「甲鉄城のカバネリ 総集編 前編 集う光(アニメ映画)」

総合得点
69.2
感想・評価
16
棚に入れた
163
ランキング
1878
★★★★☆ 3.9 (16)
物語
4.0
作画
4.2
声優
3.6
音楽
4.0
キャラ
3.9

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

くろゆき* さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

”人を測るに、外見をもってなすは愚行である”

やはり荒木監督は”原作もの(TVシリーズを再編集した劇場映画ですからね)”だと映えますね。
采配ぶりが落ち着いてて、何を描いて伝えたいかが、大分ハッキリ見えてくるので、安心して見れますね。

顕著なのは103分の間のシーンの取捨選択。前編が言ってしまえば”カバネリ甲鉄城編”ですし、必然的に甲鉄城の内部がドラマの主軸となる。
そうなると何をテーマに描くか分かってないとダメだし、分かってないと手腕があろうと、きっと寒い出来のはず。
いや見る前正直言うと、”大丈夫か?”と心配でした。監督は作品への気合いが大分ある方ですが、オリジナルのまとめ方が巧い方とは言えぬので…

そしたら見事にその危惧を吹っ飛ばしてくれました。
”結束”をテーマに絞った話の流れが爽快ですし、城内の疑心暗鬼が協力へと変わる流れ。
そこがTVシリーズよりもかなりスムーズでしたね(疑心を来栖に担わせるのが、個人的にはナイスでした)。
カバネの猛威も惜しみなしだし、甲鉄城の走りと外観。
何もかもがディストピア映画好きへのご褒美ですね。
破壊描写も満載ですので、男の子が好きなもの、全部詰まってますからね。

新カットと没カット(PV第一弾最初のカット、それから2カット、13カット、19カット、37カット目に映るカバネです。
あとPV数えてみたら、全部で40カットでした)も予想よりも詰まってますし、TVシリーズを既に知ってる方も新鮮に見れますよ。
まあ黒けぶりのデザインが某ジブリ映画感満載なので、そこはマイナス点かなと。

とはいえ信じられませんが総集編前編、凄いです。
総集編映画史上、かなりの上位に食い込むかと。

投稿 : 2024/12/01
閲覧 : 12
サンキュー:

0

甲鉄城のカバネリ 総集編 前編 集う光のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
甲鉄城のカバネリ 総集編 前編 集う光のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

くろゆき*が他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ