ひろたん さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
なに、この爽快感、すごく楽しい
とても面白かった。
この爽快感、たまらない。
アニメと言う実に自由度が高い表現をフルに使った手法はなかなか。
この表現は、サイエンスSARUだからこそ実現できたもの?
例えば、主人公のモモが嘆いたり、ぶつくさ廊下をふにゃふにゃ歩いたりするシーン。
絵としては、とても崩れた表現。
しかし、これは、実写でもダメ、絵を綺麗に描いてもダメな感じ。
やはり、この表現だからいい。この表現じゃなきゃだめ。この表現最高じゃん。
そんな表現のオンパレード、この作品は。
とにかく何も考えず、ただただ面白く観られる作品ってよいと思う。
すごくエンターテイメントって感じで、12話がすごく短く感じる。
ハリウッド映画が面白いのは、難しいこと考えずにただただ楽しく観られるから。
とても分かりやすいから世界で受け入れられる。
この作品もそんな感じがする。
その証拠に、Netflixの2024年下半期の全体ランキング中、日本作品でトップだとか。
また、非英語作品の週間ランキングでも2位に入ったとか。
この作品、元ネタは、日本のサブカルチャー。
もちろん、幽霊、妖怪は、言わずもがなで、UFOブームやオカルト本も。
ギャグもそのほとんどが昭和から平成にかけて流行ったものっぽい。
私も元ネタを全部知っているわけではないけど、
タライが頭に落ちてくるとか、古畑任三郎は、知ってる。
そんな和ギャグであっても海外でウケるのは、やっぱり作品として面白いんだと思う。
主人公二人の声優さんもすばらしい。
いろいろ早口でしゃべらせるオカルン役は、やっぱり花江夏樹さん。
緩急があるモモ役の若山詩音さんもとても良い。
特にアンニュイな感情からの熱血モードへのコントラストがある演技が面白い。
■まとめ
2期が楽しみ。
ってか、「ざけんじゃねぇぞ、いいところで終わってんじゃねーよ」って、
たぶんモモだったらこんな口調で言ったはず。
本当にこれからってところで終わってしまった。
これもマーケッティングなのかな。
Netflixの週間ランキングで2位になった際も、
実は、劇場で3話分を先行上映して話題作りをしていたとか。
この作品、3話観れば、その先も絶対観たくなるはず。
それが配信のランキングに反映されていたみたい。
そして、この1期の終わり方だったら絶対2期も観たくなるはず。
なかなか、商売上手だね。