wkr さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
曲は絶対聴いたほうがいい
曲が最高。OP ED両方大好きです。
花ハ踊レヤいろはにほ(OP曲)
作詞:畑亜貴 作編曲:T氏
T氏の流麗で華やか、曖昧な曲調がとても引き込まれる。個人的にサビが好きなので紹介。
サビのコード[A♭M7 A♭mM7 Gm7 G♭dim7]のクリシェ(A♭M7 A♭m M7)、経過和音(A♭mM7 Gm7 G♭dim7)が素晴らしい。王道進行を感じさせる進行でありつつイントロと全く同じメロディを使い、更にはキーはイントロの属調を使用しており、新しい一面をサビで魅せてくれるのも粋。その使われている調もまた絶妙。サビの二周目はコードが変わってm7♭5のコードの響きが効いた進行に。T氏といえばの、扱うのが難しいBlackadder chord(イキスギコード)も手腕で巧みに取り入れられている。ノンダイアトニックを効かせすぎて音がぶつかっているにも関わらず特に気にならないのが不思議。他にも自然すぎる転調やペンタトニック、ノンダイアトニックやら使い方がとにかく上手すぎる曲。初めて聴いた時は衝撃的だった。畑亜貴さんの可憐で華やかな歌詞とのコンビネーションも良い。{netabare}因みにアニメでは中学生が作った設定ですw{/netabare}
追記 https://youtu.be/K6rb7IJTS-M ←たまたま見つけたこの動画が素晴らしかったので紹介。この動画観るだけで曲の凄さが十分に伝わるでしょう(ステマじゃないです)
花雪(ED曲)
作詞 作編曲:ゆうゆ
少し切なく、ほんのり和風テイストな曲調。ピアノの切なく力強いメロディ、サビでの高揚感に魅了される感情的なストリングス、Aメロの途中からの歪んだギターがアクセントになっていて、曲の立役者になっている。勿論リズム隊も上質。ラスサビ付近の緩急のあるメロディはかなりのインパクト。サビのパッと光が差すような転調も好み。OPのように複雑な曲調では無いですが、感情的かつ切ないメロディ。とても気に入っています。
{netabare}アニメの中身は、主人公と周りのキャラがよさこいを通して友情を深め成長していくストーリー。マッドハウスなので作画も手堅い。キャラデザに少しクセがあるが、変に小難しい演出や設定はなく、1クールで非常に観やすいさっぱりとした作品で曲以外もおすすめ。8話の心理描写は中々のモノだった記憶。[追記]個人的には一応おすすめですが、苦言もそこそこあるのでうろ覚えですが印象に残ってるものを書きます。まず展開が遅いです。8話9話辺りでようやく部が結成して大会に向けて練習!だった気がします。猶予一ヶ月位で間に合うか?次に若干パターン化していた流れがダメです。思春期の心情の複雑さ?的なのをみせたかったんだと思いますが、キャラがキメのセリフを言う→照れて赤面、といった流れが何回かありました。こんな所でリアリティを求めなくていいしこっちまで恥ずかしくなるので嫌いでした。無駄にシリアス寄りな雰囲気も微妙です。他には演出が少し過剰だったり、海坊主頼りなご都合展開が2回くらいあったり、グダグダな展開が目立って最終話はで唐突にアメリカに帰国しそうになる流れもよく分からない。ハナのアメリカ人設定にリアリティが無くて意味がない、というのは野暮ですかね。私自身は王道な展開とキャラの心理描写が丁寧な所は好きなのでおすすめしてもいいかなと思ってます。oped曲は紛れもなく逸品ですし。{/netabare}
OP曲→ https://open.spotify.com/track/6hARcBlPcDiEK7F4Np4kGW?si=-urcI_A1Sp2jbiEz0kUK8A
ED曲→ https://open.spotify.com/track/5vUeRqUTdBvN28UqyDahcb?si=gvfn7YEcRmyjEXXvLMUZWA