ようす さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
謎の真相と誰かの想いは、ひとりごとの中に留めておくだけ。
ラノベが原作の作品。
面白かったです。
キャラの良さもあって、かなり好きでした^^
2025年には2期の放送も決まっていて嬉しい♪
全24話です。
● ストーリー
花街で医師として働く養父を手伝う薬師の少女・猫猫(マオマオ)。
人さらいに捕まってしまい、
後宮の下女として働くことに。
後宮の皇子たちの衰弱事件を解決したことから
宦官・壬氏(じんし)の目に留まる。
薬師としての知識を重宝されながら、
後宮で起こる様々な事件の解決を手伝うことになる。
漫画版には“猫猫の後宮謎解き手帳”という副題がついているのも納得、
中華風な国家を舞台にしたミステリーです。
初めは後宮やら宦官やら、
中華風な用語や人名に苦戦しましたが、
ある程度用語を理解し、
この世界の文化に慣れてくると難しい世界観ではありません。
後宮で起こる謎や事件を、
猫猫が解決する。
大まかなストーリーを言えばそれだけですが、
一つの事件に絡む誰かの想いや、
徐々に明らかになる猫猫の出自や、
壬氏の秘密など、
人間ドラマも大きな見どころ。
猫猫と壬氏の関係からも目が離せない!
(ラブストーリーと言うには時間がかかりそうだけど…。笑)
● キャラクター
良いものも悪いものも、
とにかくドラマが絶えない後宮。
後宮で交錯する思惑、
そこには過去の出来事も絡んでいて。
事件として顔を出し、
猫猫が解いたときにほどかれる糸が心地良い。
猫猫は薬や毒のことにしか興味がなく、
それらのことには目を輝かせ、
それ以外のことにはそこまで熱がない。
基本的にはさっぱりした性格。
美しすぎる壬氏様にもまったくなびかないどころか、すっぱりw
猫猫のキャラも好きだったし、
さらに演じる悠木碧さんがまたはまり役で…
聞いていて心地よかったです。
壬氏様はイケメンすぎて、
それだけで人生勝ち組なオーラ満載w
猫猫に興味を持ち、
徐々に執着して独り占めしたくなって、
でも全然なつかない猫猫にやきもきして…
振り回されるところは可愛く、
でもちゃんと男らしくもあったり、
最初はただのイケメンか…と思ってたけど、
まるでヒロインのような振る舞いと、
ちょっと不器用な人間っぽさがあって、
終盤にはかなり好きになっていました。
猫猫ともいいコンビになってきていますね♪
他にも後宮の人たちや猫猫の育った花街の人たちなど、
いい人たちが多くて、どのキャラもよかったです。
● 音楽
【 前半OP「花になって」/ 緑黄色社会 】
【 後半OP「アンビバレント」/ Uru 】
前半OPは情熱的な曲調、
後半OPは静かなところから盛り上がっていく曲調。
同じ作品でもどの側面から切り取るかで、
表現する曲調は変わるもんだなーと感じました。
私は後半OPが一番好きでした。
穏やかな日常の映像とのマッチで、
この作品の良さがより引き出せていたように思います^^
【 前半ED「アイコトバ」/ アイナ・ジ・エンド 】
【 後半ED「愛は薬」/ wacci 】
どちらもちょっと切ない気持ちになる曲でした。
私は後半EDの方が好みでした。
挿入歌も多めでした。
挿入歌は下手すると場面の邪魔になってしまうので、
「また挿入歌か…」とドキドキもしましたが、
良曲だったのもあり、邪魔には思わなかったです。
3話の「想風」と24話の「想い咲く時」が好きでした。
● まとめ
この作品、好きでした。
毎話観るのを楽しみにしていました^^
さっぱりしているけど優しい猫猫のキャラが好きなのもそうだし、
猫猫にかまってほしい壬氏様がかわいいのもそうだし、
謎解きストーリーがおもしろいし、
ミステリアスな雰囲気に惹かれるし。
中華風な舞台も作風に合っていました。
2期も楽しみです♪