い出すけど、ダフネが予知夢ではなくカサンドラ(友達)を信じたってのが素敵でしたね。
多分、カサンドラは予知夢で話すより自分の言葉で話した方が信じてくれるかもしれませんね。

戦闘は迫力あり楽しめました。
アクションは好きなので見てると1話が直ぐに終わってしまうくらい見せてくれるアクションシーンと攻撃の技や色使いが綺麗でしたし迫力もありますね。
ステージも基本は氷で映えますねww

後、やはりハラハラはしますね。
基本はピンチの連続ですし少し希望が見えても中々上手くは事が進まなかったり、それでも諦めることなく戦い続けてアンフィスバエナに勝ったのには一安心しつつって……

次の絶望が待っていました。
休まらない展開ですねw

ベルを探しにきたけど……ピンチは変わらず……そんな中、ダンジョンで魔剣を打つと言うベルフ。
魔剣が出来ればこの先の希望になる、けど失敗したら希望を失う……
でも、魔剣を打つ担廉を始めるとベルフは動けない……しかも仲間は深層で、ベルフを守りながら戦わなければいけない。

守りながら戦うって凄く難しい事です。
しかも、全員が疲労困憊……逆に攻めもマイナス1人になるからデメリットも大きい……
それでも成功すれば生存率は格段に上がる。

こう言う時って、掛けてみたくなりますよね。
可能性、状況を変えられる可能性なんて窮地にどれだけ確率が低くとも欲しいものです。
何もしなければ現状は変わらないし、逆に言えば失敗しても失うものは少ない。

メリットしかないではないですか!
しかも仲間で1番プレッシャーを背負わなきゃいけない本人が言い出しているのですから!
きっと信じられると思います。

しかし、やっぱり仲間の命を預かるってプレッシャーが凄いです。
だからでしょうか?ベルフは苦戦します。

でも、武器を討つ度に自分と向き合いベルフの技量は進化する。
魔剣は必ず壊れる……それなら何を作ればいいか……壊れない魔剣……
魔剣を超えた魔剣を完成させる。
その威力は……

ベルだけじゃなく、他の仲間たちも深層で成長している。
それを感じる事が出来たエピソードです。

しかし、大量のモンスターに襲われてしまう。
壊れない魔剣は勿論強いけどそれだけでは太刀打ち出来ず……
しかし。そこに助けに来たのはゼノス達でした。

これは上がりますね!
私は3期の頃に、ベルがフィーネ達を助けた事と、フィーネが子供を救うシーンをみて、もしかしたら、ダンジョンでモンスターが冒険者を助ける日が来るかもしれないと3期のレビューで書いたのですが当たりました(*^^*)
今回はベル達のピンチだから駆けつけてくれたのでしょうけてど、それでも、人とモンスターが手を取り合う未来に、また1歩近づいた気がしました。


深層区間に落ちたベルとリューも傷だらけでボロボロ……窮地に追い込まれて居ました。

ただ、2人は傷だらけで……
ホントに大ピンチって感じです……
体力が尽きて死ぬか、モンスターに襲われて死ぬか……

2人とも動ける、歩ける、走れる、それだけでも不幸中の幸い。
生きてるのが奇跡ってレベルです。

死を受け入れようとしたリューに、ベルの2人で生きて帰ろうって気持ちには救われましたね。
よく、希望を抱くのは死亡フラグと言われます。

でも、私は心に希望秘める事は大切な事だと思います。
生きる理由があるから、頑張る理由があるから、帰る理由があるから、そうした気持ちを持つ事が生存率が上がると信じたいです。
そうした気持ちが死亡フラグである訳がないと思います。

だから、ベルが生きる事に希望を持ってくれていたのはリュウーも少し安心出来たのかな?と思いました。

そして、この窮地が2人でよかったです。
多分、1人だと励まし合う事すら出来ずに……死を選んでたかもしれませんね……

冒険者の死体から使える物を漁る。
普通なら絶対してはいけない事ですが、それが生きる事ですよね。
腐ったポーションを飲んだりしてたけど、こんな状況なら贅沢も言ってられないですもんね。

そんな中、ベル達は正規ルートへの道を見つけ出すもそこには、、、コロシアムがあって……

コロシアムは常にモンスター同士で殺し合いしては復活を続ける区域みたいです。
コロシアムの抜け方がRPGゲームぽくて好きw
けど、やっぱり見つかるのか……
恐らく視聴者全員が予想した通りの展開……

で、ベルを逃がす為にリューは犠牲になろうとします。
まぁ、確かに2人とも死ぬよりはとは思うけど……
逃がされたベルのからしたら納得は出来ないかな?
だから、ベルは直ぐに道を迂回してリューを救いにきます。

流石ですね。
これって、少しベルに共感できます。
仲間を犠牲にして生き残るのは何か違うなぁ〜と思うんです。

多分、自分がベルの様な状態になった場合……私はどうするか、命欲しさに「助けてくれたから生きなきゃって、助けを呼ばなきゃ」って理由をつけてその場を離れるか……

または、ベルの様に助けに戻るか……
多分、多くの場合は前者ではないでしょうか?
…………

多分、最低な話、私は自分の友達や家族や仲の良い人ならベルの様な救う決断をすると思うけど、それが見ず知らずの人とか嫌いな人なら多分私は逃げ出すと思うんです。

けどさ、自分の命を投げ出してまで助けてくれた人を見捨てる様な自分にはなりたくないなぁ〜と考えたんです。

リューってベルにとっては友達であり冒険者の先輩だし、そもそもベルはリューが居ないと、ここまでは来られなかった。
もしかしたら、死んでたかもしれない……
だからこそ、見捨てない!
「2人で生きて帰る!」それが目標だから!

けど、やっぱりベルが凄いのは多分ベルなら誰だろうと見境なく助けに行くそんな強さを持ってる主人公だと思うんです。

それはもしかしたら、リューの「生きて欲しい気持ち」を無駄にする行為かもしれない……
それでも!大切な人に生きて欲しいのはお互い様で、例えその人の気持ちを無駄にしようと何だろうと大切な人の命には変えられない、だからベルの選択肢の強さには共感出来る部分がありました。

リューの過去は悲惨でしたね。
仲間が生かしてくれたんだね。
本当に良いファミリアだったんだなぁ〜と感じました。
リューには辛い現実だったけど仲間の正義がリューの理想(正義)がいつか現実になるって信じてくれたんだ。

それでも、リューは自分を責め続けて生きてきた。
多分、これは助けられた人の気持がリアルに再現されてる気がします。

昔、私の友達が「死ぬ時は誰かの命を救って(事故)から死ぬのがいいなぁ〜そしたらその人は自分に感謝して生きてくれる」と話してました。

私の考えは真逆で、自分を助けてくれても、それが結果誰かの命を奪う結果で終わった場合、感謝なんてものは簡単に罪悪感と不安で押し殺される。

いつか感謝される日は来るかもしれない……
でも、その日まで救われた側は自分を責め続ける。
救ってくれた人にも家族も友達居て、そうした人に悲しい気持ちにさせる。
そうした罪悪感が来るのではないでしょうか?
多分、救われた人にも救われた側の辛さはあるんだと思います。

それを考えるとリューの気持も理解できます。
彼女は何をすべきか解らなくなって復習をするも気持ちは晴れなくて……早く死にたかった……けど、救われた命を無駄にはしたくたさなくて、彼女が命を投げ出す事は本当の意味で仲間の正義を殺す事にしかならなくて、それも出来なくて……なら!仲間がしてくれたように自分も誰かを救って死のう。
だから、ベルを生かす選択肢だった。

けどさ、残される側の辛さを知ってるならやっぱり、自分の感じた残された側の苦しみや辛さ悲しさを押し付けちゃダメなんだと思うんです。

それでも、解った上で「生きて欲しかった」んだよね。
多分、それが、リューの居たアストレアファミリアの皆の気持ちだったんじゃないかな?

ベルがリューに話した事がホントに全てだと思う。
彼の言葉で少しはリューが心に抱えた荷を下ろすことが出来てたらいいなぁ〜と思うエピソードでした。

そして疲れきったリューの前に仁王立ちして「この人を守る」の決意はかっこよかったですね⸜(๑⃙⃘'ᗜ'๑⃙⃘)⸝

ラストバトルは良かったですね。
ベルとリューとアストレアファミリアの力ですね。
ラストは綺麗に終わりましたね。
是非続編を期待したいですがどうでしょうか?

リューもベルへ心境の変化が起きましたね。

胸がドキドキするみたいです。
敵から受けた傷が痛むのでしょうか?
え?なんですか?違うんですか?ww

ベルの顔がまともに見えないらしいんです。
これは!アレですよ!目疲れ!
え?なんですか?違いますか?

まっ、結局、リューは沢山の人を助けて来ました。
アストレアファミリアが守ったのは、リュウだけじゃなくベルも含めたリュウが笑顔にしてきた人達全員だったんじゃないかな?

リューはこれまで自分を追い詰めながら生きてきたと思う。
それで、ベルに恋をした。
それなら、やっぱり報われて欲しかかな?
だって、ずっと辛い気持ちを抱えて生きてきたなら、次は幸せな気持ちを抱えて生きてほしいじゃん?

投稿 : 2023/07/10
閲覧 : 123
サンキュー:

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